プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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うーん。そこまで大した話じゃないけど
宣伝や告知、批評家は煽りすぎ!
B級映画にはよくある話だし、
結末も大したオチじゃない。
ただ、映像や音楽の質がケタハズレにA級です!おもしろ〜い!!!
こんなB級映画を、アカデミー賞が何たら言いながら見られるのは気持ちいいですね!
私は色々あって原語でテレビで見ました。
映画館じゃなくても良かったと思います(笑)
下天に相応しくない天使のお話
彼女のような正義の人は生きて行けない世の中なんだなと熟思いました。
傍観者のエゴイズムに満ちた、自分だけ安全な場所に身をおいて不正義を貫ける人間だけが生きられる世界が現世なんですね。
彼女の白衣はそんな下天には相応しくないということでしょう。
ノートの印と最後の記号の意味は?
前評判ほどのラストのインパクトは、個人的にはありませんでした。でも中弛みすることなく、見応えはありました!
主人公の数々のファッションもお洒落で、最後は椎名林檎を彷彿させるナーススタイルがふりきっていてカッコ良すぎ。
ところで、全体的にひと昔感があるのはどうしてでしょうね?スマホも登場するのに。
それと、ご存知の方がいたら教えてください。
まず、あのノートの赤と黒の棒状の印は、どういうことでしょうか?
それと、最後の記号の意味は?
最近のアカデミー賞は、オイラの好みとは違うようだ
アカデミー、作品、監督、脚本、主演女優賞ノミネートですか。
うーん。最近のアカデミー賞は、どーもオイラには、分からんわ。
評判も良いし、もっとワクワク、ハラハラ、そしてスカッとするような作品かと思ってたんですけどね。
全体的に派手さはなく静かに物語は進みます。
そしてラストを迎えますが、正直意味分かりませーん。
ニーナとキャシーは永遠
『シリアル・ママ』みたいにコミカルに仕立ててあるのかと思ったら、全然そうじゃなかった。たった一人で世界を相手にしているような孤独な戦いぶりで、その寂しさに共感したし、最後まで持てる全てで戦う冷静さと覚悟はめちゃくちゃかっこよかった。感動した。
キャシーが言った「正したい」という気持ちがすごくわかる。傷はいつか癒えるとか、止まない雨はないとか、だからあなたも前を向いて歩いていかなくちゃとか、それっぽいことはそれが響く人たちの間で言い合っていればよくて、押し付ける権利なんか誰にもない。悪いことをした人が相応の罰を受けて後悔してほしいと願うのは、別に異常なことじゃない。ニーナが忘れ去られる世界が普通なわけじゃない。キャシーが孤独に陥る世界なんか虚しいばっかり。
弁護士がぐずぐずになっているところで少しだけ救われたような気持ちになったし、ニーナのお母さんの言うことが本当に辛かった。
最初の方で、工事現場で働く男たちが、朝方に乱れた服装で歩くキャシーに向かって卑猥な言葉を投げつける。キャシーは何も言い返さずに、ただ真顔で男たちを見返す。それだけで男たちはうろたえ、怒りだして、今度はキャシーを必死に罵倒する。あれは印象的なシーンだった。女に真顔で見られたらそれだけで恐怖し動揺するなんて。そんな描写がうすら寒いと思えたらよかったのに。ありそうなことだ、リアルだ、と思ってしまった。
私は映画の登場人物の名前を覚えるのが苦手だけど、キャシーが一生懸命だから、ニーナのことはフルネームで覚えられた。ニーナ・フィッシャー。ニーナ・フィッシャー。素敵な人だったんだろうな。
ストーリー性など映画全体を楽しむ映画
アカデミー賞作品賞などにノミネートされているだけあり、純粋に楽しめる面白い映画でした。
予告編から内容を想像して期待して見ると、スリラー?オカルト?とかそちらを想像してしまい最初から何だと思いますが、ストーリーなどしっかり作られた映画で、じっくり見るべき映画でした。
