「自然と運命に委ねた最期への過ごし方」やすらぎの森 J24さんの映画レビュー(感想・評価)
自然と運命に委ねた最期への過ごし方
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老人達が森の中で共に過ごし各々の理想の最期を迎えられるよう自然と運命に身を委ねた最期への過ごし方を描いた作品である。
彼らの年齢にはまだ程遠く、自分の両親もまだ遠い。その為なかなか実感が湧かないシーンも多々あったが自然の中に生きる美しさ、そして死までの自由な過ごし方、そして仲間と共に生きる楽しさ美しさなんかは感じた。
祖父の最期なんかを思い出すとやはり晩年は人との関わりは減り、通院が増え自由は奪われていく生活を送っていた。そういう点ではこの作品は対照的でありなんとなくメッセージも伝ったわ。
ただ価値観の違いかな。個人的には自分の命とはいえど自分で命を断つ行動に出たり、ましてや愛犬までを道連れにする姿は少し理解が追いつかず抵抗感を覚えた。
ただ人生最期の過ごし方というのはいろんな過ごし方があり、この作品のような過ごし方に限らずいろんな過ごし方を考え生み出し、最期の最期まで自由にそして幸せに過ごせる事への美しさを感じられる作品ではあった。
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