CUBE 一度入ったら、最後のレビュー・感想・評価
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#86 キューブの意味
狭い立方体の箱の中は過去に囚われている自分自信。
心が揺れると箱も揺れる。
トラップにかからず、過去の自分から抜け出して新しい未来を築くんだ。
未来が見えない者は残念ながらそこで終わり。
最初から杏ちゃんの行動が変なのに、誰も疑問に思わないのは何故?
終始ハラハラ。想像力をかき立てられます
原作は観てません。
映画館ならではの迫力を楽しめそう、と思い映画館で鑑賞(^-^)
斎藤工演じる井出さん、「たとえ1人になってもここから出なくては!」と何に焦っていたのかはラストまで明かされることはなくこちらの想像次第で余韻に浸れます。
私は、奥さんが出産するとこだったのかなーとか
息子の発表会なのかなーとか
勝手に楽しみました。
田代輝くん演じる千陽くん、きっと外の世界ではいじめられたり、虐待されていたのであろう
心の閉ざし方。。。
初見の俳優さんでしたが、表情と空気感で心のトラウマのようなものをひしひしと感じさせられました。
箱の中を進むうちに少しずつ菅田将暉演じる主人公後藤さんに心を開いてきているのもホッとした。
最初は「大人は嫌いだ」と言って「○○はこうだ」と決めつける姿勢に不安を感じたけど
信頼できる人と一緒にいるうちに、自分が変わらないと。とカラを破る瞬間と、出口らしき場所からさす光がピッタリで自然とフフっと笑ってしまった。
最後まで自分を顧みれず、周囲のせいにばかりしていた大人(岡田将生演じる越智さん)との対比がよく描かれていたように思います。
吉田鋼太郎さんはさすがですね。嫌〜な大人代表!って感じを貫き通してくれました。
きっとパワハラ三昧の日々だったのでしょう。でも、そういう人でも後悔せず誇りを持って生きていると言えちゃう部分は、ある意味尊敬。でも関わりたくはない。笑
杏ちゃんも最初から何だか心ここにあらず、というか何か違和感…の理由が最後にわかって納得。
安東(吉田鋼太郎)に言いたい放題言われ越智さん(岡田将生)のストレスがぶわぁーーーっと高まった時、なぜか箱の光る部分が連動していた。
この立方体は誰かが何かの為に作った箱、というより心の奥底にある何かが具現化したもの?と思っていたけど、それなら複数人集まらないだろうし、甲斐さん(杏)の存在を考えると、何か目的がありそうな…
とフワッとした感じです。誰かと延々と話せそう( ˊ꒳ˋ )
素数とか計算式はサッパリだったのでそこは深く捉えず鑑賞。
伏線回収や、全てに説明を求めている方には不向きかも…
まぁまぁ
段々と分かっていくCUBEの謎。それぞれの人間性や過去。普通に面白いと思う。
ただ、謎や、過去についての語りが少なく物足りなさがある。終わり方についても消化不良な感じ。途中まで良かったからこそ、なんだかなぁって感じ。演技とかは良かったと思う。
つきぬけて天井から柄本時生
2021年映画館鑑賞91作品目
10月24日(日)イオンシネマ石巻
98年に日本で公開されたカナダ映画のリメイク
ビンチェンゾ・ナタリ監督の長編デビュー作であり代表作
ナタリ監督もアドバイザーとして加わった公認作品
清水康彦監督作品初鑑賞
脚本は『おっさんずラブ』『都会のトム&ソーヤ』の徳尾浩司
元ネタになった映画は20年前にDVDで観た
一度入ったら、最後
副題がダサい
『大霊界2』の死んだらおどろいた以来
『CUBE』だけで良かった
どうせなら最後じゃなくて最期じゃないの
まあどうでもいいけど
元々低予算だが邦画の方はそれより少しはカネをかけたかもしれない
六面体の空間
一面に一つずつ出入り口のハッチがある