女性の執念と怖さ
王様のブランチで、極上のサスペンス映画ということで、紹介されていたので、鑑賞予定の作品ではなかったが、鑑賞。主人公・キャシーが、亡き友の復讐の為に、孤軍奮闘し男達を手玉にしていく、女性としての執念と怖さを描いた作品で、なかなかよく練られた展開であった。
ストーリーは、大学の医学部時代の友達・ニーナが、パーティーの席で酔った勢いで、仲間の男達に輪姦されたのを苦に亡くなったのが始まり。その事件のトラウマを抱えるキャシーが、ニーナの死を巡り、彼女を死に追い込んだ医学部の仲間を、一人一人炙り出して、追い詰め、制裁を加えていくお話。
決して、血しぶき飛び散るような凄惨な復讐劇ではなく、ジワジワと首の根を締め付けるように、精神的に追い込んでいく手法に、却って男達は、追い詰められる息苦しさや恐怖の心理を、見事に描いている。
また、恋人のライアンによって、少しずつそのトラウマから解放されていたキャシーが、一人の女性として生気を取り戻していくものの、最後に待ち受けている結末は、あまりに悲劇的。しかし、その執念に、スカッとするのも事実。
監督が女性のエメラルド・フェネルで、あの『ハーレイ・クィン』を演じたマーゴット・ロビーが製作に携わっているだけあり、鋭い女性目線のタッチが際立っていた。主演のキャリー・マガリンが、歳相応の素の可愛らしい女性と狂気に満ちた復讐鬼としての表情を持ち合わせた両面性を、巧みに使い分けている演出も納得する。特に、最後のキャシーのメイクや衣装は、ハーレイ・クインか…、椎名林檎か…みたいな感じの、強いインパクトを植え付けた。
いずれにせよ、期待以上のサスペンス作品だった。
面白かったよ!
キャリーマリガンが、素晴らしい。
色気と年増が交差している。明日を約束された
若い女性の夢を破った奴ら。将来ある身は男性だけ?
告発の行方やハードキャンディを思い出した。
ラストは、男性自身を切るのか?ってキュとなりました。しかし、驚きました。
パリスヒルトンの歌を歌うライアンが彼もって!
バーシィセントメリーの歌うサークルゲームみたいな歌が寂しく感じた。
タイトルの意味は徐々に明らかに
なんの予備知識もなく見て、まずポスターの熟女?がキャリー・マリガンだった事に驚き!
すげー老けたなあ…なんでタイトル「ヤング・ウーマン」???とナゾだらけで物語スタート。
だんだん、将来有望な若い女ってのは、若くして死んだ大親友ニーナのことだとわかって来て、
泥酔したフリして夜な夜なやっていた珍妙な事の意味もハッキリして来る。
(でも手帳にメモしてる人数の赤字と黒字は、どっちがどういう意味なのか説明なし)
そして計算されつくしたラストなのだけど…。
本当にニーナことを考えた時に、カサンドラのしてたことは彼女の為になっているのか?
現実逃避ではないのか?
ニーナのお母さんにも「もう前に進んで」的な事言われ諭されてたカサンドラちゃん。
憎む事でいつまでもあいつに縛られないで
って中島みゆきも歌ってたよ。
節度のある復讐鬼
内容知らず観に行ったのでホラーなのかサイコサスペンスなのか?と思いながら観ていたらえらい理性的な復讐をするなあと。それが終盤の展開に影響してくると思いました。そこまで結構計算していたのに最後そういう感じか・・・とスッキリするようなしないようなラストでした。
無関心こそが最大の敵
良くも悪くもビジュアル的にも脚本的にも強烈な印象を残す113分。
主人公が金髪女子、パステルカラーのコーヒー店で勤務とか言うと、めっちゃガーリーな映画を連想しがちですが、その実は元医大生の隠れインテリで、バールを持って行きずりのお兄ちゃんの車を殴ったりします。最近はこういうのをKawaiiって言うんですかね(遠い目)。
詳細はネタバレになるので伏せますが、
主人公が中盤で言っていた“自分の愛する人だったらショックを受けるはず(←うろ覚えなのでニュアンスです)”という言葉になるほどなあ、と思いました。
相手を思いやること、関心を持つこと、愛情を持つこと。
