「未亡人も離婚したオンナも前科者扱いのイスラム社会で。」白い牛のバラッド bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
未亡人も離婚したオンナも前科者扱いのイスラム社会で。
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あー、なんか最近、飲み込めて来た。イラン映画。あれですよ。一発の衝撃狙い。インパクト追求型、って言うか。一発ホームランの大振り、ワンスイング主義、って言うか。
だがだがだが。
処刑されたダンナの知り合いだと名乗る、この、謎の紳士の正体がですよ。うっすらと想像できたりする訳で。あー、来たよ。やっぱりだよ。と言うか、そういう風に謎がバレる訳ね。
で、鍋で沸騰するミルク。ヘロインですかね?過剰摂取?
捕まれば死刑は間違いなし。
イスラム教徒は牛を食べても良いが、気絶処理(スタニング)の後に絶命処理される。一方、宗教処理(ハラール)では、意識があるままでと殺が行われます。意識のある動物に苦痛と恐怖を与えるものであり、現代社会では忌諱されているものです、が。
白い牛のバラードとは、ハラールなんですね。繰り返し見る夢の中に出てくる白い牛は、彼女の深層心理に眠っているハラールの欲求であったと思われ。ゆえに、恋心を抱いている相手であっても躊躇が無い。衝撃的なオチでしたが、これがイランの流儀だと分かって来ると、あーそうですか?的なガッカリ感もあったりして。
結構、微妙だった。
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