「余白が際立たせる性春」ひらいて みっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
余白が際立たせる性春
ドキュメンタリーのように、余計な演出音がない中で、純粋で、残酷で、退屈で、そしてジェンダーレスな性春が鮮やかに描かれた。
何者でもない自分への焦燥感、アイデンティティを求める自分、その体現の仕方は、愛、たとえ、みゆき、其々のスタイルで開いていく。
私自身、たとえにとても似ていた高校生で、もっと早くか「ひらいて」いたら、どんな人生だったかと、暫し想いを馳せた。
淡々とした展開の中に仕組まれた緊張感のある画面、セリフ、シナリオが、秀逸。
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