劇場公開日 2024年5月10日

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「吉右衛門と大差ないかな。」鬼平犯科帳 血闘 羅生門さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0吉右衛門と大差ないかな。

2024年5月25日
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鑑賞方法:映画館

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令和には嬉しい時代劇ルネサンスですかね。豊川悦司の「仕掛人 藤枝梅安」も中々良かったので嬉しい限り。昔テレビでやっていた中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」は、薄っぺらいキャラのイメージがあって好きではなかった。さいとう・たかをの劇画に慣れていて、当時の吉右衛門は渋みが足りず、昔の遊び人時代の名残が感じられなかった。今回の甥の松本幸四郎には、そこが有ったように思う。息子の市川染五郎は、親父より、また祖父の松本白鴎よりも妖しい色気があってよろしい。父・祖父を越えて欲しいな。今回の映画自体は着物姿が凛々しい中村ゆりの熱演もあり大いに楽しめた。新宿ピカデリー7割がた埋まっていて、おっさんだけでなく女性も多かったな。

羅生門