「すべての人に愛を。」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0すべての人に愛を。

2022年1月8日
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素晴らしいスパイダーマン映画だった。正直な話、ホームシリーズはピーターよりもトニースタークが目立ちすぎてて好きではなかったのだが、今回はようやくそれを卒業してピーターの物語になった印象。そのお陰でいままでトニースタークの発明品に甘えていたピーターが自力で事態を収集するために努力する様がはっきりと描かれていてとても良かった。ラストでトニーのスーツではなく、自分で造ったスーツで出ていくシーンを見て、彼はやっとスパイダーマンになったのだと分かった。
また、いままでのスパイダーマン映画でやり残したこと、ファンの不満を買ってしまったこと、消化不良になってしまったこと、それらすべてをマルチバースという機会を生かして救いだそうとしてくれた脚本に感謝したい。
まさにすべてのキャラクターと人々に愛を。親愛なる隣人は多くの犠牲と支えによってようやくスパイダーマンとしての第一歩を進みだし、ホームシリーズの締めくくりとした。

Ko Fu