周り全員がそれが出来ていれば『彼女』もこの主人公も、もっと幸せな人生を歩めたはず。
一見して性犯罪についてフォーカスしたような映画に見えますが、
もっと根本のところで問題提起を投げかけているような映画に思えてなりませんでした。
ところで、主人公役のキャリー・マリガン氏はバズ・ラーマン版のギャツビーや『17歳の肖像』にも出演されていますが、
本当にメイクや髪色によっても印象が180度変わる、凄い俳優さんです。
一部で『奇妙な人選』という言葉が出たようですが、彼女でなければこの映画はここまで完成されなかったと思います。
調子にのってやらかしたことのあるハイソなバカ野郎に突きつける乾坤一擲になればいいのにね
映画の観客は私を含めてやや年配のかたが大部分。衝撃的だった「わたしを離さないで」のキャリー・マリガン主演のこの映画。7割は女性だった。私を含めてナース服のコスチュームに釣られたであろうバカ男が3割弱。胸のスカッとする復讐劇に期待した女性とエロシーンの期待に肩透かしされた男どもがうなだれてシアターの階段を降りる様はマーゴット・ロビーとキャリー・マリガンが見たら、すごく胸がスカッとしたかも。彼女らの狙った肉を切らせて骨を切るエンディングにやられた観客の敗北感が半端ない。
医者というハイソな特権階級のバカ騒ぎが起こした不幸な事件に自分の人生の舵を大きく切ることになった女性の胸のうちを饒舌なセリフで表現することを敢えて避けた名作だ。毅然としてああいう輩と与(くみ)することに永遠の決別をした主人公。自堕落と見せかけて、同類の輩をオトリ捜査のように網を張っていたのでは。そこへ偶然現れたかつての同級生。彼には悪いが思う存分利用させてもらった。男のバカな下心丸出しのセリフのオンパレード。恥ずかしくなったあなた。あなたにとって、このこの映画はまさに懺悔室。そんなあなたには神様はお許しを下さいます。しかし、あいつらのような輩には神様も太刀打ちできません。そんな現実を浮き彫りにした映画です。慶○大学のアメフト部、早○田のスーパーフリー、私立医大の研修医のゴーカン事件を思い出しました。あいつらは責任とらずに今もぬくぬく暮らしていますよ。そんな現実を考え合わせてしまうと、さらに暗澹たる気分にさせる今作。
「わたしを離さないで」が、「わたしを放して」になってしまったマリガン様の憤死に憤慨して、今夜は寝れねーよ!
しかも、あんな田舎で薪を組んで燃やされて。あれじゃ、日本の昔の戦争映画の一場面だよ。ホタルの墓だよ。スマホ時代の現代でも医者って原始的で怖い。恭(うやうや)しい猫なで声の医者には気を付けましょう。
ジェンダーバイアスがどうのとか関係ない。レイプは傍観者も含め犯罪だろ!の痛快復讐譚。
この映画はなんだか有料パンフレット見ても「ジェンダー・・・」がどうだこうだ、こ難しいこと書いてあって、私的によろしくない。アカデミー脚本賞だかも「ジェンダー・・」がどうこうは関係ねーような気がした。
簡単に言うと親友の同じ医学部同級生が性的暴行を受け、結果的に亡くなったことに対する復讐譚。主犯が今の世をのうのうとエリートとして生きているのが、最後の最後に最悪の裁きが下されるのはいいキミであり、溜飲が下がる。どんでん返しもあり面白い。
まあ傍観者も同罪なのも当然。自分がその立場に立てよと言いたくなる。まぁ酒場で女性お持ち帰りはアメリカ人の伝統だから仕方ない。キャリー・マリガンが「若くはない、ただおばさんでもない」友人の復讐に密かに燃える主人公を好演。
ただ、医学部は普通、中退しないよ。ここは現実には絶対にありえない描写。別にライセンス取ってからも、復讐はできるじゃないか??所詮医者なんて・・・「手術できる」医者除いて、適当に処方箋書いて、汗を全くかかないで、あとは看護師、介護福祉士に任せて、ふんぞり帰っていればいい、完全文系職のこの世で一番楽でズルなお気楽稼業だから。・・・ただしこき使われる研修医と小児科医は除くけどね。
刮目せよ
