劇場公開日 2021年4月29日

  • 予告編を見る

「【ちょっとネタバレ】図書館襲撃、本探しまでは良い。その後が無理くりな気がする。」FUNNY BUNNY 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ちょっとネタバレ】図書館襲撃、本探しまでは良い。その後が無理くりな気がする。

2021年4月29日
iPhoneアプリから投稿

公開予定が地元で公開なくて、auスマートパス公開と同時配信で鑑賞。

でもね。やっぱり映画は、面倒くさいけど、暗い映画館で、予定時刻閉じ込められてみるもんだねぇ。配信だとイマイチ終わった後の開放感が無い。パンフレットも買えないし、ある意味様式的な満足感がなくて寂しい。

内容は、
最初爺さんの遺言だったはずが、イジメ関係で殺された友人の関係で図書館襲撃の閉館後に本探し。

「絶対に借りられない本」× →○「絶対に借りる人のいない本」ですね。日本語は難しい。そもそも前者だったら辞典の類いで「館内所蔵」扱いの本いくらでもある。

最初は縛り上げた図書館員も、話を聞いて、深夜の図書館で、一緒に本を探すことに。んなバカな?

友人のイジメは分かったけど、その後の電車自殺を図ったバンドマンのくだりから、何だか人間関係無理くり関連づけていて、しかも彼らの心象もよくわからない。死んだバンド仲間への鎮魂歌・レクレイムなのは十分伝わったけど。何で図書館員も関係あるわけなのだろう、なんか付き合っていたみたいなことはセリフにあるが、そんな偶然。ちと苦しい。

全体的に演劇調。元々芝居だったようだから仕方がない。
図書館の場面までは快調だったのに、バンドマンの鉄道自殺を止めたあたりからちょっと付いてくのが辛くなった。
尺的にギリギリの長さに感じた1時間40分でも。これ以上長いのはキツい。編集が上手いということも言える。あんまり小説家とか「自殺を見分ける能力」という設定は要らないように感じた。

関係ないけど、本屋はごく一部の大規模店除いて無くなっていくだろけど、基本紙媒体、しかもハードカバーの多い公立図書館は100年経っても必要不可欠だよなぁ。この映画の舞台のようなキレイででかい図書館羨ましい。私の近所、狭い上にボロい。

せめて最後の電波ジャックだかの歌はもう少しメロディの良い曲歌ってほしかった。

結論は、平均的な映画。この一言。時間があれば観ても損は無い。あくまで私見です。この掲示板の顔文字に一つも該当しない不思議な映画のように感じました。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2021年5月2日

良く考えたら「借りる人のいない本」も図書館員がシステム駆使すれば容易に抽出できるはず。何で、人力で一緒に探してるわけ?論理が破綻している。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2021年4月30日

ツーか勘違いしては行けないのが、前半の図書館のくだりは立派な極悪刑法犯。監禁罪等。110番すれば、5分以内に何台ものパトカーが取り囲んで、問答無用で即時現行犯逮捕だよ。執行猶予はつく可能性大であるが、起訴は免れない。腕のいい弁護士ついて良くて略式か起訴猶予。フィクションとはいえ世の中そんなに甘く無い。それに警備会社契約している描写なので、そもそも深夜0時過ぎて退館していない時点で警備員すっ飛んでくるよ。それから近所が明かりで通報する可能性もある。

満塁本塁打