「中身は薄いようで実は…」グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
中身は薄いようで実は…
『ダーディ・グランパ』ではハチャメチャな爺ちゃんを演じてたデ・ニーロだが、こちらでは比較的まともな爺ちゃん役。
『恋に落ちたら…』で恋人役だったユマ・サーマンが娘役を、そして『ディア・ハンター』で共にベトナム帰還兵を演じたクリストファー・ウォーケンと再共演を果たしているあたり、隔世の感を禁じ得ない。
原作は児童文学だが、全編ほぼ爺ちゃんと孫の2人のやり取りで構成されている。そのため映画では、彼らの周辺人物を交えてストーリーを膨らませている。
ストーリー自体は実に他愛のない、世代を超えたバトルものだけど、終盤で発する爺ちゃんの言葉が深い。実はその言葉は原作だと孫が言うのだが、それを爺ちゃんに変えたことで、より深みを増している。
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