そんな部屋がほぼ延々と続く
ゴールを求めて冒険する脱出ゲームもの
死のトラップがある部屋もあるので十分に気をつけなければいけない
人の感情に反応して壁の色が変わったりする
わりとみなさん気づいていない様子
いきなり連れ去られ気づいたらそこにいた人たち
みんな青いツナギ
設定はこんな感じ
後藤裕一(菅田将暉)エンジニア
甲斐麻子(杏)団体職員
越智真司(岡田将生)フリーター
宇野千陽(田代輝)中学生
井手寛(斎藤工)整備士
安東和正(吉田鋼太郎)広告代理店役員
主なメンバーはこの6人
女性がもう1人くらいいた方が良かった気がする
こんな話だから役者の演技力が生命線
その点ではみんな良かった
特に菅田くんと岡田くん
子役の田代くんも良かった
クソッと言わせれば日本一のクソオヤジ吉田鋼太郎も良い
杏がずいぶん落ち着いた感じだがその理由が最後の方でよくわかる
6人の前に柄本時生が登場するが死んでしまう
顔とアンバランスなサラサラヘアー
CUBEのリメイクに出演できると聞いてオシャレでセレブな美容院に行ってきたんだろう
それなのにセリフ無しですぐに死んじゃう役
前からと後ろからの違いはあるが赤いズゴックに突かれて大破するジムを彷彿させた
もう一度登場した時は本人でなくあきらかに人形だった
なぜだろう
途中降板したのだろうか
死に方がちょっと不自然な気もする
格差社会や虐め問題が取り上げられているが自分にはなにも響かなかった
結局のところ井手がなんで急いでいるのか具体的なことがわからずじまいだった
どんな組織がこんなことを?
誘拐罪じゃないか?違法では?
パラレルワールドか?近未来社会か?
いろいろと矛盾とか無理があるがそこを突っ込んでもあまり意味がないしどうせなら楽しむ他ない
僕の解釈はCUBEは生と死の世界の境目だと思っている
本田真吾のサイコホラー漫画『終園地』みたいなものかと
邦画好きで日本の有名俳優が好きな人には向いている
自分としてはカナダの知らない俳優じゃない分だけこっちの方が楽しめる
日本を貶め海外をやたら有り難る輩には向かない
どうしてそういう人はお金を出して邦画を観てわざわざレビューを書くのか全く理解ができない
革命戦士のつもりなのだろうか
キャストはいいのですが…
菅田将暉さんの作品が好きで鑑賞しました。
ご本人は原作を壊さないようにこの作品には希望がない方がいいのではないかと、すごく葛藤されたと話されていましたが…
その通りだと思いました。
キャストの演技力はとても素晴らしく感情を動かされましたが…なにせ設定が、ん?と感じる部分が多く、むしろ途中からは冷静になってしまいました。
これは脚本、監督の力量不足だと思います。
ただただ、この豪華なキャストで密閉したCUBEの中での極限状態を思い切り楽しみたかっただけなのに…
残念です。
そして。一度入ったら最後、というわりには。最初から子供は助かるだろうな〜と気づいた人は多いのではないでしょうか。
よくこれでオリジナル公認とか言ったな
謎の立方体の建物に閉じ込められた男女が脱出を図るシュチュエーションスリラー。
まず、『CUBE』がもし日本人だったらこうなるだろうという人物描写は確かに説得力はある。でも無駄に協調性だけ高いもんだからなんとなーく上手く協力してそうで、なんとなーく雰囲気も悪いぬるぬる感。
日本社会の縮図を大人vs若者、子供と単純化しすぎて結局「今どきの若者は、、」って思ってる大人たちが作ってる映画になっててすごく不快。
そして後藤の心理描写まじでいらん。あのフラッシュバック出てきた瞬間にすっごい冷めたし、そもそもあれ誰目線の映像だよ。こんなんだったらまだ人物描写は甘くても、スリラーに重視してくれればまだましなのに。
