デルタフォースのレビュー・感想・評価
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ダイハードほどでは・・
クリスマス休暇で閑散とした学生寮で武装集団による誘拐事件、居合わせたのが息子を迎えに来たデルタフォースの父親と、ダイハードを思わせるシチュエーションに思わず引き込まれますがアクションシーンを小出しにするので時々興を削がれます、勿体ない繋ぎ方に焦らされました。
邦題はチャックノリスの同名映画(1986)に勝手便乗したのでしょう、原題The 2ndはセカンド・アメンドメントの略、合衆国憲法修正第2条(銃の保有権)のことです。本作では銃規制を巡って最高裁判事の娘を人質に有利な判決を出させようとする誘拐事件の裏の柱となっています。
CIA長官の陰謀ですが普通なら右派に寄ると思われるのに銃規制支持派、何故なら冒頭のラジオニュースで告げられるとおり長官の娘が学校の銃乱射事件で犠牲になっていたからですね。
ただし、傭兵を使って護憲派の上院議員を襲ったり誘拐事件を目論むなど武力の濫用では頂けませんね。
微妙な問題のせいか主人公の父子も格闘技中心で初めは銃を撃つのを躊躇います、ただ撃ち出してからは、弾切れしない嘘っぽい銃撃戦。
長官を殺したのは陰謀の露呈を恐れた部下という落としどころは銃規制支持派の観客への配慮でしょうか、続編を匂わす終わり方でした。
大学構内の設定を上手く使えれば・・・
最高裁判事の娘を誘拐しようとするCIA特殊部隊と、娘を守るボーイフレンドとその父親であるデルタフォース兵士の闘いを描く物語。
少しダイ・ハードを意識したB級アクション映画ですね。
無駄に広げた設定、迫力のないアクション、素人同然の若者がプロと戦闘してしまうディテールのなさ・・・正直観ているのが辛くなる作品でした。
折角大学構内を舞台にしたのだから、地の利を活かしたアイデア等があれば面白さも産まれるように思われ期待もしたのですが・・・そのアイデアもないまま校外に出てしまえば、まさにB級のレベルの低さを見せられるだけの時間になってしまいます。
当然、評価は極めて低めです。
何という…
終り方なんだ。。皆助かってハッピーエンドと思いきや、過去のテロリストが、わざわざ恋人を誘拐して、ライアン・フィリップの前に連れ出して、襲いかかるシーンで終る。。闘いはまだ続くってこと?それにしてもライアンを久々に見て、息子役より若く見える。息子役が老けてるだけかもしれないが、CIAのプロと互角に闘うなど、何故か強い。CIAもプロの割に呆気なかったりする。CIA長官の個人的な恨みで判事の娘を人質に銃社会を無くす判決を下させようとしたのが発端だと思ったけど、長官の単なる穂先発言は、さらなる裏があるのかと勘ぐらせる。CIA対デルタフォースという設定は新鮮だったけど、B級映画として、まあ良しと。
よくあるパターンでも
デルタフォースのリーダーをしている主人公(ライアン・フィリップ)が、大学生の息子を迎えにいくと、最高裁判事の娘が謎の集団に襲われており、三人でやっつけながら脱出を図る。
主人公がとても強いので、見ていて不安はない。
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