「攻めまくってるなぁ〜」アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
攻めまくってるなぁ〜
こういう作品好きですよ。方向がどうであれ、突き抜けているのは大好きです。
ルーマニアって国は複雑なのかな?それが凝縮されたような作品。
混沌、矛盾、不条理などなどが描かれて、若干眠くなるかも?な序盤〜中盤です。散歩番組的描写やら、哲学的な風刺パートを経れば、お待たせしました!のクライマックス、見事な第三幕にいたります。
所詮、人間なんて猥雑な生き物なんだよな。猥雑がちょいと人目についちゃうと、まるで自分の罪を正当化するような行動にでる。皆弱いから遠吠えしまくりです。糾弾される教師の人となりを見ることなく、事実を明らかにすることなく、体裁やあるべき論をふりかざし、子供の教育を免罪符に叫びまくる親たち。
ここまで本質についてを話し合えないって、嫌になりますねぇ。
ラスト、口に出し入れされる男の情けない姿にスカッとしたわ。
ってか、これくらいでしかスカッとできない世界ってなんだかなぁ・・・。嫌になっちゃいますね。
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