「素敵。静か。」秘密の森の、その向こう CBさんの映画レビュー(感想・評価)
素敵。静か。
祖母が亡くなった少女が、片付けるために祖母の家を父母と訪れて、不思議な数日を過ごす話。母と同じ名前の少女と友達になり、森の中で小屋を一緒に作る。その小屋は、母が、よく話してくれた昔作った小屋によく似ていた。
ネタバレが話題になるような映画ではないと思った。素敵なファンタジーというか、多くの人(女性かな?)の心の中にある願望…じゃないだろうな、興味かな。こんなことがあったら素敵なんだけどな、という思いを実際に絵にしてみてくれた映画なんじゃないかな。
この映画での直接の願望は「母と暮らしていたあの頃に戻りたい」なのだろうが、間接的には「娘と同い年になって話してみたい」があるんじゃないだろうか。それとも、「行ってしまう母を娘が引き止める話なのかな。作者の意図はわからないが、自分は前者のような気がします。
ここにいたくないという感じのこともあったよ、と言ってたものね。「私がそういう感じを示すのは(あなたのせいじゃない)私のせい」と話したかったんだと思う。大人と子供だと、ストレートに話せない感じのことって、あるじゃん。
って、観てない人には何の価値もないレビュー書いちゃってごめんなさい。よかったら、観てください。
効果音や音楽を極力使わず、ここというところだけ使う点も含めて、全体の雰囲気は、自分が好きな映画でした。
おばあちゃんに「さよなら」と言えて、よかったね。
素敵な映画でしたね。
「母と娘が同じ年齢で出会う」
そんなことが可能なら、会ってみたいです、少女の母と。
インタビューで「宮崎駿ならここをどうするだろう、と聞きながら
撮影していた」と書いてあり、ちょっと意外でした。
コメントありがとうございます。確かに多くの女性の願望かも知れない、自分と同じ年齢の母を見てみたい、話してみたい。それができたら母のことをもっと理解できるかなあと思って。