スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価

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4.0最高レベルの"アッセンブル"を描き、補完した素晴らしい映画。

2022年1月13日
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鑑賞方法:映画館

極力ネタバレはしてません。

今までのスパイダーマン映画「トビー版」「アンドリュー版」と、本作を含むMCU連携シリーズ「トム版」との決定的な違い、そしてつながりを大きく前に出したうえで、矛盾や違いを細かく切り刻み、気にしないと気にならないくらいに霞めた見事な演出。

過去作の敵が集結する事は事前に知らされていたが、歴代の「ヴィラン」が順番に登場するシーンをあれだけ盛り上げられるのは、監督や脚本家の見事な手腕のお陰。

そして何が凄いって、
「マグワイアスパイダーマン三部作」「アメイジングスパイダーマン二部作」計5作
これだけの作品から引っ張り出したキャラをそのまま登場させたのに、一つの映画として完結しているシナリオに感動した。
本作はMCU系列の27作品目でありながら、スパイダーマン"ホーム"シリーズの3作品目と言う「超長編シリーズ」映画なのに、過去のスパイダーマン作品からのつながりも含めている。
そうなってくると、歴代の敵はあくまでもゲスト出演…的な感じと思ったが、物語の本筋にがっつり絡んでいて尚、過去の設定(過去シリーズの経緯や記憶)も盛り込んでいる。
こんなに詰め込んだ映画なのに、どこも妥協せず、見ているファンをしっかりと満足させる出来栄え。
本当に感銘した。

これまでのMCU作品で描かれていた共通認識として、誰かがヒーローになる過程を描いた作品ばかりであるのに対し、本作を含むホームシリーズは「ピーターがスパイダーマンとして成長する姿」を描いた作品であること。
マグワイア、アメイジングでは描かれていた「ピーターがスパイダーマンになるきっかけ」を描いていない本シリーズは、恐らくきっかけよりも成長を描きたかったのではないだろうか。

そして本作で、ピーターは間違いなくヒーローになった。
ホームカミング、ファーフロムホーム共に、紆余曲折あったにしろ揉め事の原因を作ったのは間違いなくアイアンマン/トニーであり、ピーターは巻き込まれたに過ぎなかった。
しかし本作は、きっかけこそ暴露したミステリオやそれにあやかったjjjだったかもしれないが、事件の原因は間違いなくストレンジを巻き込んだピーターだ。

初めて自分切欠の事件を目の当たりにして、彼は敵でも味方でも全員救うと言う信条を曲げずに、最後まで戦い抜き、誰もが認める親愛なる隣人になれたはずだ。

3シリーズ目にして、ようやく彼は"自分自身の力で作り上げた"スーツを着た事により、本物のヒーローになる覚悟を決めた。
全体的に見れば5歩進んで7歩ほど下がった結末なのかもしれないが、これからのMCUに彼が出てくるのか、続編はどのようにして作られるのか、今後も大いに期待できるシリーズだ。

最後に残念な点を2つだけ。
1つ目、ヴィランの掘り下げは充分だったが、個々としては少しおざなりになっていた気がする。
本作には過去作から、オリジナルキャストとして「グリーンゴブリン」「ドクターオクトパス」「サンドマン」「リザード」「エレクトロ」が出演している。
彼らはそれぞれの映画で起きた出来事をしっかりと記憶し、世界線こそ違えど別のスパイダーマンと戦った事実を覚えていた。
しかし終盤になるにつれ、彼らの扱いが軽くなり、主要キャラのグリーンゴブリンやドックオクはともかく、他三名にいたっては流れで解決した…みたいな感じになっていた。
尺的な都合もあるだろうが、そこはもう少し頑張って欲しかった気もする。
2つ目、日本語版主題歌のミスマッチ間が半端ない。
個人的にSixTONESは好きだし、楽曲も時々耳にするが、彼らの…と言うかJPOPは間違ってもMCUに取り入れてはいけない音楽だ。
確かに日本人に聞きなじみの無い楽曲をエンディングで流すのは如何な物かと思うが、だからと言ってタイアップでも何でもないアイドルグループのJPOPを流されても、それはそれでどうなんだろう。
吹き替えとは言えバリバリの洋画を見ていたはずなのに、スタッフロールで急に日本語の曲が流れてくる。劇中歌ならまだしも、スパイダーマンに全く関係の無い曲は冷める。

こっちは映画の余韻に浸っていたのに、それをぶち壊された気分。
これはSixTONESが悪いわけでも曲が悪い訳でも無く、起用した制作陣が悪い。
要は流行ノリで起用された棒読み吹き替えキャスティングと同じ理由。
起用された方は、様々な理由から断れずに全力で取り組むが、そもそも土俵が違うので全力で空回りする。
SixTONESは被害者と言ってもいいだろう。