個人的に一番嫌だったのは1つの部屋の色が途中で変わること。オリジナルは部屋の色が心理描写とリンクしてるんじゃなくて、部屋の色で登場人物の心情が左右されるように描かれてたんだけど。超智が闇堕ちする度に照明赤く変えるなよ。誰がその色操作してんだよ。
まだ嫌なところはいっぱいあって、途中にインサートされる謎のSFっぽい映像ダサいし、甲斐なんてずっと何もしてないんだからそりゃ黒幕だろうよ。別に黒幕が最初から居ましたとか明かされても全然面白くないし。終盤のおっさんの行動まじでわけわからんし、部屋が途中で二つに分けられるのとかなんのためだよ。
原作未見
原作未見ではあるがみなさんのレビューを読むだけで原作がどんなに凄い作品かがわかる気がする。
それに比べるとこの作品は思ったほど謎解き要素があるわけでもデスゲーム的要素があるわけでもなくかといって人間描写は主人公以外いまいち。
全てにおいて中途半端。
原作を知らない分CUBEの構造、美術、役者さんの演技で楽しめたが事前の期待値よりは遥かに下。
星野源さんの主題歌も歌単体で聴くと凄い楽しい曲だが、映画のあのラストの後に聴くと場違い感が半端ない。
そして、登場人物の感情が昂ったりするとCUBEの色が変化するのもものすごくチープ。
役者さんの演技を信用してないんだろうか。
ラストの岡田将生さんとのゴチャゴチャが起こる部屋もトラップが発動するのが声、感圧のいずれでもなく時間経過なのもよくわからない。
というか都合良いですね。
おそらくこの作品の肝は立方体がいくつも連なってるという単純な構造の中で様々なトラップがあり、閉鎖的な空間の中で起こる人間関係の変化なのだと思う。
しかし、日本版では主人公の回想で外の世界を見せて主人公の過去に何かあることをくどいくらい見せていく。
閉鎖的な空間で役者の会話のみでそのキャラクターに何があったのかを見せていく会話劇としての要素が薄まっていた。
だから役者陣の演技を演出と脚本が邪魔している感じがする。
役者陣の演技でいえば最初の方にやたら間を持って話すのも間延びしてて冗長。
もっと脚本がしっかりしていれば面白い作品になれただろうなと思った。
杏さんの演技と伏線回収に関してはなるほどと思った。
【付け足し】
星野源さんがラジオでおっしゃっていたのだが、「CUBEを今リメイクしようと思った理由が本編を見てわかった」
この言葉の意味が映画の最後の最後で僕にもわかった。
やたらめったらにリメイクしようとしたわけではないのはわかっただけに惜しい。
「CUBE」と比べなくても酷い。
いつもは“ネタバレ”にしないのだが
この酷さをテキストにしないわけにもいかない(^_^;)
ヴィンチェンゾ・ナタリの「CUBE」は
サスペンスホラーとして天才的名作。
これと比べるのは酷。
なので比べないで観ようと頑張った。
…おいおい、比べるとか比べないとかの
レベルじゃねぇな。久々に酷い(´;ω;`)
多々ある矛盾点はラストの杏さんの立ち位置で
後出しジャンケンだがフラグは回収できる。
「そのトラップ!都合よくね!?…あー、杏さんがスイッチ押したんか」みたいな。推測ですが(^_^;)
まー、檻が出てきた時に「おい、少年、通れるぞ、その幅!」って思ったけどね(^_^;)
音楽も例の“音を出したら即死”トラップ中に
すっとんきょな音、流してんじょねーよ!
あそこ!無音だからめっちゃハラハラするんだそ!!!
……あ、比べてしまった(^_^;)
まー細かい話はいいとして
一番は
密封空間に長時間いるからこそ
人は狂気になってゆく。
が、テーマなはずが
変化も何もせず、そのまんま段取り通りの物語が進む。
(誰かが喋ってる時は他の人は黙るんだよ?仮面ライダー変身中は何もしないショッカーと同じじゃないか!)
