「アカデミー賞受賞作品ということで、期待して鑑賞。 鑑賞前は男に恨み...」プロミシング・ヤング・ウーマン panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー賞受賞作品ということで、期待して鑑賞。 鑑賞前は男に恨み...
アカデミー賞受賞作品ということで、期待して鑑賞。
鑑賞前は男に恨みのある女性が、軽い男を誘って殺戮していく内容なのかなと想像していたが、全然違かった。怖いシーンは全く無いし、エロいシーンも全く無い。
じゃあ、夜な夜なキャシーは男に何をしてるの?と言うと、お仕置きなのかなと思う。麻薬を吸ってた男性の時は相手をガッカリさせて終わっただけだった。
主演のキャリーマリガンは少し老けてるように見えて、魅力的ではなかった。1985年生まれなので、映画撮影時は、34~35歳あたりだろうか。顔にシワが入っていて、ちょっとオバサン感が出てしまっているが、それに反してキャシーはカワイイ感じの役なので、ちょっと厳しいなと感じた。m(。>__<。)m
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』に画が似てるなぁと思っていたら、どちらもマーゴット・ロビーが製作していた。あぁなるほど。(๑˙꒳˙๑)
良かったところはキャシーが可愛かったところ。特に髪型は美しかった。
次に脚本。大どんでん返しで過去に罪を犯した者達が、ちゃんと警察に捕まった。あのまま過去の罪が揉み消されてしまっては、喜べない。特に医者みたいなハイスペックな人達が、学生時に集団レイプしていたくせに、社会人として成功しているのは、気に入らないし。彼らを庇った学長にもお仕置き出来たので良かったと思う。
あと、キャシーが死んだのも良かったと思う。あれ?っまだあと少し時間はあるのにどうするの?て思って、そこからのどんでん返しは良かったと思う。
悪かった点は、主演の加齢。キャリーマリガンが30歳前後だったら最高だったと思うけど、30代中盤では顔のシワが目立って厳しいなぁと思った。無理矢理若作りしてるような感じだ。
あと、コーヒーに唾は汚い。しかも飲んでるし。
キャシーが日々男を嵌めているのはニーナの復讐のためだけど、キャシーとニーナの関係性が不明瞭だった。幼い頃からの親友?なのかな。もしかしたらキャシー自身がニーナで記憶を失ってるオチ?と思ったけどそうではなかった。
恐らくだけど、キャシーとニーナは親友ではなくて、恋人同士だったんじゃなかろうか。と言うのは、キャシーのペンダントはニーナとペアでハート型だったからだ。女性の友人同士だとしてもこのようなペンダントをしますかね。男性ならまずないんだけど。
交差点のシーンの引きが気になった。空撮は何故?と思った。制作陣がオシャレに思ったのかな?
女の友人と食事。ここは話についていけてなかったからだけど、どうして女性と食事したんだっけ?よく分からなかった。
あらすじネタバレ
キャシーにはニーナという友人(同性の恋人?)がいた。ニーナはとても優秀で「前途有望な若い女性」(プロミシングヤングウーマン)だったが、医学部生の時にクラスメート達から集団レイプされてしまった。キャシーも医学部生だったがニーナと共に中退する。その後ニーナは自殺した。
キャシーはコーヒー店で働いているが、男性への復讐心から、夜な夜なキャシーは夜な夜な泥酔したフリなどして、近寄ってきた男性にお仕置きをしている。
コーヒー店に医学部生時代のクラスメートで医師となったライアンがやって来て、その後キャシーと恋人同士となる。
キャシーはニーナがレイプされてた時の動画を見てしまい、そこにライアンがいた。キャシーはライアンを脅迫し別れを告げると、聞き出したアルの居場所を突き止めた。アルは集団レイプの中心人物で、結婚式を控えていて、独身最後なので友人達とパーティを開いている。
キャシーはアルの所に行って、上手いことアルと二人きりになると、アルをベッドに寝かせて、殺そうとした。が、返り討ちにあってしまい、キャシーは殺されてしまう。
アルは友人と遺体を燃やし、証拠隠滅を図り、そのまま結婚式を迎える。結婚式にはライアンもいた。ライアンの元に死んだはずのキャシーからメールが届く。するとパトカーのサイレンが鳴り、警察がやってくるとアルは捕まってしまった。(証拠隠滅に協力した友人はその場から逃げたが捕まるだろうし、ライアンも捕まってしまうだろう。)
キャシーは自身に何かあった場合に備えて、時間指定で送信設定をしていたようだ。