と、まぁ嫌な面も少しだけ見えたが、全体的には素晴らしい映画だった。
上記の主題歌の件だが、余韻を保ったまま帰宅した場合は、スタッフロールが始まった瞬間に席を立ち、耳を塞いで出口を目指せば解決する。
本作、MCUによくあるポストクレジットシーンが存在せず、(ミッドクレジットシーンはあるので注意)スタッフロール終了後は直接的な続編である「ドクターストレンジ2」の吹き替え版予告が流れるだけだ。
スパイダーマンがどうの…と言う映像は一切無い為、正直嫌な思いをしてまで席に座っている意味が無い。
スタッフロールを見ずに映画館を出るのは失礼なことだが、今回は状況が状況だけに仕方が無いと思う。

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だい

5.0もうこれ以上ない映画

2022年1月12日
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いたる

4.0前半は普通のマーベル映画じゃない?と思って観てたが、◯◯の◯◯◯◯◯マンが登場・活躍する部分は確かに堪らないわ!それ以外はいつものマーベル映画。※それと、名女優マリサ・トメイが演じたメイ伯母さん。

2022年1月12日
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鑑賞方法:映画館

①トム・ホランドは好演。ゼンディヤも可愛い。②トビー・マグワィアがアンドリュー・ガーフィールドに“amazing”を言わせようとする楽屋落ちのギャグも面白いが、アンドリュー・ガーフィールドが落下するゼンディアをトム・ホランドの代わりに助けた時に、ゼンディアに『大丈夫?』と訊いて『大丈夫』と答えた後に、ゼンディアがAGの表情を見て『大丈夫?』と逆に訪ねるところは感無量😢

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モーさん

4.5「アヴェンジャーズてバンドかい?」

2022年1月12日
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クリストフ

4.0マーベル作品はあまり見ないけど良い作品ではないでしょうか。

2022年1月12日
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楽しい

興奮

知的

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ひろちゃん千葉

4.0スパイダーマン、全部の完結

2022年1月12日
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マルチバースとは何?
それをこの作品が、答えを出している。
トム=ホランド版の完結であり、スパイダーマンシリーズの完結。青春映画であり、アクション映画でもある、ジェットコースターのように進んでいく。あっという間の体験。映画会社の垣根もMCUが越えていく。へぇ-っていう感じ。この作品が過去と未来をつなぐ意味をもつ作品という感じがします。

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タナパン

5.0親愛なるスパイダーマンに捧ぐ。

2022年1月12日
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幸せ

今まで、スパイダーマンを観てきたからこそ、込み上げるものがあった。
憎きヴィラン達の人生をもやり直そうとする優しさが弱点でもあるが、みんなに愛されるスーパーヒーローなのであろう。
これからの活躍に期待。

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Eisa Kfkiwbhd

5.0コミック、アニメを集結させた! オタクもののスパイダーマン! さい...

2022年1月12日
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笑える

楽しい

幸せ

コミック、アニメを集結させた!
オタクもののスパイダーマン!
さいっこう!
今から再出発ってことだね!
フェーズ4を説明するにふさわしい、
アベンジャーズ 再出発てとこだね!
ありがとう!

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nao

5.0親愛なる隣人よ、永遠なれ

2022年1月12日
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まず、一本の映画としての評価ですが受け手によって変わるかと思います。
スパイダーマンはあまり知らないけど話題作で面白そうだし観てみようという方には☆3.0程度の評価になるのではないでしょうか。
間違いなく映像は凄いですがプロットの合理性に甘さを感じました。

一方でスパイディが好きで観にきた方は1月早々2022年の最高の一本と断言できるはずです。

内容については何に触れてもネタバレになってしまう気がするので一切触れられませんが、スクリーンで見ている際私は涙が止まりませんでした。
映画を、アニメを、漫画を、ゲームを、スパイディというコンテンツを追い続けて良かったです。
この映画で親愛なる隣人のお話は一旦終幕となりますが、私の中でスパイディは永遠のヒーローとなりました。
製作陣をはじめ、今作に関わった全ての方々、ありがとうございます。
色々な想いが報われました。

余談ですが先月公開の「ヴェノム レッドゼアビーカーネイジ」をまだ観られていない方はそちらから観ましょう。
私は観るタイミングを作れずスパイディの直後にそちらを鑑賞してほんの少しだけ後悔しました。

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とうろう

4.0メッセージ溢れるストーリー

2022年1月12日
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kawa

5.0最高です

2022年1月12日
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大阪鯉

5.0面白かった

2022年1月12日
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れこほた

4.0オールスター勢揃い

2022年1月12日
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yosci56

5.0スパイダーマンたちを救済するかのような映画だ。

2022年1月12日
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トトト

4.0キャラ大渋滞

2022年1月12日
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前作が修学旅行のような腑抜けた?作品だったけど今回は違う。見終わった後、冷静になってみると結構、無理があるストーリーだったけど。何でスパイダーマンは面白いんだろうねぇ?キャラがある意味、成長しないと言うか青春ものだから?今回もゼンデイヤが可愛かった✨偉大な先輩たちに乾杯!

