「B級で観る一流のじじい達の怪演」カムバック・トゥ・ハリウッド!! 郷愁さんの映画レビュー(感想・評価)
B級で観る一流のじじい達の怪演
1970年代を舞台にしたのはとても素晴らしいと思いました。
年寄りの悪いところ、魅力をそのまま出せるからです。逆に言えば今の価値観ではアウトなところも力業でやりきります。
デニーロなんてクズ中のクズのような人物を演じてます。今の時代には合わないタイプです。主演3人の誰にも共感出来ない。たぶん今の我々が共感できるのはデニーロの甥だけでしょう。だから終始第三者目線で観ることになります。
だから完全にコメディなんです。最後の最後までは。
また、最後に数秒だけ性、人種のポリコレ義務を果たしているところが皮肉めいてて逆に風刺になっているように感じました。
(監督の意図は知りませんが)
それにしても皆高齢なのに喋りのテンポの良さがすごい!こういうのもたまにはいいですね
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