全ては台本と演出の失敗ですね。
観ててため息を何度もした映画でした。
そんな酷評だからけだから
星野源さんの曲も
酷評作品に合った酷評ソングでした。
一度(映画館)入ったら、最後(がっかり)
CUBEシリーズ
元は1997年公開のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品
立方体のセットと7人の役者だけで作られ
ながら割り切った世界観と登場人物のキャラクターに
焦点を当てつつ徐々に明かされる規則性や
突然やってくる危機のスリルから超低予算ながら
カルト的人気を誇った
同じような設定や監督が違う続編など一時的に
ブーム化したが粗造氾濫によって人々の記憶
からすぐ消えていった
今作はそのほぼ25年ぶりのリメイクで
ナタリ監督が製作に関わっており名前だけの続編とは
違う造りになるはずだったがコロナの影響で
来日できないなど色々なトラブルがあったという
でどうだったかというと…
雰囲気は確かにいいんですが
お話部分が相当ガッカリ
冒頭上下左右が扉で繋がる謎の立方体空間に
迷い込んだ男が彷徨ううちにトラップで
どてっ腹に穴をあけられて絶命する
衝撃的なOP
その後その中で眠りから目覚めたのは
・エンジニアの後藤裕一(菅田将暉)
ほかその空間には
・団体職員だと言う甲斐麻子(杏)
・フリーターの越智真司(岡田将生)
・中学生の宇野千陽(田代輝)
・整備士の井出寛(斎藤工)
・会社役員の安東和正(吉田鋼太郎)
の6人でそれぞれ空間に入り込んだ理由や
いきさつは明かされませんが脱出を試みます
結論から言うと
これらの設定がほとんど機能しないので
どこに焦点があるのかよくわからない
映画になっています
こうした映画はこれらの人々が
どうしてここへ来たのか?黒幕は何が目的なのか?
と言った部分はひとまず重要でなく謎解きを中心に
・どんな規則性があるのか?
・何をすると危険なのか?
・(この空間で)一番経験のあるのは誰か?
・(脱出の為に)職業柄能力を生かせるか?
・人物間の個人的な関係性はあるか?
と言った部分を描写しながらストーリーを
先に進めていくことで謎解きに興味を持った
客が見に来るものと思います
しかしこの映画はそこを放り投げて
人物同士が中身のある会話をまるでしないし
肝心なことを黙ったまんまだったりするくせに
すぐ絶叫するいつものダメ邦画パターン
虐待を受けてきた弟を救えなかった後藤のトラウマや
フリーターをコケにする会社役員といった
別にこの空間と関係ない話ばかり出てきて
弟と似た境遇っぽい千陽を後藤が救うといった
はい泣いて~~~展開になっていきます
客はそんなものを見に来たのではないと思います
まぶっちゃけこの空間の仕掛け部分はそう大した
もんじゃないしわかったところですぐ解決できる
わけではないなど元ネタからすでに限界なとこ
ありますがそれにしても邦画ちっくに
判で押したような家族愛押し付け
舞台演技絶叫ものに変えすぎで
なんのために25年ぶりに引っ張り出したのか
と思ってしまいます(低予算だからか?)
