プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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えぇーーーーー!
とにかく、この映画に関しては、ご自身の目で、ご覧になってみて下さい。
あれこれ言うのは簡単だが、この映画に関しては、自分の意見を持つことも大切な映画、例のラストも…
考えさせられるシーンもある、なので、……、とにかく、見ましょう!
ほんとに傑作なんですよ、!
今まで、こんな感じの題材でこんな見やすい映画はない…
傑作だわ!
現実版スーサイドスクワット
話は先が読めるのに全然飽きないし面白い。
音楽の使い方は秀逸だし
主演どハマりですね。
OCのセスが初めに出てきた時はクスッとなりました。
下手なアクションより気持ち的にアクションですよね。
オススメできる映画です。
とてもよかった
女性に対しての性被害がテーマであるため、見ていて心が痛い。若い時にそんな経験がなくて本当によかったと胸をなでおろすのだけど、つい羽目を外して一線を越えてしまうことは容易に想像がつくので恐ろしい。復讐ぶりが徹底的でハラハラする。もし罪を犯してしまった場合どうやって償ったらいいのか全く想像がつかない。
涙止まらん
キャリーマリガンが可愛いくてたまらない。
この役にピッタリだったな。
数々の衣装も見ていて楽しかった。
ただ、何の情報も入れずに見に行ったので、まさかの涙が止まらない状況に陥りました^^;
謎が解けていく過程が進むほどに、胸が痛くて苦しかったな。
キャシーが子犬のような、か弱い女の子に見えたところが、キャリーマリガンの素晴らしい演技力なんだと改めて今思ってます。
女性監督というのもうなずけます。
重い題材をこんなにポップにキュートに痛快に、そしてガツンと制裁するあたり、映画をめちゃくちゃ楽しめた。
そしてちゃんと問題提議もされている。
音楽もよかったし、効果音の重い響き方とか、精神的に追い詰められますね。
音の使い方がとてもうまいなあと思いました!
そして私の心を何度も上げたりどん底に落としたりと、やられました!
誰もキャシーを助けてあげること出来なかったんだね色んな意味で…。
みんな保身に走るし、心から悔いた人がいないのも人間の恐ろしいところだなと思いました。
あの弁護士だけだね、心から悔いた人。
まともにこの映画を見れない人いるんじゃない?
心から悔いてください…
とにかく観れてよかった!
サイコ女
復讐ストーリー
終始音楽が怖さを引き立てている
音歪んでるし笑
色使いが綺麗✨おしゃれ✨
主人公の心情を表している
一瞬happyな展開になっていくところがあるが、まさかここで終わるわけないなぁと思っていたら、案の定笑
ここで終わりか?
と思うと最後まで展開が!
監督が女性なのも納得
頭の良い人の復讐は凄い
複層的な製作が素晴らしい
酔った(酔わせた)女性のレイプ犯罪は
今でも起こっている
憂慮すべき事象であり
身も心も傷ついた女性は
この悪夢に長年苦しめられる
身近な人が被害者になったキャッシーにとって
加害者たちの復讐は
例え何が起こっても
止めることはなかったでしょう
現にライアンとの束の間の恋愛であっても
過去の事実が明らかになった途端に
彼女は捨て去った
以前の製作だったら
性的な描写(レイプシーン)などを折り込み
観感的に共感を演出していく手法だったと思う
しかし2020年代に
そのやり方は相応しくない
描写がなくても十分に伝わる方法は
たしかにあった
短編を混ぜたような物語の運びも素晴らしかった
途中の恋愛劇も素晴らしかった
復讐のやり方も素晴らしかった
ラストで命をかけてまで
アルのタマを取りに向かった作りも素晴らしかった
彼女がもし生きて
この復讐劇を終えることができたら
全てを終えたあと
彼女には何が残っただろう
彼女はリセットした人生を送ることができただろうか
そんなことを思いながら家路に着きました
70‘sに百花繚乱だった復讐映画の系譜に極めて現代的で辛辣な風刺を重ねるずっしりと重いトラジコメディ
