「母親は何故、突然いなくなったのか」秘密の森の、その向こう TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
母親は何故、突然いなくなったのか
利発で心根の優しさを一見して感じさせるネリー(徐々にお転婆な面もふんだんに)は、大好きだった祖母の遺品整理のため両親とともに母の実家へ。ある日、森の奥へ導かれるようにたどり着いた目線の先には、自分と同じくらいの少女。そして、二人はすぐに意気投合します。
どうも悪い癖になっているようで、この手の展開をついつい「マルチバース」と頭によぎるのをなんとか振り切り、出来る限り「少女の想い」を想像し寄り添おうとするのですが、さすがに50オーバーのおじさんに全ては理解しきれていないと自覚しています。
それでも、女系3世代の人となりや、お互いに対する思いやり、そして当然のことながら「似た者親子」感は傍から見てても幸せを感じる絆があります。
ネリーのわだかまりが解消される終盤の展開、「悔いの残っていた祖母との別れの挨拶」、そして「途中退場する母と再会」が、観ている(50オーバーの)おじさんだってグッときて涙腺を刺激されるのです。胸キュンですw
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