「経験者なのかな?」14歳の栞 タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
経験者なのかな?
まずドキュメンタリーではカメラを意識させなくするのが大変だとドキュメンタリーの先人達が言ってるのはよく読むけれど、スペクタクルな作りなのはかなり意外。この作りのせいで、映画評論やメディアにはあんまり取り上げられていないような。。帰ってキネ旬読み返してみよう。チラチラは絶賛の声を聞いていたので、キネカ大森で鑑賞。みんなカメラの前にたった経験があるのを疑いたくなる。子供がいる人や今、中学生はこれをどう思うだろう。もちろん、彼らの成長が楽しみだ。
キネ旬の2021年ベストを見てみたら誰一人この作品を挙げていない。なぜだろう。あの声明を受けて取り上げることも禁じたのか。それとも単にキネ旬に発表するような書き手と相性が悪くスルーしているのか?どちらも考えられる。確かに映画ファンが喜ぶタイプの映画ではない。ラスト大胆にクリープハイプがかかるドキュメンタリーなんて他に思いつかない。ドキュメンタリーの新潮流になりそうだが、そう簡単にできるような内容でもない。杉田協士や深田晃司が学校でたまに授業をやるとインタビューで語っていたと思うがそのような機械がないとなかなかここまで深く入り込むことは難しいだろう。しかも、おそらく公立の学校の為、法律的にソフト化はかなり難しいので、見れて嬉しい。
念の為、さらに映画芸術も確認したが誰も挙げていない。
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