昼はカフェで働くキャシーは夜な夜なバーに出かけては泥酔しているふりをして近寄ってきた男達の誘いに乗っかってここぞという瞬間に制裁を加えることを繰り返していた。彼女は元医大生だったが親友のニーナが同級生にレイプされ起訴したものの相手にされず絶望の末に自殺してしまったことで心が折れてしまい退学したという過去を持っており、彼女の制裁は彼女なりのリベンジであった。そんな折カフェを訪れたのがかつての同級生で小児科医のライアン。最初はつれなく接するキャシーだったが爽やかで実直なライアンに少しずつ惹かれてデートを重ねるようになったものの、バーでお持ち帰りされそうになっているところを
たまたまバーにやってきたライアンに目撃されてしまい・・・。
というようなプロットだけ見ると『狼よさらば』の影響を色濃く感じますが、笑えないトラジコメディという意味で大昔に日曜洋画劇場で観た『二つの顔を持つ女/整形美女の復讐』にものすごく似ています。そんな70年代前半に百花繚乱だった復讐映画の系譜をなぞりながら辿り着くテーマは極めて現代的で辛辣なもの。“将来を約束された若い女性”に襲いかかる災厄に加担する者達一人一人と対峙し敢然と戦いを挑むキャシーの怒りの矛先は同性に対しても向けられる。すなわち彼女が戦いを挑んでいるのは現代社会そのものであり、その復讐行脚には終わりがない。ライアンとの出会いで頑なだった心を少しずつほぐしていくキャシーが復讐を続けるか新しい人生を始めるかで悩んでいるところに知らされる真相が章立てで展開する復讐譚のカウントダウンに僅かな異変をもたらし、その後の展開に思わず目を剥きますが、カウントダウンがまたカタンと音を立てた後盛大に始まる狂宴には壮絶なカタルシスが詰まっています。オスカー5部門ノミネートも納得のパワフルな作品、今まで甘い汁をどこかで吸ったことを忘れてノホホンと生きている怠惰なオッサンの顔面に平手打ちを食らわす作品です。
NINA
予告をみて、すげーサイコパスな感じなのかなーって思ってたけど、案外そこまでサイコパス感がなかったなー。。。。。。と思えば、最後はとんでもなかった。
途中こんなハッピーエンドで終わる映画を男1人でみにきたのが恥ずかしいとさえ思ったが、話はそこで終わりではなかった。。やるぜキャシー
前半の仕返し部分はもうちょいサイコパス感ほしかったなー。そこだけが物足りなかった
女の人って、化粧ひとつで色んなキャラに化けるのって改めてすごいな
キャリー・マリガンが魅力的
先の展開が読めずに、最後まで楽しく観れました。
ジャンルとしては復讐劇なのですが、ふつうの復讐劇とはちょっと違います(観てのお楽しみ)。アクションもいっさいありませんが、罪の意識の薄い加害者や傍観者への復讐劇はけっこう痛快でした。
しかし、ラストは主人公の目的は果たせたとはいえハッピーエンドとはいえないかな?
キャリー・マリガンの好演もみどころです。
探し物はなんですか…
その選んだ道に、
納得はできたのだろうか…
彼女は、
どうすれば幸せになれたのだろうか…
アート的であり、毒々しくもあり、
また、彼女の部屋の狂った感じが、
映像的に攻めてくる。
途中でみせる
彼女の笑顔が、探してたものだったら…
色々と考えさせられました。
疵痕
復讐の話ではあったが、それだけではない。
被害者からの目線というか…崩された側が詳細に描かれていた様に思う。
脚本も巧妙で、彼女が夜な夜なBARに出没する動機をダイレクトには描かない。いや、描けないとでもいおうか、凄くパーソナルな動機で共感を期待しないとでも言うような作り方だった。
彼女なりの細やかな復讐でもあったのだろう。
当時者達というよりは、同類の男達に。
おそらく彼女の親友は同意なきSEXを強要されたのであろう。そこからその親友の人生は崩れだした。
その加害者達は、なに不自由のない人生を送り、幸せを謳歌している。
親友の屍の上で、優雅にダンスを踊っているように彼女には思えたのかもしれない。
「忘却が最大の武器」と説いたのは誰だったろうか?
この状況には当てはまらないのかも知れないし、そんな言い方でも無かったのかもしれない。
彼女には、それが出来なかった。
親友の両親さえ立ち直ってる所をみると、彼女は彼女で精神的な歪みを抱えているのかもしない。
脚本が上手いなぁと思うのは、彼女は一旦立ち直りかける。恋愛が彼女を未来へと後押ししてくれるのだ。
だけど、彼女の復讐は始まっていて、そんな彼女も過去の自分から逃れられはしなかった。
彼の過去を垣間見た彼女の衝撃はどれほどのものだったろうか?
