「よい映画でした。」ひらいて T Aさんの映画レビュー(感想・評価)
よい映画でした。
10代の若さ、純粋さ、情熱がほと走るストーリー。
こう書くと、爽やかな青春スポーツドラマのようだが、実際には正反対のドロドロ物語。
「綿谷りさ、久しぶりだな…」という単純な理由で本を買い、原作を読んでストーリーに引き込まれたので映画を見ることに。
観客は8割くらい若い思い込み女性だったことにちょっとビックリ!なんで?
美しい容姿、明るい性格、勉強もできるスーパー女子。
でも、何でも思い通りに行くが故に性格はやや傲慢。
一方で、ひっそりと目立たず、一人でいることが多く、見るからに自信がなさそうな地味な女子。
どちらも「いたよなぁ、高校の時…」と思い出す。
でも、スーパー女子でも地味女子に勝てないこともあるわけで…。
大人からするとあり得ないような無茶な行動も、高校時代を思い出すとあり得ると理解できる。
一方で、地味女子の危うさを伴う純粋さも、10代の若さ故に理解できる。
同じ学校に通っていても、普通なら交わることのない2人が1人の男子を巡って交わって生じた純粋過ぎる、同時に危険な世界。
ある意味、原作以上にこの世界をしっかりと表現できた映画だと思う。
映画のような経験はしてないけど、自分の若き日々を思い出させてくれる映画でした。
女子2人の濡れ場は、超ドキドキでした…!
あ、ラストのセリフ、聞き取れなかったんだけど、あれは何と言ったのか誰か教えて下さい!
訂正です。
「観客は8割くらい若い思い込み女性…」
と書いてありますが、「思い込み」は単なる誤植です。なんでこんな言葉が入ったのか、自分でもわかりません…。
失礼しました。
もともと愛はレズでも無く、自分になびかないたとえへの面当てで、美雪に手を出したんですが、ラストの囁きは「付き纏うからね」みたいなニュアンスなんでしょうね。ダークで好きですw