「とても悲しくてとても痛快ででもやり切れなさも残るエンディング」プロミシング・ヤング・ウーマン yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
とても悲しくてとても痛快ででもやり切れなさも残るエンディング
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ただ深刻なだけだったり、ただ残酷なだけだったりしない
コメディータッチで描かれるから、楽しく観ていられるような感じすらあるし、
男たちへの報復は、ちょっと爽快さすらある
それがひとりの男性との出会いで大きく変わり、
キャシーが過去からようやく今に戻ってくるような気もした
誰かを憎み続けるのは、とてもつらいはずで、そのつらさの中にずっといたキャシー
ようやく歩き出したように見えた瞬間、ひとつの動画の登場で全てが台無しになる
その後の展開に、正直、最初はこんなんじゃ救われないと思ったし、何かあるはずとずっと思っていた
それが、そういうことかってわかった瞬間、命を懸けた復讐劇のラストに、ざまあみろって気持ちになりながらも、なんて悲しい選択、なんて悲しい生き方、これしかなかったのかと、いろんな気持ちが渦巻いた
動画が音声だけで、最後まで中身は映されなかった
キャシーの男性たちへの復讐も、数が増えていくだけで、そんなに多くは流さない
残酷なシーンで観る側を引き込むのではなく、キャシーの生き方で引き込まれた
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