まさか、親友を辱めた側の人間だったなんて。
その事実を持ち込んできたのは彼女が最初に的にかけた友人だった。
この時点で彼女の精神は崩壊したのかもしれない。
復讐に赴く彼女には、亡き親友への懺悔もあったのかもしれない。ひと時でも貴方を忘れようとした自分が許せなかったのかもしれない。
彼女の死から始まる真の復讐劇。
今の足場が明確に音を立てて瓦解していく恐怖と不安を、スマホの画面は的確に表現してた。
裁かれずとも、自分の記憶だけは欺けない。
そして、その罪の記憶は埋没したとしても、風化するものではないのだ。
なかなかに噛み応えのある脚本だった。
若干、説明不足な節もあり…ディレクターズカットが出るようならば観てみたい。
脚本賞も納得のストーリー
キャシー(キャリー・マリガン)は【明るい未来が約束された若い女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)】だと誰もが信じて疑わなかった。ある不可解な事件によって不意にその有望な前途を奪われるまでは。平凡な生活を送っているかに見えるキャシーだったが、実はとてつもなく頭がキレて、クレバーで、皆の知らない“もうひとつの顔”を持っていた。夜ごと出掛ける彼女の謎の行動の、その裏には果たして一体何が…、というストーリー。
男性目線からすると全編を通して、不安を掻き立てられるような不穏な雰囲気が漂い続ける。作中に行われているようなことをしていなくても黙認してないか、スルーしたりしてないかなどと色々考えてしまう。ストーリーについては隙がなく、登場人物の全ての行動、感情の動きに理由がありドロドロした感情を描いても鑑賞後はすっきりと納得できる。
復讐劇がメインではあるが、しっかりとテーマもあり、全ての大学1年生に見てほしいと思えるような作品。
ただ、展開自体はある程度読めてしまう部分はあるのが少しだけ残念。残り30分あってみんな笑顔で終わるわけない、むしろここから突き落とすなら…など時間を見ると大体の流れが予測できてしまうので、どんでん返しを最後にしてもらえたならさらに評価が上がったと思います。
執着するあまりに前へすすめない人間の性
女性の執念を描く。少し切ない物語。執念に根差した復讐心に執着するあまりに前にすすめず、精神的に病んでいるようにもみえる。サイコサスペンス。医学部中退、現在カフェの店員。実家暮らしの30歳の女性。
大学時代の親友が、同級生らの性暴力に巻き込まれて亡くなったことから病んでいった過去を背負っているような伏線。
人の記憶の強度の違い。いじめた側は覚えていないが、いじめられた側はいつまでもトラウマのように覚えている。この理不尽さも織り交ぜながら、復讐劇を描く。
途中、元同級生とのほっこりするような恋があって、快方に向かっていくのかと思いきや、ラストに向かって、裏切っていく。
執着するあまりに前にすすめない、だけどもこれも一人の人間の性。最後はすこし切なくなる。
すれ違う価値観
大前提。この物語で罰せられる登場人物がした行為に弁解の余地は全くない。
その上で…
罪は罰せられなければならない/罪は償わなければならない、なんとなくこの考え方の間には微妙な距離がある。欧米は必罰主義みたいなものが根底にあるような気がする。もちろん正しい。でも、東洋というか日本には、もう少し許容範囲がある。
主な登場人物たちは、考え方・価値観を共有することが出来ない。主人公、主人公の親、大学時代の教師・同級生、偶然出会った同級生の彼氏、死んだ親友の母親…
同一の価値観を共有することなど、もちろん現実社会でもないけれど、登場人物たちの価値観の違いは比較的大きい。
主人公は、従来の間違った価値観やそれに従って誤った行動をする人たちに対して、自分なりの異議申し立てをしている。それは暗い側面もある。
でも、大学時代の同級生の彼氏や死んだ親友の母親によって、従来の(それは間違っていない)価値観に依った平穏な幸福な生活を見つけた(ような気がした?)。
が、自分が復讐したつもりだった大学時代の同級生がもたらした情報によって、それは崩れ去り、また前の自分に戻ってしまう…。自分は正しいと思っていた「復讐」が、自分に(ある意味)禍いをもたらしてしまった。日本には「知らぬが仏」なんていう言葉もあるけど…^^;
でも主人公はそれで良かったのかな?真実を知り、自分の考えに従って行動できたのだから、本望なのかも知れない。
最後、元カレへのメールにLOVEのメッセージがあったのは、皮肉も感じたけど、ちょっとグッと来た。やっぱり好きだったんだろうな…。でも傍観者であった彼のことも、やはり許すことは出来なかった。
あの主人公を殺してしまった悪い奴。裁判になれば減刑されると思うなぁ。あんなやり方迫り方されたら、相当な恐怖を感じるだろうから…
価値観がすれ違う重層的なストーリーにして、面白いエンタテインメントだった。
脚本も色彩も、そして選曲も良し!
練りに練られた脚本だけに終わった後、見た人とあれこれ考察したくなるほど後バレの展開が素晴らしい!
ピンクと青の色彩も美術衣装ともに◎
あとパリスヒルトンはもちろんスパイスガールズやブリトニーの曲が細かく散りばめられているところも非常に楽しめました
自問自答の末に出した回答に突き進む女性の物語
主人公の復讐劇です。
彼女に起こった衝撃的な出来事より、自問自答の末に出した回答に突き進む女性の行動と葛藤を描いた作品です。
思いが重くのし掛かり、その行動共に突き動かされた人生に幸せという名の糸も短く切れてしまう。
この人生は幸せだったのか?それとも…ただ一つ信じた道を歩んだ彼女の人生が、安らかであれば良いのだが。
残された家族と唯一の友人は何を思うのだろう。
そしてこの復讐にニーナも賛同してくれるのだろうか。
悲しみの連鎖といえば、それまでなんだろうが悲しみの先に何か笑顔になれるものを見出すことが誰しも大事なんだろう。
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