「どこまでが小説で、どこまでが現実なのか考えることで作品の余韻に浸る」鳩の撃退法 田宮 基雄さんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでが小説で、どこまでが現実なのか考えることで作品の余韻に浸る
映画内での出来事が、藤原竜也演じる主人公が書いた小説の内容なのか、それとも真実なのかと考えながら観るタイプの映画になります。そのため、どこまでが小説で、どこまでが真実か、考えさせることで作品の余韻に浸るタイプの作品という点で、作品に曖昧さを持たせるクリストファーノーランを少し思い出しました。
藤原竜也をはじめとした俳優陣の演技は違和感なく、安心して観ることができました。その中で、良い意味で印象に残ったのは、風間俊介です。風間俊介はもう少し年齢を重ねたらさらに仕事が増えてくる気がしますが、そこまでの期間がもったいないですね。
原作は小説なので、映像と文章では、また違った印象を受けるのかなと思いました。
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