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sanojapan

4.0楽しい!! スパイダーマンファンの人も、そうでない人も見て欲しい!

2022年1月12日
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yh

3.5デフォーはどんな役でも好きよ

2022年1月12日
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鑑賞方法:映画館

個人評価:3.7
惜しげもない大団円。どうせならエマ・ストーンも見たかった。主役クラスが7人はいるので画面としての見応えは充分。ただスケールは壮大だが、それぞれの戦う理由がぼんやりなので、絵を楽しむだけになってしまう自分に気付く。
冒頭の人々から逃げ回る描写や展開はとても楽しく鑑賞できるが、いざ戦いが始まると、派手な演出とは反比例し、急に見応えがなくなると感じるのはmarvelファンでないからだろうか。この見方のズレにmarvelファンかどうかの分岐点がある気がする。
アクションよりゼンデイヤとの恋物語に、もう少し時間を割いて欲しかったかな。

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映画BARシネマーナ

4.5ネタバレせずに観る事をお勧めします。

2022年1月12日
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これは確かに高評価なのも納得の作品でした。

このアイデアは驚嘆に値するものですね。
そしてこの企画を成し得たのは、marvelと SONY、そしてディズニーの資金力があってこそでしょうね。

設定が秀逸なだけでなく、きちんと心に響くものもありながら、アクションも魅せてくれましたし、きっちり楽しませてくれる一作でもありました。

個人的にはエヴァンゲリオンっぽいあのキャチコピーを見た時にこれでスパイダーマンが終わってしまうのではないかと心配していたのですが、それが杞憂だった事で分かり、更に言えば次回作は更に期待が高まりそうで、嬉しい限りでした。

やや食傷気味になっていましたが、まだまだmarvelから目が離せそうにないですね。

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刺繍屋

4.0やや力技ではあるけれど

2022年1月12日
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これだけの素材かき集めて、よくここまでしっかり一本の「スパイダーマン」としてまとめたものです
満点とはいきませんが満足しました

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克晴

4.0映画化権という「大人の事情」

2022年1月12日
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鑑賞方法:映画館

さて、公開からやや遅れを取りましたが、これまで予告も全く観ないようにして楽しみにしていた『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』をようやく鑑賞してまいりました。
ところが、映画を観ながら「反則だよ、、なんも言えねえ。。。」と時折鼻をすすりながら、あっという間の2時間半。観終わって感想を書こうにも、ネタバレせずには無理があります。
と言うことで、私がここで書くまでもない(調べればすぐに知れる)ことですが、
スパイダーマンは映画化権をソニー・ピクチャーズが所有しており、製作は同社グループのコロンビア・ピクチャーズになります。
そのため、スパイダーマン作品(アニメーション作品『スパイダーバース』を含む)はそのライセンス契約に合わせ、主演を変えてリブートを繰り返されてきた事情があります。
またMCUへの参加までに紆余曲折があったり、更につい最近(19)にも「マーベルとソニー、交渉決裂の危機」が話題となりました。
そして、ディズニーの専門配信サービスである「Disney+」でもスパイダーマンシリーズは含まれていません。(この他、『アイアンマン(1)』はパラマウント・ピクチャーズが、『インクレディブル・ハルク』はユニバーサル・スタジオが配給権を持っていて同様に配信されていない。)
このような「大人の事情」もあり、スパイダーマンは人気があるにもかかわらず、MCUとしては他のシリーズよりも「サステナビリティに不安のある」シリーズであったわけですが、本作ノー・ウェイ・ホームの最大のギミックは正に「ソニーがライセンスを持ち続けていたからこそ出来た」ことです(ネタバレギリギリ?)。
今後はソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony's Spider-Man Universe、SSU)としての展開へ移行され、MCUとのコラボレーションがどの程度になるのか、、やや不安が残ります。。。
取り敢えずは「配信待ち」にして劇場鑑賞をやめた『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』もちゃんと観ないといけないか。。或いは、そろそろ私もこの手のヒーロー映画卒業も近いか??

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TWDera
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