プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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唾の入ったコーヒーが飲めるほど惚れてた・・・
友情と復讐の話
面白かったですね~
面白かったっって表現はしていいのか?
面白かったで済ませていい映画ではないですけれども…
アカデミー賞脚本賞を取るのも納得です。
酔いつぶれた女性をむさぼる男をビビらせるってだけでも痛快なのに、恋愛や過去の事件の復讐などが盛り込まれてて本当によくできた脚本だったと思います。
主演のキャリー・マリガン、ちょっと目元のシワが気になるけれど、それも加味して色っぽかったですね。
家にいる時のすっぴん感、バイトの時はなちゃらる感、男を釣るためのメイク、もはや一人三役~四役もこなしててほんとに凄い。
個人的には家族にも彼氏にも見せない復讐に生きる顔、学友、弁護士などの敵に対する顔(姿勢)が見とれてしまうくらいかっこよかった。
色っぽいとか女性を性的に見る表現をこの作品のレビューでするとなんだか複雑な気持ちになりますが、とても魅力的な女優さんでした。
彼氏役のボー・バーナムも絵にかいたような好青年で、この人なら信頼できるって思わせる説得力がありました。だからこその後半展開はあぁなんてことだ…ってなりましたよ。
いい男なんだけどな~、若気の至りではすまされないんだよな~。
見どころはやっぱり、主人公の七変化と痛快復讐ですね。
ナンパ男どもの狼狽する姿、学友、学園長、などを不安と恐怖に叩き落すシーンは胸がスッとします。
誰しも後ろめたい過去が一つや二つあると思いますが、こんな復讐が待ってると思うと恐ろしいですね。
この物語の軽妙さは癖になりそう、じれったいシーンが全然なくて物語にスッと入っていけましたし、ストーリーに興味がどんどん湧いてくるので上映時間があっという間でした。
はっきりいって胸糞物語ですけれども、因果応報、罪は清算されますので後味はすっきり。
過去から現代社会に脈々と続く男女格差や性犯罪、いろいろと問題提起しているしかなり社会派映画で見る人が見たら心にグサッと来る事でしょう。
心にグサッと来る人が生まれない社会にしなければなりませんね。
個人的にラスト付近の男の友情が見てて最高にムカつきました。
このゴミクズども、どこまっでいっても徹底的にクズだな!
これほどまでにクズだといっそ清々しいです、一ミリも同情できないし、地獄絵落ちろ感が半端じゃない。
ある意味で最高の仇でしたね。特に共犯の方!こいつのゲス顔、ほんとに腹立つわ~。
過去の行動は取り返しがつかないけれど、せめて後悔と反省はすべきですね、もちろん犯罪行為はNG。
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劇中セリフより
「ハサミを持ち歩いてる女もいるらしいよ」
酒は飲んでも飲まれるな!
お持ち帰りは同意の上で!
酒の力に頼っちゃだめですね。
ちょん切られないよう相手の意思は尊重しましょう(戒め)
東京オリンピック2020が開催している今だからこそ、日本人が見るべき傑作
回想やモノローグ(心の声)を用いないで現在進行形で描いているのに、主人公の過去に何があったのか、主人公の目的・モチベーションは何かが明確に分かる傑作。
回想やモノローグ(心の声)を多用する邦画はレベルの低さを恥じて欲しい。
そして、テーマがとても明確で、それでいて怖いぐらいタイムリー。
どうしても連想してしまうのは東京オリンピック2020開会式のゴタゴタだ。
小山田圭吾のいじめ問題、小林賢太郎の差別発言などなど。
20年以上前のことを今さら言っても……
叩いて埃の出ない人間などいない
これが当たり前になったらタレント・クリエイターは全員仕事を失う
と擁護する者も数多いた。
しかし、この映画を見たらそんなことは言えないと思う。
何十年前の言動だろうと加害者側が時効を訴えるのは間違いだ。
時効か時効じゃ無いかを決めるのは少なくとも被害者とその周辺だ。
明確に被害者に謝罪し、それで許されたなら表に出ればいいと思う。
謝罪しないで勝手に許されたと思うのは大間違い。
被害者に許されないのなら、地位や仕事を失っても当然の時代になったのだ。
少なくとも、この映画にアカデミー賞脚本賞を与えたアメリカはそのルールを適応している。
今後、日本は、邦画は変われるのか?