人が犯した罪を「i was just kids」だけで赦せるのか?いや、赦せない。そういったストーリー。
ラストは胸がスカッとするわけではなく、ただ戦慄が残るのみ。
キャリー・マリガンや監督のエメラルドフェネル、制作のマーゴット・ロビー、現在のコーヒーショップの同僚まで、あらゆる女性が主役。女性が当たり前のように蔑まれ、虐げられ、揶揄される事への真っ向からの反旗。
男が発する「俺は悪い人間じゃない」というセリフ、果たして自分はなんの憂いも後ろめたさもなくそのセリフを吐けるだろうか。
他人事で済ませられる幸せ
無関心な人はいても無関係な人はいない物語。
たまたま主人公やその友人のような岐路に立たされず、タイトルの通り「将来を約束された有望な女性」のままで生きていける人もいるのでしょう。
最初に使わせてもらった文言と共に今少女漫画の括りで衝撃を与えている『さよならミニスカート』と同じく、とてつもないパワーと怒りと悲しみが込められています。
ポップなカタルシスを得られる娯楽作品を求めて観にきた人にこそ、こういった結末になった意味を考えてほしいのだろうな、と感じました。
いつか「こんな酷い時代もあったんだね」という言葉と共に鑑賞されるようになることを願って。
胸が張り裂けそうになりました。。。
胸が苦しくなり、胸が張り裂けそうになりました。
前途有望な人間の人生を奪った男への復讐劇。
男の私がどう贔屓目に見ても、こんな男たちは復讐されて当然に思う。
自分の行いが人にどのように影響を与えるのか
ひとつひとつの行いには責任が伴います。
ストーリー途中では安らかな気持ちになる場面も見られたけど
ラストに向かって、胸が苦しく、胸が張り裂けそうになりました。
アカデミー脚本賞を受賞した見事な脚本で
113分間ずっとスクリーンの中でキャシーとともに行動していました。
キャリー・マリガンの演技にも大きな拍手を贈りたいです。
痛烈な男への警告でした😭
女性の人権を軽く見ている男には、
とても耳の痛い、
とてもとても辛い映画だった。
でも、男として役に立たなくお爺さんには、
当然の話でよく出来た映画だ。
これって日本でもK大学やD大学で、
あったこととして身近にあることとして、
これからのマナーとして知っていた方が良い。
つまり、必ず合意を受けるという事。
そのために、
酒と女と悪い友達の三つが揃うと、
最悪、碌なことはない。
小悪魔が来て、
悪い常識を覚えてしまう。
好きな彼女の将来の人生を、
狂わすこと、トラウマを付けてしまうこと。
そんなリスクを引き換えることを思いながら、
勇気を出して誠実に頑張りたまえ。
冷静に判断できるのは、
コロナウイルス対策と同じで、
酒は自宅で一人ビール一本🍺にすることだ。
若者よ、お幸運を祈りますよ。
とても悲しくてとても痛快ででもやり切れなさも残るエンディング
ただ深刻なだけだったり、ただ残酷なだけだったりしない
コメディータッチで描かれるから、楽しく観ていられるような感じすらあるし、
男たちへの報復は、ちょっと爽快さすらある
それがひとりの男性との出会いで大きく変わり、
キャシーが過去からようやく今に戻ってくるような気もした
誰かを憎み続けるのは、とてもつらいはずで、そのつらさの中にずっといたキャシー
ようやく歩き出したように見えた瞬間、ひとつの動画の登場で全てが台無しになる
その後の展開に、正直、最初はこんなんじゃ救われないと思ったし、何かあるはずとずっと思っていた
それが、そういうことかってわかった瞬間、命を懸けた復讐劇のラストに、ざまあみろって気持ちになりながらも、なんて悲しい選択、なんて悲しい生き方、これしかなかったのかと、いろんな気持ちが渦巻いた
動画が音声だけで、最後まで中身は映されなかった
キャシーの男性たちへの復讐も、数が増えていくだけで、そんなに多くは流さない
残酷なシーンで観る側を引き込むのではなく、キャシーの生き方で引き込まれた
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