「藤枝梅安初鑑賞」仕掛人・藤枝梅安 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
藤枝梅安初鑑賞
2023年映画館鑑賞12作品目
3月14日(火)イオンシネマ新利府
6ミタ0円
原作未読
テレビドラマ版未鑑賞
映画も萬屋錦之介版未鑑賞
原作は『鬼平犯科帳』の池波正太郎
河毛俊作映画作品初鑑賞
河毛監督はフジテレビの演出家で『君の瞳をタイホする』『沙粧妙子-最後の事件-』『きらきらひかる』など人気ドラマに携わった人物
脚本は『お墓がない!』『昭和歌謡大全集』『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』『寝ずの番』『悪夢ちゃん The 夢ovie』『悼む人』の大森寿美男
大金で雇われた殺し屋がターゲットを殺す江戸を舞台にした時代劇
依頼されてないけど悪党なら殺す殺し屋
鍼で殺すわけだが医者が検死してもわからないものなのね
おみのは子供のころに別れた梅安の妹
妹まで殺すとは思わなかった
冒頭いきなり褌
トヨエツって昔からどちらかというと無表情
相棒はいい意味で漫画チックな歌舞伎顔
わりといいコンビ
元は忍者か鼠小僧か梅安なぞの跳躍力
みうらじゅんの名言じゃないけど「これ絶対入っているよね」って芝居を表情のみで演じている菅野中村高橋が良い
エロ動画よりよっぽどエロい
時代劇の良いところはマスクしないところ
情報を得るために女と肉体関係になる手口はゴルゴ13とよく似ている
そういえばゴルゴもトヨエツもほぼ無表情
新たにゴルゴ13やるならトヨエツがいいな
早乙女太一の殺陣と石丸謙二郎の悪党顔が良かった
時代劇は男尊女卑だから嫌いという意見をネットで見たことがある
だからといってコメディータッチならともかくシリアスな正統派時代劇の設定を現代風にアレンジする必要ないと思う
言葉遣いはわかりやすいように十分に現代風に寄せているしこれはこれで良かった
全体的にシリアスだが高畑淳子がコメディーリリーフとして少し和らげている
絶妙な芝居
さすがベテラン
エンドロールのあとに次回への伏線のようなちょっと長めのおまけ動画あり
夜は仕掛人を請け合い日中は鍼医者を営む藤枝梅安に豊川悦司
梅安の親友で楊枝職人を装う吹き矢飛ばしの仕掛人の彦次郎に片岡愛之助
薬研堀の料理屋「万七」の女中おもんに菅野美穂
梅安の紹介でおもんが転職することなる浅草の料亭「井筒」の主人の与助に小野了
梅安の女中おせきに高畑淳子
梅安の針医者の師匠で故人の津山悦堂に小林薫
嶋田家家来ながら大学を裏切り監禁されたお千恵を救い出した剣の達人の石川友五郎に早乙女太一
梅安に仕掛人の仕事を依頼する香具師の元締・羽沢の嘉兵衛に柳葉敏郎
万七の女将おみのに天海祐希
嶋田家用人の娘のお千絵に井上小百合
万七の女中のお美代に朝倉ふゆな
万七の女中のお里に吉田美佳子
お千絵の両親の仇でお千絵にまで乱暴した旗本の嶋田大学に板尾創路
久留米藩江戸藩邸御用取次の伊藤彦八郎に石丸謙二郎
久留米藩士の妻のお香に中村ゆり
以前梅安に仕掛人の仕事を依頼していた人入り稼業の元締で万七おみののお得意さん田中屋久兵衛に大鷹明良
盗賊の一味だった大工の万吉に六角精児
彦次郎に殺された盗賊頭・御座松の孫八に趙珉和
梅安の少年時代に田中奏生
梅安の妹のお吉の幼女時代に田中乃愛
梅安の妹のお吉の少女時代に凛美
梅安の患者・下駄屋の金蔵にでんでん
金蔵の妻おだいに鷲尾真知子
万七の主人でおみのの夫の善四郎に田山涼成
手負のお千絵を匿った常在寺の善達和尚に若林豪
暴漢に手込めされ自決した彦次郎の妻おひろに高橋真悠
大和国の侍に椎名桔平