劇場公開日 2021年7月16日

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プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価

全367件中、221~240件目を表示

5.070‘sに百花繚乱だった復讐映画の系譜に極めて現代的で辛辣な風刺を重ねるずっしりと重いトラジコメディ

2021年7月27日
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鑑賞方法:映画館

昼はカフェで働くキャシーは夜な夜なバーに出かけては泥酔しているふりをして近寄ってきた男達の誘いに乗っかってここぞという瞬間に制裁を加えることを繰り返していた。彼女は元医大生だったが親友のニーナが同級生にレイプされ起訴したものの相手にされず絶望の末に自殺してしまったことで心が折れてしまい退学したという過去を持っており、彼女の制裁は彼女なりのリベンジであった。そんな折カフェを訪れたのがかつての同級生で小児科医のライアン。最初はつれなく接するキャシーだったが爽やかで実直なライアンに少しずつ惹かれてデートを重ねるようになったものの、バーでお持ち帰りされそうになっているところを
たまたまバーにやってきたライアンに目撃されてしまい・・・。

というようなプロットだけ見ると『狼よさらば』の影響を色濃く感じますが、笑えないトラジコメディという意味で大昔に日曜洋画劇場で観た『二つの顔を持つ女/整形美女の復讐』にものすごく似ています。そんな70年代前半に百花繚乱だった復讐映画の系譜をなぞりながら辿り着くテーマは極めて現代的で辛辣なもの。“将来を約束された若い女性”に襲いかかる災厄に加担する者達一人一人と対峙し敢然と戦いを挑むキャシーの怒りの矛先は同性に対しても向けられる。すなわち彼女が戦いを挑んでいるのは現代社会そのものであり、その復讐行脚には終わりがない。ライアンとの出会いで頑なだった心を少しずつほぐしていくキャシーが復讐を続けるか新しい人生を始めるかで悩んでいるところに知らされる真相が章立てで展開する復讐譚のカウントダウンに僅かな異変をもたらし、その後の展開に思わず目を剥きますが、カウントダウンがまたカタンと音を立てた後盛大に始まる狂宴には壮絶なカタルシスが詰まっています。オスカー5部門ノミネートも納得のパワフルな作品、今まで甘い汁をどこかで吸ったことを忘れてノホホンと生きている怠惰なオッサンの顔面に平手打ちを食らわす作品です。

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よね

4.0NINA

2021年7月26日
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あにき

4.5キャリー・マリガンが魅力的

2021年7月26日
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興奮

先の展開が読めずに、最後まで楽しく観れました。
ジャンルとしては復讐劇なのですが、ふつうの復讐劇とはちょっと違います(観てのお楽しみ)。アクションもいっさいありませんが、罪の意識の薄い加害者や傍観者への復讐劇はけっこう痛快でした。
しかし、ラストは主人公の目的は果たせたとはいえハッピーエンドとはいえないかな?
キャリー・マリガンの好演もみどころです。

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光陽

4.0探し物はなんですか…

2021年7月26日
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悲しい

怖い

その選んだ道に、
納得はできたのだろうか…

彼女は、
どうすれば幸せになれたのだろうか…

アート的であり、毒々しくもあり、
また、彼女の部屋の狂った感じが、
映像的に攻めてくる。

途中でみせる
彼女の笑顔が、探してたものだったら…

色々と考えさせられました。

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レトログレイド 373

3.5疵痕

2021年7月26日
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U-3153

4.0脚本賞も納得のストーリー

2021年7月26日
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キャシー(キャリー・マリガン)は【明るい未来が約束された若い女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)】だと誰もが信じて疑わなかった。ある不可解な事件によって不意にその有望な前途を奪われるまでは。平凡な生活を送っているかに見えるキャシーだったが、実はとてつもなく頭がキレて、クレバーで、皆の知らない“もうひとつの顔”を持っていた。夜ごと出掛ける彼女の謎の行動の、その裏には果たして一体何が…、というストーリー。

男性目線からすると全編を通して、不安を掻き立てられるような不穏な雰囲気が漂い続ける。作中に行われているようなことをしていなくても黙認してないか、スルーしたりしてないかなどと色々考えてしまう。ストーリーについては隙がなく、登場人物の全ての行動、感情の動きに理由がありドロドロした感情を描いても鑑賞後はすっきりと納得できる。
復讐劇がメインではあるが、しっかりとテーマもあり、全ての大学1年生に見てほしいと思えるような作品。

ただ、展開自体はある程度読めてしまう部分はあるのが少しだけ残念。残り30分あってみんな笑顔で終わるわけない、むしろここから突き落とすなら…など時間を見ると大体の流れが予測できてしまうので、どんでん返しを最後にしてもらえたならさらに評価が上がったと思います。

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waisigh

4.0キャリー・マリガン目当て

2021年7月25日
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で 見に行ったら ガツンと衝撃を受けた
彼女の演技の素晴らしさに 重ねるような物語
見過ごされて捨てられていく 日常に 隠される復讐劇
若さの過ちでは済まされないのよ

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sunaf

4.0本格サスペンス映画

2021年7月25日
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ドキドキの映画だよ。
1人で見たほうが良いかもしれない?

