劇場公開日 2021年3月26日

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「【ディストピア感溢れる、天上天下唯我独尊ストップモーションムービー。どこの国の映画監督が作ったのかと思ったら、日本人だった!しかも、殆ど一人で作っていた!】」JUNK HEAD NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ディストピア感溢れる、天上天下唯我独尊ストップモーションムービー。どこの国の映画監督が作ったのかと思ったら、日本人だった!しかも、殆ど一人で作っていた!】

2021年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ー 時代は明らかに未來。舞台は、独自に進化した様々なクリーチャーが跳梁跋扈する地下。その様々な生き物の造形が凄い。
 そして、ブレイドランナーに漂う、無国籍感溢れる世界観。
 一目見ただけでエイリアンを想起する怪物クリーチャーから、可愛らしい人形の様な生物たち、女性と思われる、男性と思われる労働者たちをこき使う生物、そして”神様”・・。ー

・ストーリーに関しては、特に言う事はない。創造・・じゃなかった想像通りである。

・今作で目を見張るのは、様々なクリーチャーたちの生息方法や、姿態の斬新さである。

<スタジオライカが、「KUBO」を作り、ウェス・アンダーソンが「犬ケ島」を作り、殆ど一人で堀貴秀監督が「JUNK HEAD」を作る。
  エンドロールで流れた堀貴秀の名前の多さと言ったら・・。
  堀監督の執念を再確認する。
  あのようなエンドロールは観た記憶がない。
  ストップモーションムービーに国境はない・・。>

◆2021年5月16日追記
 今作は愛知県では、名古屋の中心部にある都市のシアターでの上映のみであった。
 だが、現在「ユナイテッドシネマ豊橋18」でも上映開始となり、今後「刈谷日劇」でも上映となる。
 一人の男の執念が、現況化では信じがたい公開館増加と言う状況を生み出している事に、深く頭を垂れるとともに、次回、次々回作の早期公開も期待している・・。
 (一作の制作7年って、凄すぎる・・。)

NOBU
kossyさんのコメント
2021年5月14日

NOBUさん、エンドロールの面白さは半端ないですよね。
登場人物にもほとんど名前がついてたし、そのあたりも笑ってしまいそうになりました。
ストップモーションアニメのメイキング映像は最近では『ミッシング・リンク』で見ました。
人形の大きさが予想外だったりするので面白いです。

kossy
bloodtrailさんのコメント
2021年5月8日

NOBUさんへ
一作目が予想外に売れたみたいだし、次はシネコンにかかったりして。配給はGAGAですからw

bloodtrail