典型的な予告までが一番面白いやつです
日本人だなぁという感じ
一応CUBEシリーズは全部見て、前日に1を復習して臨みました。
良くも悪くも「日本人だなぁ」という感じ。
・いじめ、自殺というキーワード
・自分で決めることが出来ず、ただ誰かについていく感じ
・突出した天才がおらず、みんな「並み」という感じ
このあたりの雰囲気が日本人っぽかったです。
オリジナルは、
リーダーとなる警察官
数学が出来る学生
脱獄犯
建築に関わった者
陰謀論信者
精神障害があるが突出した天才
とそれぞれ特徴と役割があり、サクサクと進み、分かりやすかった。
しかし、リメイク版は、全員「並み」の人たちで、なんとなく謎を解いて、なんとなく死んでいった気がする。
感情移入しやすいような設定なのかわからないが、そもそもこの世界に感情移入できないのではないか。
トラップやグロ描写もイマイチだった。
R指定を考えてだろうが、もう少し凝ったトラップがあったと思う。
それか年齢制限を上げるか。
中途半端に感じた。
一度入ったらある意味終わり
元々カナダ発の映画『CUBE』はデスゲームの金字塔として今日でも挙げられるくらい有名である。
今回はそのリメイク版ということもあり、期待して映画館に足を運んだが結果は予想外…はっきり言って最悪であった。話の落とし込みがあまりにもチープで薄すぎる。お金を払わなくても見るに値しない作品であると言える。
特に私のようなデスゲーム好きにはかなり残念で物足りない映画であることだろう。
①人の死に方が単純
デスゲームはある種、怖いもの見たさで見る人間も多い。変わった仕掛けやトリックに面白さを感じるのが普通だが、『CUBE』の仕掛けには面白みが無いため残念。
②謎しかない気持ち悪い終わり方
もう少し主催者や閉じ込められた理由などを明かして欲しかった。こんなのではただの意味のない映画になってしまう。そして千陽くんだけが結局外の世界に行けた、というラストで良いのだろうか?
③蛇足描写の数々
原作『CUBE』は全体的に無機質なところが魅力であったにもかかわらず、今作『CUBE』では人情ネタを取り入れたところが蛇足すぎた。千陽と後藤の絆の描き方も薄っぺらいし、あの場面で何故あのような絆が生まれたのか不明。
④置いていかれる文系
トラップの部屋に書いてある数字が素数か否か、という法則性であったり、XYZ座標についての言及などの解説が分かりにくい。もう少し名○偵コナンみたいに解説を図で分かりやすく説明してほしい。文系の視聴者は置いていかれてしまう。
どんな人がこの作品を高評価しているのかTwitterでエゴサしてみた。出演している俳優・女優、もしくは星野源のファンが、高評価している印象が強い。確かに自分の好きな役者が出ている場合は、1.1倍くらい面白く感じるのかもしれない。
現在『イカゲーム』が起因となり、デスゲーム系の作品の話題が全体的に挙がっている。そんな中、日本のデスゲーム作品は全体的に他国と比較して劣っているように感じる。
デスゲームは全般的に死の描き方・トリック・真相などの描き方によって作品の重みも深く変わっていく。
もう少し日本の映画業界は頑張って欲しいところだ。
謎・謎・謎・光…そしてまた謎
1997年、カナダで製作された『CUBE』のリメイク版。謎のキューブに閉じ込められた、曰く付きの6人による脱出劇。最初から最後まで、どこで、どんなトラップが飛び出すのか、緊迫感が伝わるサバイバル・ミステリー。
とにかく、全てが謎だらけ。何の前振りも無いまま、初っ端からキューブに閉じ込められ、その中を彷徨う一人の男のシーンから、物語はスタート。ここはどこなのか、何のために閉じ込められたのか、全く分からないまま、その男が、無残な形で、キューブのトラップの最初の犠牲者となる。
そして、同じように集められた6人が、上下左右の模様も形も全く同様のキューブが、幾つも重ねられた部屋の中を、右往左往して出口を目指す。その中で、各キューブの部屋によって殺しのトラップがある部屋と無い部屋の規則性に気づき、果敢に脱出を試みていく。しかし、そうした死と隣り合わせた、異常な空間の中で、それぞれが疑心暗鬼となって、平常心が狂い始めていく。
その6人を演じたのが、
・過去のトラウマを抱えた青年の後藤を、菅田将暉
・傲慢で悪どい仕事を手掛けてきた安藤を、吉田鋼太郎
・冷静沈着な謎の美女の甲斐を、杏
・弱音ばかり吐き、社会に溶け込めない越智を、岡田将生
・野性味と影が入り混じったリーダー格の井手を、斎藤工
・大人嫌いで無口な少年の宇野を、田代輝
この手のサバイバル・ミステリーは、順番に悲惨な死を遂げていくのが常。今回もその点は、同様であるため、これだけの主役級の俳優陣を揃えたのも、普通なら最後まで生き残りそうな俳優が、どういう順番で、壮絶な死を迎えるのかを見通しながら、鑑賞する面白さもある。
一方で、スプラッター・ホラーとしての、壮絶な死をどう描くのかという点においては、最初こそ、インパクトのある演出で、観る者を引き付けたが、その後は、それほどグロさやエグさも伝わらず、よく見るCGパターンでの描き方で、期待を上回ることはなかった。R指定をしないことで、菅田ファンの小中高生にも、幅広く観て欲しいという、製作側の意図なのだろう。その点では、元祖『CUBE』を知るファンからの物足りなさが、レビュー点の低さに現れていると言えよう。
本家の『CUBE』は、続編が製作されたが、ラストシーンとエンドロールの中の文字を観ると、『パート2』に、続いていくような形で締めていた。
CUBEの仕掛人は一体誰なのか?
