とんびのレビュー・感想・評価
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昭和の頑固親爺は寡黙な方がいい
「良作」ではあるのだろうが、今一つ響かなかった。
理由の一つは、父親のキャラクター。一本気で喧嘩っぱやいが、どこか憎めず、皆から愛される人柄として描かれているが、この「憎めない」とか「愛される」といったところが、どうにも腑に落ちない。昭和の時代だろうが、広島だろうが、実際にこういう人間が身近にいたら、とてもやっかいで、面倒くさいはずで、そう思うと、映画の世界に入り込むことができなかった。
もう一つの理由は、構成の悪さ。主人公が「生まれてこなければよかった」と思い悩んでいると思ったら、そのすぐ後に、自分の父親に「生を与えてくれてありがとう」と感謝したり、物語の最大のポイントである母の死の真相が、終盤を待たずして、あっさりと息子に明かされたりと、どうにも語り口がすっきりしない。やはり、入社試験時の息子の作文のエピソードは、クライマックスの泣かせどころで使ってほしかったと思うのである。
終始泣いてしまった
豪快だか感情を伝えるのは不器用なヤス。思っていることとは反対の事を言ってしまうことも多々あるが、愛情が滲み出ているから、泣いてしまう。ヤスの幼なじみ照雲の父、海雲さんが冬の海でヤスとアキラに伝えた言葉と行動の意味に、愛情と厳しさと優しさを感じ涙腺崩壊。血が繋がった家族だけではない、人と人の繋がりにも泣けた。薬師丸ひろ子さん演じるたえ子さんが、会いに来た娘さんの顔をなかなか見れないながらも行動で思いを伝えるシーンもグッときた。アキラ演じる北村匠海さんの声が綺麗だなぁと思って見ていた。照雲さんがヤスの良さをとても引き立てていた。
最高のキャスト、スタッフとこの原作
でなぜか泣けない。
ダイジェスト感が否めない。
予告編で全部見せられていたからかな。
泣かそう泣かそうとしてくるからかな。
私が天邪鬼なんだろうか。
(「余命十年」「コーダ」「ゴーストバスターズ」「マイ・ダディ」は泣きましたよ)
そもそも、あの子はお母さんがどうやって死んだか何も知らなくてかわいそう、という設定があの描写だと無理がある。あの嘘も絶対駄目な嘘だし。
阿部寛、安田顕、薬師丸ひろ子、キャストみんな良かったけれど、大島優子、田中哲司、濱田岳の三人以外はいかにも芝居がかってて、松竹新喜劇の舞台観てるみたい。(松竹新喜劇は泣けます)
見せ場の連続なのでどこがクライマックスなのか、
原作者と同世代だけど、東京の大学へ行くだけなのにあんなだったかなあ。
どうして最初にタイトル出さないんだろう。最後に出す意味あるのかな。「ちょっと思い出しただけ」の時は最後にタイトルが出て、あっと思ったけど。
映像もきれいで、いかにもな音楽も美しいし、何より阿部寛が良かったです。いろいろ書いたけれど、好きな作品です。
最後まで父に「ありがとう」言ってないですよね。
トンビに油揚げさらわれた?
