ラスト・シフトのレビュー・感想・評価
全7件を表示
自ら上げた拳を振り下ろすことはできない。
ハンバーガー屋で38年間もアルバイトを続ける退職間際の白人貧困層と保護観察中の口の悪い黒人の物語。
アフガニスタン帰還兵の件で互いに分かり合える光明を垣間見ることができたが、互いの怒りや不審感は埋めることができず、時さえも解決できないまま映画は終わる。
このやりきれないクソみたいな世界の多くの人が抱える実態とでも言わんばかりに。「最強のふたり」や「グリーンブック」とは一線を画す作品。
この映画は人種や社会的不平等、世代間格差などプア―アメリカンの人...
この映画は人種や社会的不平等、世代間格差などプア―アメリカンの人たちが直面する問題に焦点をあてている。スタンリーとジェボンは年齢差と職業に対する意識の差があって理解しあえないが、働いている店の金を盗む一件で決定的な亀裂が生じてしまう。
ふたりは共に店を辞めて、スタンリーは新しい店で働き出し、ジェボンはライターになる決意を固めている。お互いにとって、良い経験ではなかったが、小さな出来事が人生を変える可能性があることを示している。
スタンリーとジェボンは、それぞれ自分の人生の方向性を見出すために、この出来事を機に前進することができたのだろう。この映画は現実的で、人種や格差を超える和解を簡単に描かない。それでも、かすかでも未来への希望を示している点が評価できる。
たまに見ても良い 日常系ドラマ
ダークとか闇とかとは違う
極ありきたりな、身の回りにも近しい人物や状況があるような内容
主題のメッセージは私には読み解けなかったけれど
人間が持つ信念や性質はその人が生きていくには必要なプライドなのかもしれない
でも、そういった夢や信念は呪いと同じで人を縛り付け、不幸な方向に進んでいたとしても
その信念を曲げられずにドツボに落ちていく
若者は怠惰に 老人は頑なに
貧困や不幸の原因の1つには そういった自分が招いているんじゃないかと思う内容でした。
すべては身から出た錆
ハンバーガー屋を退職間近のおじいちゃんと自分の行動が過ぎてハンバーガー屋で働かざるを得なくなった黒人の男の子の交流。
働かなかった黒人の男の子は段々働くようになるが、黒人の男の子に働く事の意義や文句の影響を受けていったおじいちゃんは、ちょっとした悪態を覚えた事でドツボにハマっていく。
一見素直なおじいちゃんだったのに…人のせいにしちゃダメよ。
結末はリアルかな。
ハートフルコメディではないので⚠️注意⚠️
長年勤めたハンバーガー屋を退職間際のスタンリーと後任のジェボン。当初は人種や年齢を超えたハートルフな物語かと思いきや…!蓋を空けて見れば人種問題や格差問題を低所得層の白人と黒人の目線で淡々と描き今の物価上昇賃金が上がらない日本を重ねて見てとれ重い気持ちになり、ビターな濃い珈琲を飲んだかのような後味の余韻で、あー現実ならこうなるよねと思うところ多々あり、ある意味でリアリティある作品で個人的には好きな作品。
しかーし!
作品紹介文の
「年齢や境遇の違いを超えて友情を築いていくドラマ」と書いてあったが、見終わったあとにちゃんと本作見たんかい!?っとツッコミ入れたくなった💦
全7件を表示