「Sign、Cosine、Tangentを使っても関数の答えは出ない。」ひらいて マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
Sign、Cosine、Tangentを使っても関数の答えは出ない。
アイドルを使ってのギリギリの性的な表現だろうが、主旨がはっきりしない事が致命的な欠点。
要するに成人映画なのだろう。しかし、66歳のジジイには全く興味のないお話。また、現代の若者の実態とも思えない。
アイドルを使って、美少女と美少女と美少年の三角関係と言いたいのだろうが、Sign、Cosine、Tangentを使っても関数の答えは出ない。
具体的な事で言えば、美少年も美少女も至って普通の子供達で、同じ様に見えて、個性の区別が付かず、理解するのに時間がかかってしまう。
原作者が芥川賞を取るような作者なのだから、きちんとした脚本を書いてもらいたい。具体的に言えば、狂言回しの語り部がコロコロ変わり、誰の語りか分からず、個々の個性が全く見えて来ない。
つまり、強制的に結論を導くとすれば、駄目な男には付いて行くな!!
って事かなぁ。こんな煮えきらない馬鹿男に翻弄される普通の女の子のお話。って事。相手の病気如きに共感するなんて、こんな小説や映画見て、やっと分かると行った内容ではないだろうが。
『たとえ君』が思っても見ない程『ブ男』だったらどうするのだろう?
我が高校か!って思う程、学校が似ていた。足利市のようだ。残念ながら縁もゆかりも無い。
最後の台詞。なんと言っているのでしょう?字幕を入れて下さい。
コメントそして共感ありがとうございます。
ラストの言葉、聞こえてないと思います、私も。
それに忘れてしまったのかもです。
実は原作を読みました。
あまりの綿矢りさの「こじらせ女子」に気持ち悪くなりました。
自我が膨張すると醜悪になる・・・
そんな印象を持ちました。
原作のラストの言葉は、
「ひらいて」
それも主人公の愛は電車に乗っていて、野球少年の一団を見ていて、
独り言で、2回「ひらいて」と言うのです。
私にも何を開くのか?まったく分かりません。
全くもって、くだらない・・・ですね。