劇場公開日 2022年9月23日

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「森の中で自分の母親と出会う物語。」秘密の森の、その向こう caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5森の中で自分の母親と出会う物語。

2022年9月25日
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鑑賞方法:映画館

ある日、ネリーのおばあちゃんが亡くなる。話の流れから母方のおばあちゃんなのだと思う。
父と母と娘ネリーの親子三人は森の中にあるおばあちゃんの家を訪れる。
おばあちゃんとの思い出の詰まった家で、おばあちゃんの荷物を片付けながら寝泊まりするが、母親は心が辛くなり、父親とネリーをおばあちゃんの家に残し、先に帰ってしまう。
ある日、ネリーは庭でゴムひもの付いた球をラケットで打って遊ぶが、ゴムひもが切れ、球を森の中に打ち込んでしまう。
ネリーは森の中に球を探しに行くが、そこにいたひとりの少女と出会い友達になる。
そして、ネリーは少女に誘われて、その少女の家を訪れるが、そこはおばあちゃんの家で、その少女の名前は母親と同じマリオンだった。
…という話なのだが、ファンタジー感はなく、淡々とストーリーは進む。
何か、もうひとつ感情的に訴える部分があればよかったのではないだろうか。
なかなか入り込みにくい抽象芸術作品と言えるかもしれない。

#158

caduceus