オリジナル版は、観てないのでリメイクなど余り気にせず鑑賞しました。
最初からCUBEの中からなのでそれぞれの登場人物が選ばれた理由がイマイチ分からなかったが、唯一、余りに不自然な行動と発言だったのが、杏さんですね、ひょっとして仕掛人は杏さんなのか?? 思いながら観察してましたが、最初から最後まで余りにも冷静沈着だったのでやはり最後で当たってましたね!
仕掛け人が、ランダムに人を選んでいる可能性がありますね。続編がありそうなラストでしたね!
感じた事は、今の世の中で虐待やイジメが問題になっていますが、年齢関係なく初対面でありながら登場人物が、過去にあった事を色々と背負いながら生きて行く中での人と人のコミュニケーションとお互いの人間関係、信頼関係を築き上げる事が出来るのか? 又は出口を探すまでの人間の極限状態で自分をさらけ出す映画だと思います。
「もしあなたならどうしますか??」 って事を問い掛けしてる映画だと思います!!
個人的には、面白い映画だと思いました。
予定調和
リメイク元の「CUBE」とそこから広がっていった未公認リメイク作品を観てみましたが、一作目のクオリティがとても高く、超面白いとまではいきませんが、カルト的な人気が出るのも分かるなーという感じの作品です。主人公と思っていた人がまさかのヒールで、頼りなさそうな人が実は切れ者で、脱獄上手い人が早々に死ぬなど、1秒先が分からない作りになっていて短い尺ながら感情がどんでん返しになる良い作品でした。
そんな「CUBE」がリメイク。発表された時点でもう嫌な予感がしていました。オリジナルにはいなかった中学生をメインの登場人物にしたせいで、こいつは確実に生き残るなとまず冷めました。興行収入のこともありますし、売れなきゃ仕方ないというのは分かるんですが、実力・人気共に高い役者を起用してしまうと、それらが裏目に出て、緊迫感が感じられなくなるのも懸念点でした。
実際に見たところ、その予想は的中しました。
本家のレーティングは分からないですが、そこそこグロい印象があったのですが、本作ではそこはほぼ無いと言い切っていいレベルです。序盤の柄本さんが死ぬシーンは大きめの四角い筒が心臓部分の周りをごっそりとくり抜くというトラップ、これはオリジナルのバラバラにしていく感じとは少し異なっていましたが、このアプローチはなかなか良いなと思いました。この映画の数少ない褒めポイントです。ただ、他のトラップは大したことないです。迫り来るレーザーに火炎放射、赤い光点や上からのナイフ扇風機とどこか既視感のあるものばかり。最後のトラップもなんだか樹海村っぽい木が突き刺していくという何じゃこれ感が否めなかったです。
登場人物のバランスの悪さも問題です。まともに人物像が分かるのが後藤くらいです。あとはよく分からなかったです。甲斐さんはセリフが少なく、あからさまにキューブ側の人だなとすぐに勘づいてしまいました。変に冷静なショットしか写さないのでそこんとこも下手くそだなと思ってしまいました。越知さんは変人。岡田将生さんの演技がその狂いっぷりを際立たせていますが、なんかひたすらに世間を否定してくるのですが、それほどの説得力がある行動をしていないので、ずっと引っかかっていました。安東を殺す際も、トラップに嵌めるというわけではなく、キューブを開けるパッチで頭を挟み何度も閉じて傷つけていくという、キューブはどこ行ったんだ?と思わせられるバカっぷりを見せられました。安東も、ズルく生きてきた割には直感的に行動し、怒りに身を任せているような人間なので、ずる賢い面は全く見えません。