劇場公開日 2021年3月26日

  • 予告編を見る

「プロと素人の境界線とは」JUNK HEAD k.o.さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5プロと素人の境界線とは

2021年4月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

自主制作で映像のプロではない内装業の方が撮った作品。
感想はすごく良い出来。
ストーリーはさして物珍しいものでもなく、設定もありがちなものと感じましたが、細部にまでこだわりが感じられる世界観構築が秀逸。実際に監督がジオラマで作った世界を撮影してるので、世界観どころか世界そのものを構築したのだが。
監督、脚本、撮影、ジオラマ制作、キャラクター制作、声優などなどほぼ1人で作り上げた作品だからこそ為せる業なのだろう。
さて、映画作りにプロと素人の境界線はあるのだろうか。
莫大な製作費と宣伝費を掛けてプロたちに制作された作品が思いの外あんまりだったり、学生の自主制作映画が結構面白かったりすることがままありますよね。
ただ、及第点をつけられる作品はやはりプロの方が作った作品の方が圧倒的に多いのもまた事実ですが。
当たり外れだけでいくと商業ベースに乗ったプロの作品。ただし、最近は当たりだけれど、大当たりな内容のプロの作品はすくなくありませんか?

ま、観客にとっては、作品を作ったのはプロでも素人でもどちらでも良くて、面白いか面白くないかだけが肝心なことなんですけどね。

k.o.