「最高のバッドエンドだ。」プロミシング・ヤング・ウーマン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のバッドエンドだ。
最高のバッドエンドだ。この映画は傑作だと思う。二度目の鑑賞。よく計算されたら脚本だし、やっばり、女性の監督じゃないと、こういう映画は作れない。
最初のデートで薬局に行くが、多分、スキンを買いに行ったのだと僕は解釈している。
僕は男性なので、誤解しているかもしれないが、女性からすれば、スキンを付けた行為は、単に快楽を求めた行為であり、そこに愛が無い場合もある。しかし、スキンが無ければ、生殖行為になり、加えて、そこに愛がないと、女性にとっては、性的被害者になる。勿論、平等な両性の同意(合意)があっての事だが。僕は薬局に行った場面を、そのように解釈した。(男性諸君は『それではスキンがあれば良いのか?』って誤解しないで貰いたい)
最後、ハイヒールを脱いで歩くが、女性にとって、現代に残る梗塞具をあらわしているのと思う。それを脱ぐと言う行為は、女性解放の象徴だと感じた。
余談だが、男性である僕も、ハイヒールの靴音が嫌い。うるさい。〔まぁ、男のネクタイなんかもいらない。〕
彼女は一回しか泣いていない。馬鹿な男を愛しかけて、しかも、信じてしまった、自分に嫌気がさして泣いたのでは無く、快楽に我を一瞬でも忘れ、同時に、恋人の怨念を、忘れかけた自分に嫌気がさして泣いたのだと思う。恋人が集団暴行を受けたのだかから、完膚なきまでの復習しかないと思う。彼女は彼女を愛したのだ。間違いない。彼女は一人も男なんか好きになっていない。ましてや、ここに出てくる馬鹿男など。
マサシさん、コメントありがとうございます♪
価値観をアップデート出来ていない男性はなかなかキツいですよね😓この映画のレビューでも「乱れた服装をしているのが悪い」とか「お持ち帰りしようとする行為は悪く無い」とか書いている人間がいてマジかよ…と思いました。
まぁ個人の思想は自由なので構わないのですが、こういう人間がいる限り世界は良くならないんでしょうね🌀