千陽も天才中学生とかそんなんではなく普通の中学生で、その子が最近やった授業がキューブの法則に当てはまるなんてそんなバカな。後藤を改心されるためにトラップに飛び込むというのも頭が悪いですし、結局何に苦しんでいたのかもさっぱりでした。泣きの演技も微妙でしたし、キーマンにするには勿体ない人材です。あと生き残るのが見え見えです。井手さんは何に急いでいたのかが分かりませんでした。取ってつけたように後藤と信頼を築いていきましたが、そんな数時間じゃ深まるもんも深まりません。後藤も後藤で描かれた過去は適当ですし、エンジニアって説明はしてないからなぜそんなに数字や図式に詳しいかも初見じゃ全く分かりません。幼稚です。
物語が進んでいくごとに趣旨が変化していくのもいただけません。オリジナルではキューブからの脱出を最初から最後までこなしつつ、その中での裏切り合いを見せるという二重の面を深く楽しめたのですが、リメイクでは前半は脱出する手がかりを抱えていましたが、後半は過去やトラウマからの脱出に視点が変わっていき、悪い意味で邦画らしいなと思ってしまいました。正直、オリジナルから上映時間がかなり伸びているのもあり、余計なことしてるんだろうなと思いましたが、まぁとんでもない改悪を施していました。
役者陣の熱演はとても良かったです。
主題歌の「Cube」。曲自体はとっても好きで、リピートしているのですが、映画には全くをもって合わない。オリジナルにもリメイクにも合わなさすぎるポップな曲調はひたすらにノイズでした。正直、この映画に主題歌は無くていいんです。劇伴も泣かせにかかるものが多くてこれまたノイズでした。
洋画をリメイクするならちゃんと脚本を練って、それでいて日本らしさを加えるのが最低限だと思います。正直、洋画のリメイクは今後しなくていいと思います。人気の役者を使ったらいい、上の人間の甘い考えが透けて見えます。
あとこれは余談なのですが、公式Twitterのテンションがかなり嫌いで、S(死ぬ)-1グランプリみたいな事をしていて、それで当たった人に商品をあげるという、バカみたいな企画を練っていたり、仮にもホラーの部類に入る作品なんだから、少しはキチッとしろよっていう投稿が多かったです。おしまい!
鑑賞日 10/23
鑑賞時間 12:35〜14:35
座席 J-5
過去最、、、
あのCUBEのリメイク版、そして菅田将暉を筆頭に錚々たるメンバーが出演と言う事もあり、公開前から少し話題になっていた作品、、、だが。
私は別に評論家ではないが、過去5000作品以上観て来た私の中で過去三本の指入る程残念な作品だ。
ぶら下がっているのに脚の下に台がある感や、引っ張り上げてるのにワイヤーでつられているから力が入っていない感。小道具でさえ前後繋がっていない。
これ、監督はその場に居たのか?指揮はとったのか?映像のチェックはしたのか?と疑いたくなる。
これでは演者が可哀想だ。
そもそもこう言う所にコメントを書くタイプの人間ではないが、あまりにも残念過ぎて書いてしまった。
映画は全て監督の責任であると言う事を忘れてはいけない。
バリエーションの一つとして
不条理さの説明は元ネタでもさほどされておらず、そこは別に気になりませんでした。
元ネタと似た人物も出てきません。
せいぜい靴を使う斎藤さんぐらいかな。
だから、1、2、0に続く新たなバリエーションとして捉えたらいいと思いました。
元ネタを見ている人なら全ての設定が納得いきます。
それぐらいの予習はしてもいいんじゃないかな。
それなら、3として楽しめるんじゃないでしょうか。
ただし、
斎藤さんが急ぐ理由、
男の子のトラウマ、
は説明があっても良かったかな。
あと、菅田君が生きてるのはダメでしょ(笑)。
