「マルチバースってそう言うことなの・・・。」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
マルチバースってそう言うことなの・・・。
前知識無しで観て途中からの展開に驚かされ、エンターテイメント作品としてシンプルに面白く楽しむことができた。
そもそもマーベルシリーズは苦手で深く設定を知ろうとしていない自分も良くなかったのだが、サム・ライミ作品から今作までのスパイダーマン実写シリーズは演者も変わり焼き直しという認識だったが、それを見事に逆手にとった禁じてスレスレのウルトラCには驚愕させられた。
ホームシリーズになりひときわピーターパーカーの世間知らずで浅はかな考えが暴走し、死人を出しビルや公共物が大量に破壊され、いい加減アベンジャーズの抹殺対象になっても良いのではと思っていたところ、今作はDr.ストレンジの未熟さとも相まって輪をかけて大変な騒動を起こしてしまう。
代償は大きく(もないか・・・)、シリーズを通して温かく見守りサポートしてくれていた周囲の大切な人達とは離れなければならなくなってしまうが、それも次作であの宿敵との対決に向けての何らかの伏線なのかも知れないと勘ぐったりする。
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