「原作に頼りすぎ?」明け方の若者たち はちさんの映画レビュー(感想・評価)
原作に頼りすぎ?
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スッカスカなところも含めて、驚くほど原作に忠実というか何の演出もされておらず、これで2時間は正直キツい(原作小説は1時間で読める)。
2010年代の東京(下北沢、明大前、高円寺、渋谷)という、極めて限定的な時代と場所の若者のカルチャーをシェアできないと、原作同様とてもペラッペラな陳腐な作品にしか感じないのでは?
たとえシェアできなくても、作品が素晴らしければ、出てくる固有名詞を調べたりする気にもなると思うけど、果たしてどうなんだろう?(自分はほぼわかった)。
いろいろ事情はあると思うけど、ベッドシーンはとても20代前半のふたりのそれには見えず、せめてお風呂場で叫ぶシーンくらい全身で撮ればよかったのに…。
明け方のマジックアワーも全然印象に残らないし…。
全体的に若さを感じられなかったのが致命的かと。
北村匠海は大学生から社畜まで違和感がなく流石と思ったし、他のキャストもよかっただけに原作に頼りすぎたのが残念。
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