「キャシーが赤いピンヒールで向かった先には…」プロミシング・ヤング・ウーマン 色彩先生さんの映画レビュー(感想・評価)
キャシーが赤いピンヒールで向かった先には…
前途有望なキャシーと親友ニーナにおこった悲劇。
加害者は口を揃えて、若かったから、良くわからなかったから、どうする事もできなかったと言い訳を並べる。そして、加害者たちは無かった事として封印してしまう。
キャシーは、街で会う男たちに復讐をするようなサイコパス。必ず白のシャツで感情を消し狂気的でたる。しかし、昼の服は大人の女性のキャシーが少女の様なパステルカラーで小花柄やフルーツ柄の服をまとい、そして髪にはリボン。時間がニーナといた楽しかったあの少女時代で時が止まったままなのである。1人ずつ、1人ずつ追いつめていくキャシーが赤いピンヒールで向かう先は、最後の仕上げなのか…と思う色彩効果がピッタリハマる映画でした。
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