問われているのはクリエイターや業界の覚悟だ。
今のとこ個人的今年no.1映画!スカッとはさせない、そこが大事
ラストがとにかく素晴らしかった。
もしこの映画が最後キャシーが犠牲を払わずにアルに復讐を遂げてスカッ!で終わっていたら、ただのエンタメ映画になっていたでしょう。
そうせずに、キャシーがアルに殺されることで女は力で抵抗しようとしても男には敵わないという厳しい現実を表すところが非常にうまいなと感じた。
間口はある程度広くしないと本当に見てほしい人には届かず、
元々その分野(今回で言うとフェミニズム)に興味がある人しか見なくなってしまうと思うので、
こうやって適度にエンタメ化しつつ、大事なところはエンタメ化しないバランスが非常に良かった。
思っていた結末がことごとく外れ、いろんな意味で怖い
思っていた何パターンかの結末がことごとく外れ、また、いろんな意味で怖い映画でした。
男はいくつになってもバカで、罪を償うフリをしつつも、結局は更に罪を重ねる。
女は女で、自分さえ良ければ、人のことは見て見ぬフリをする。火の粉が自分に降りかかって初めて、行動に移す。
怖いけど、どちらも陥りがちな振舞いだけに、身につまされました。
PS:どうでも良いことですが、アメリカの郵便はそんなに正確には配達されないので、警察は結婚式丁度のタイミングで踏み込めないだろうなあと思いました(笑)。
また、医者の元恋人は、警察が聞きに来たところで、全てを打ち明けるべきだったのかな?とも思ったり、彼女の方は、それを許容したんだなあと思ったりもしました。
コーヒーショップで・・・by あべ静江
アメリカは日本よりもレイプ事件が多いのだろうな。しかし、思い出すのは日本での事件。私大医学部のグループによる事件が最も記憶に新しいけど、司法に委ねられてからの経緯を語られると、元TBS記者〇口氏のレイプ事件がこの作品の内容に当てはまる気がする。特に泥酔状態よりも薬物を使った手口。日本での隠された犯罪は政治家だったり権力者によって隠ぺい工作が謀られたりするけど、この映画では弁護士の印象操作によるものだということだった。
そんな中でもアルフレッド・モリーナ演ずる弁護士の描写がとても印象的で、罪悪感に苦しみ、キャリーに赦しを乞うところが秀逸。それに対するキャリーの言葉が彼女の本来の優しががにじみ出てくるところなのです。モリーナの代表作の一つになるかもしれない作品なのに、ノンクレジットとはこれいかに?
女性蔑視や性暴力への警鐘といったメッセージ。酒は強いと思ってる女性であってもクスリを混入されれば抵抗すらできない。尤も泥酔状態の女性をレイプする男なんて、男性目線で見てもゲスの中のゲス。傍観者でさえ罪の意識を考えなければゲスなのだろう。幼い頃からの親友ニーナの気持ちを思いやるキャシーもすごいぞ!
交差点で・・・英語でなんと言ってたか聞き逃してしまいました。停止線があったから優先道路じゃなさそうですが、『アオラレ』じゃないんだから、そこまで怒らなくても・・・と、なぜか『カサンドラ・クロス』を思い出したアホはわたくしでございます。
用意周到な復讐劇。双子を産んだばかりのマディソンと食事するとき、自分のグラスにはジンジャーエールを注ぐシーンが素晴らしい。そうやって今まで酔った振りしてたんですね!終盤でのバチェラーパーティへの潜入も、車のキーを敢えて持たずにフェンダー裏に隠すという死を意識してるんじゃないかと思わせる絶妙なワンシーン。持ったまま死ぬと、車も処分されちゃいますからね。学長の娘のエピソードも秀逸でした。
1~5章の章立てにもなっているのですが、4章の表記が「IIII」。え?皿?と思っていたら、5章では横に一本・・・見事だ。「正」の字を使う日本人にとっては思いつかない発想です。あと、赤い線はやっぱり暴力的なのかな・・・最初は血まみれだったし。それと、気にしすぎかもしれませんが、「有望な」という意味のpromisingですが、pro-missingとして「失踪前」と深読みしてしまいましたが、多分違うだろうなぁ・・・
えぇーーーーー!
現実版スーサイドスクワット
とてもよかった
女性に対しての性被害がテーマであるため、見ていて心が痛い。若い時にそんな経験がなくて本当によかったと胸をなでおろすのだけど、つい羽目を外して一線を越えてしまうことは容易に想像がつくので恐ろしい。復讐ぶりが徹底的でハラハラする。もし罪を犯してしまった場合どうやって償ったらいいのか全く想像がつかない。
涙止まらん
キャリーマリガンが可愛いくてたまらない。
この役にピッタリだったな。
数々の衣装も見ていて楽しかった。
ただ、何の情報も入れずに見に行ったので、まさかの涙が止まらない状況に陥りました^^;
謎が解けていく過程が進むほどに、胸が痛くて苦しかったな。
キャシーが子犬のような、か弱い女の子に見えたところが、キャリーマリガンの素晴らしい演技力なんだと改めて今思ってます。
女性監督というのもうなずけます。
重い題材をこんなにポップにキュートに痛快に、そしてガツンと制裁するあたり、映画をめちゃくちゃ楽しめた。
そしてちゃんと問題提議もされている。
音楽もよかったし、効果音の重い響き方とか、精神的に追い詰められますね。
音の使い方がとてもうまいなあと思いました!