職業出てきた?とか言ってる方いますが、最後の杏さんのスキャンで全員英語で職業出てきます。
洋画好きな割に英語は読めないのね(笑)
洋画好きなら、英語勉強は必須だよ。
軽く観るのが良い
本作知らずから観ました。
感動とか衝撃はなく、脱出ゲームとして楽しむなら有りかなという感じです。
訴えかける言葉も弱いし、登場人物の闇が軽く触られてるくらいなので感情移入はなかったです。
ただ菅田さんが過去のトラウマに向き合うときの演技と徐々に狂っていく(本性が見えていく?)岡田さんの演技が凄かったです。
関係ないけど、急にびっくりさせる(ホラー映画)みたいなのが何カ所かあって体がびくっとなりました。
登場したときのカメラワークでCUBE側の人間が誰か勘づいてしまいますね、台詞も少なくて俯瞰でいるので。
軽く観るくらいの気持ちで観ることをおすすめします。
リメイク!だが…
本家CUBEを若い頃に見て衝撃を受けた私は、公開日初日に観覧しました。予告編以上の情報は仕入れず、本家を見返すことも控えて見に行ったのは結果的に本作を楽しめた要因の一つだと思う。
物語の進行上のギミック、展開については記憶が残っていたため、安心して見ることができた。ラストの展開もまぁまぁ期待通り。役者さんの演技が上手いなーと思いながら見ていました。
ただ、見進めていくうちに疑念が湧いたんです。
「これ、CUBEのストーリーが面白いだけでは…?」と。
そういう視点で見てみると、
菅田くんのオーバーリアクションや、必要以上にフィーチャーされるトラウマ表現。
児童虐待を体のあざのみで説明してしまうステレオタイプの表現。
ある種ストーリー進行のためだとしか思えない吉田鋼太郎と岡田将生の感情の昂り。
斎藤工の背景が語られないことも、菅田くんがなんでデカルト座標を思いつくのかの説明がないことも気になってきました。
最終、なぜ菅田くんは生き残っていたのでしょう?
謎を残し敢えて説明せずヤキモキさせる脚本、というよりはただ単純に説明が抜けていて腑に落ちないって感じでした。
原作比較
グロ描写の薄さや人が死ぬ時のよく分からない
感動演出など気になることはあったけれど全体的におもしろかった。
R指定がない中でどれくらいグロ描写をやってくれるのか楽しみだったが冒頭から胸に四角い鉄が突き刺さり貫通、穴がぽっかり空き肉がおちる描写がありこれ子供に見せて良いものかとおもった。
全くグロ描写には期待してなかったのでとても良かった。ここまでやるか!と少し笑った。
原作も基本的にツッコミどころ満載なのでそういう意味では原作に忠実だったと思う。
配役的にも菅田将暉も脱出するのかなあと思ってたらしっかりCUBEの中に取り残されてたので安心。せっかくならトラップで死んだ描写がほしかった。
素数が重要な要素となっており原作で生き残ったのは素数に詳しい障害者のみ。原作エンドは外の世界にでても一人では生きていけない人がCUBEから一人で脱出する、というふうになっている。
本作も虐待されてる少年のみが生き残り、脱出しても何も変わらないかもと思いつつも歩いていくのが良かったと思う。
原作ではあった出口との架け橋になるような部屋は1番最初の部屋で動かなければ何の問題もなく脱出できたというようなシーンがあればより絶望感が増して良かったと思う。
R指定はないけど子供は見ない方が良い。
2000年過ぎたあたりからSAWシリーズで人気ジャンルとなったいわゆるスリラー映画が大量に生産された。
初めてCUBEを見る人はなんかどこかでみたことある映画だなあと思うはず。そこはご注意を。
全69件中、41~60件目を表示