「まさに2021的女性の復讐劇に拍手」プロミシング・ヤング・ウーマン ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに2021的女性の復讐劇に拍手
プロデュースにマーゴットロビーの名が。いやー面白かった。本人ではなく、親友の受けた傷に対する復讐劇だったのね。そっちのほうがもちろんいい。こってりにも描けそうなところ、コマーシャル的にうまくやっている(初デートや朝焼けの中のあの煙とか)。そして、男性クリエイターからはでない男社会のリアルなくそっぷり描写が振るっている。ゆるい女に漬け込む男、男の出世の前には女は黙ってろ、そしてこの男性不信の主人公が心を開くようになって前半でこの復讐から足を洗いそうになるのでどうなるかと思ったらまさかのギアの入り方。そして話題の男のパーティーで扉を開けたら現れるリアルなクズ男たち。えー、そうなるの?アメリカ映画で、と思ったらのツイストも効いている。ラスト、この身を引き換えにしてでもクズ男をこの世の中きら追放してやるぞ感が漂っていて美しい。
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