「見事な宣伝文句です」白い牛のバラッド shin-zyさんの映画レビュー(感想・評価)
見事な宣伝文句です
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「冤罪サスペンス」と謳いながら、サスペンスぽい要素があったのは、ラストの牛乳を飲むシーンだけでした。宣伝文句に見事に騙されましたね。観る前、観ている途中までは、真犯人がどんな経緯で暴かれるのか、死刑になった夫からお金を借りたと言って突然現れた男は誰で、何の目的があるのか?などと、ちょっとドキドキしながらあれこれ勘繰ったりしていました。しかし、そんなことは早々とどうでもよくなり(つまりタネ明かしされて)、母子2人とその男、あるいは、母と男との交流、もしくはその次第に変化していく関係性のほうが私としては見ものでした。サスペンスではなく、人間ドラマとしてよく出来た作品だったと思います。
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