そして私の心を何度も上げたりどん底に落としたりと、やられました!
誰もキャシーを助けてあげること出来なかったんだね色んな意味で…。
みんな保身に走るし、心から悔いた人がいないのも人間の恐ろしいところだなと思いました。
あの弁護士だけだね、心から悔いた人。
まともにこの映画を見れない人いるんじゃない?
心から悔いてください…
とにかく観れてよかった!
サイコ女
複層的な製作が素晴らしい
酔った(酔わせた)女性のレイプ犯罪は
今でも起こっている
憂慮すべき事象であり
身も心も傷ついた女性は
この悪夢に長年苦しめられる
身近な人が被害者になったキャッシーにとって
加害者たちの復讐は
例え何が起こっても
止めることはなかったでしょう
現にライアンとの束の間の恋愛であっても
過去の事実が明らかになった途端に
彼女は捨て去った
以前の製作だったら
性的な描写(レイプシーン)などを折り込み
観感的に共感を演出していく手法だったと思う
しかし2020年代に
そのやり方は相応しくない
描写がなくても十分に伝わる方法は
たしかにあった
短編を混ぜたような物語の運びも素晴らしかった
途中の恋愛劇も素晴らしかった
復讐のやり方も素晴らしかった
ラストで命をかけてまで
アルのタマを取りに向かった作りも素晴らしかった
彼女がもし生きて
この復讐劇を終えることができたら
全てを終えたあと
彼女には何が残っただろう
彼女はリセットした人生を送ることができただろうか
そんなことを思いながら家路に着きました
70‘sに百花繚乱だった復讐映画の系譜に極めて現代的で辛辣な風刺を重ねるずっしりと重いトラジコメディ
昼はカフェで働くキャシーは夜な夜なバーに出かけては泥酔しているふりをして近寄ってきた男達の誘いに乗っかってここぞという瞬間に制裁を加えることを繰り返していた。彼女は元医大生だったが親友のニーナが同級生にレイプされ起訴したものの相手にされず絶望の末に自殺してしまったことで心が折れてしまい退学したという過去を持っており、彼女の制裁は彼女なりのリベンジであった。そんな折カフェを訪れたのがかつての同級生で小児科医のライアン。最初はつれなく接するキャシーだったが爽やかで実直なライアンに少しずつ惹かれてデートを重ねるようになったものの、バーでお持ち帰りされそうになっているところを
たまたまバーにやってきたライアンに目撃されてしまい・・・。
というようなプロットだけ見ると『狼よさらば』の影響を色濃く感じますが、笑えないトラジコメディという意味で大昔に日曜洋画劇場で観た『二つの顔を持つ女/整形美女の復讐』にものすごく似ています。そんな70年代前半に百花繚乱だった復讐映画の系譜をなぞりながら辿り着くテーマは極めて現代的で辛辣なもの。“将来を約束された若い女性”に襲いかかる災厄に加担する者達一人一人と対峙し敢然と戦いを挑むキャシーの怒りの矛先は同性に対しても向けられる。すなわち彼女が戦いを挑んでいるのは現代社会そのものであり、その復讐行脚には終わりがない。ライアンとの出会いで頑なだった心を少しずつほぐしていくキャシーが復讐を続けるか新しい人生を始めるかで悩んでいるところに知らされる真相が章立てで展開する復讐譚のカウントダウンに僅かな異変をもたらし、その後の展開に思わず目を剥きますが、カウントダウンがまたカタンと音を立てた後盛大に始まる狂宴には壮絶なカタルシスが詰まっています。オスカー5部門ノミネートも納得のパワフルな作品、今まで甘い汁をどこかで吸ったことを忘れてノホホンと生きている怠惰なオッサンの顔面に平手打ちを食らわす作品です。
NINA
予告をみて、すげーサイコパスな感じなのかなーって思ってたけど、案外そこまでサイコパス感がなかったなー。。。。。。と思えば、最後はとんでもなかった。
途中こんなハッピーエンドで終わる映画を男1人でみにきたのが恥ずかしいとさえ思ったが、話はそこで終わりではなかった。。やるぜキャシー
前半の仕返し部分はもうちょいサイコパス感ほしかったなー。そこだけが物足りなかった
女の人って、化粧ひとつで色んなキャラに化けるのって改めてすごいな
キャリー・マリガンが魅力的
探し物はなんですか…
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