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ayaka960611

4.0執着するあまりに前へすすめない人間の性

2021年7月25日
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女性の執念を描く。少し切ない物語。執念に根差した復讐心に執着するあまりに前にすすめず、精神的に病んでいるようにもみえる。サイコサスペンス。医学部中退、現在カフェの店員。実家暮らしの30歳の女性。
大学時代の親友が、同級生らの性暴力に巻き込まれて亡くなったことから病んでいった過去を背負っているような伏線。
人の記憶の強度の違い。いじめた側は覚えていないが、いじめられた側はいつまでもトラウマのように覚えている。この理不尽さも織り交ぜながら、復讐劇を描く。
途中、元同級生とのほっこりするような恋があって、快方に向かっていくのかと思いきや、ラストに向かって、裏切っていく。
執着するあまりに前にすすめない、だけどもこれも一人の人間の性。最後はすこし切なくなる。

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菜野 灯

4.0すれ違う価値観

2021年7月25日
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哲也

4.0脚本も色彩も、そして選曲も良し!

2021年7月25日
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練りに練られた脚本だけに終わった後、見た人とあれこれ考察したくなるほど後バレの展開が素晴らしい!
ピンクと青の色彩も美術衣装ともに◎
あとパリスヒルトンはもちろんスパイスガールズやブリトニーの曲が細かく散りばめられているところも非常に楽しめました

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ひらっち〜

4.0自問自答の末に出した回答に突き進む女性の物語

2021年7月25日
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ムービー好き

4.0私は後味良くなかった

2021年7月25日
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笑える

悲しい

むちゃくちゃ面白かったです。テーマは重たいデートレイプだが、アホな男どもに制裁していく必殺仕事人のような内容は痛快でした。しかし最後はやっぱり辛かった。キャシーには幸せになって欲しかった。男は擁護され、女性が軽視される世の中。このテーマの映画はずっと続けて公演されているが世の中良くはならない。偉い人は偉い人で居続けたいのだ。私も含めてねー。

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むーらん

3.5男女で感じ方違いそう

2021年7月24日
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笑える

怖い

興奮

自分の「信念」に基づき狂気的な「制裁」を加えていく女の話。主人公が同い年なのでより距離感近めで観たかも。キャリー・マリガンは華麗なるギャツビーで観た以来か?魅惑的でチャーミングだったけど気持ち老けが気になってしまった。
そこまでやらなくてもなぁ。

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みな

4.0お尻の力の入れ具合で例えると

2021年7月24日
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ぎゅっとするでもなく、緩めるでもなく、その中間で維持が難しい状態が続く感じ
途中瞬間的に緩急あって、また不安定に
会話は気の利いたというか少々お下劣というかストーリーに直接関係ないところでも楽しめた
解や行動が描かれず想像で埋めるところが多いが、いわゆるこういうものが作品として高級なのかもしれないが、好みとしてはもう少し振り切って欲しかった
韓国でリメイクされたら面白いかも

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sakurasakura

3.5タイミングで得してる。

2021年7月24日
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女性同士の友情(?)による復讐譚である。
ストーリーは復讐物の王道であるが
mee tooのタイミングだったから色々ノミネートされ大変効果があった。

スカッとした方も居るかもしれないが、私はなんとも悲しかった。
友情だけでそこまでやるか、という彼女のほぼサイコな復讐への執着はなんだろう?それがそもそも男女の認識のズレなのかなぁ、とか、、、もしあのパーティーに自分も参加してたらどうしてただろう、、止める事が出来ただろうか、、、とか、、、日本でも有名大学で似たような事件があった事を思い出した。

製作陣の狙い通り重くなり過ぎず、カラフルに、男性に猛省を促す作品。

映画館を出た男性は皆んな申し訳なさそうに見えた。

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masayasama

3.5男には肩身の狭い映画

2021年7月24日
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Oyster Boy

4.0サイコパスシップにのっとり正々堂々と復讐

2021年7月24日
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笑える

悲しい

怖い

こんな不条理は認めない、絶対許さない、必ずや友の仇を討つ!のが生きる原動力はサイコパスの領域に昇華して儚く切なく美しい一世一代の大勝負に討って出る復讐劇の脚本、演出、衣装、出演をたった1人で…

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ケセラッセーラ

2.0イマイチ期待ハズレ

2021年7月24日
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主役の女もそれなりのトンでもないアバズレで自業自得みたいな終盤ラストも後味が悪いむしろ殺されても仕方ない感じてどちらが被害者なのかなって不快感も!

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ゆたぼー

4.0脚本賞は伊達じゃない

2021年7月23日
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どこに向かっているのか、判然としないだけにドキドキするし、面白い。
最終章の展開も「えぇ〜っ」となるが、それが彼女の意図したものなのかどうかも考え込んでしまう…
アカデミー脚本賞は伊達じゃない…

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ぱんちょ
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