直木賞作家・重松清のベストセラー小説の映画化。これまですでにNHKと
TBSで2回も異なるキャストでテレビドラマ化されている「とんび」。1962年生まれの重松清。作品はノスタルジックで、ジジ臭いのよ。広島県備後瀬戸内市が舞台。港湾の貨物運送会社で働く父親(ヤス)は喧嘩っぱやくて大酒のみだが、人情味があって人気者らしい。奥さんは頭がよくて優しくて美人。麻生久美子は姉さん女房?一粒種の息子(旭:アキラ)が学校に上がる前に美人の奥さんは、息子を庇って、荷物の下敷きになって死んでしまう。ひとり親になったヤスを飲み屋の女将さんや同級生のお寺のものぐさ坊主の照雲夫婦とオヤジの海雲和尚や会社の人たちがアキラの面倒を見てくれて、グレずに成長して、見事に東京の早稲田大学に合格し、出版社に勤務して、7歳年上のバツイチのシングルマザーと結婚して、直木賞を取るような売れっ子作家になりましたっていうお話。アキラは子宝にも恵まれまして、ヤスの葬式の遺影にする写真を息子夫婦家族が選んでいる場面で終わります。大きなサワラを右手に持った写真でした。
阿部寛さんは熱演でしたが、どうもテルマエ・ロマエの印象が強くて、喧嘩っ早く思慮の浅い性格の大酒のみの役にマッチせず。まぁ、真面目なんですな。ドカジャンも似合わない気が。
旭(アキラ)はこんな父親が苦手で、なるべく刺激しないようにして暮らしていますが、つい感情的になっては生意気だと頭ごなしに叱られて、姉御肌の薬師丸ひろ子おばさんや暇な安田顕と大島優子夫婦に助けを求めてしまいます。メイク薄めで、あまり強面ではない麿赤兒和尚のバックアップもナイスアシスト。海雲和尚が雪の降る海岸に連れ出して、訓戒のようなことを幼いアキラとヤスに言う場面や、ヤスがアキラの心に負担をかけまいとしてつき通した嘘を許してやってくれと、したためた手紙が素晴らしい。
照雲役を麿赤兒の実の息子の大森南朋にして、ヤスを安田顕にしても面白かったかも。安田顕と麻生久美子だと俳優亀岡拓次になっちゃうか?
いずれにしても、海雲、照雲親子に油揚げさらわれてしまったような感じでした。なまぐさ坊主のくせして、大島優子みたいな色っぽい奥さんと夫婦水入らずで、羨ましい限りでした。
浜田岳がトラックの相棒で出てきまして、ヤスがアキラの会社によれよれのドカジャンで行ってる間に東京湾で釣りしてたような。テレビドラマの釣りバカ社員浜崎伝助のかずさ屋のきたろうの娘役の娘(田辺桃子)が杏との間にできた長女役でした。
あと、息子の名前を小林旭のAKIRAにして、ダイナマイト150屯を歌わせるのはいかがなものかと。歌、旨くないし、似合ってないス。三橋美智也のとんびがくるりと輪を描いた~ ホーイのホイ(夕焼けとんび)の方が歌詞も映画の内容に合ってたんじゃない?
瀬々監督は商業映画監督になってから、いまいちキレがないっス。
誰かを思い出すあたたかい物語
不器用で、意地っ張りだが真っ直ぐで愛情深いヤスを
まわりの仲間たちは見放さない。
家族のように、自分のことのように。
ある意味
その人生をも共に背負っていくくらいの覚悟で向きあっている。
個人主義が普通な今となっては、消えつつある空気感の
濃すぎる程の関係性は
昭和をかけぬけ平成、令和という時の流れの中で散り散りになっていったようにおもう。
さらに現在は、世界に巻き起こった伝染病による距離感が物理的にも精神的にさらに広く深い川となりあちらこちらに溝を増やし続けているようでもある。
そんな折だからか…
昭和の瀬戸内海にある小さな町がこまやかに再現されてる景色に、人情味溢れる人々の表情やことばが暑苦しくもあり、あたたかくもあり。
スクリーンいっぱいに弾けまくりながらじゃんじゃん
こちらにぶつかってきて
反動で揺れる自分の心がぎゅっとつかまれていることに気づく。
そうやって泣いたりわらったりどきどきしたりの行き来をしながらひとに恵まれて生きるということのありがたみについて考えていた。
運や縁を自分の中であまりに簡単にしないこと。
それは純粋な思いやりと謙虚な誠実さでじぶんとまわりに対峙することかと。
そこで築かれた人間関係にはお金と名誉だけではない世界、ともすれば空虚になる時間に大いなる価値をつけることも示していたように思う。
波止場でどこかの親子をみつめるヤス、それを遠くでみているあきらのシーン。セリフはなくともふたりの互いに対する気持ちが充分にわかる眼差し。
力いっぱいに神輿をかつぐヤスと旭のシーン。ふたりを長く悩ませた親子の優しい嘘と葛藤の陰は掛け声と揺れる肩のうごきにあわせ、ほほえむ美佐子がいる空に消えていった気がする。
また父子のあいだをことあるごとにつないだ美佐子の振る舞い、海になれといった和尚のような存在、友人たちの愛ある小芝居やなじみの仲ならではの気の利かせかたなど、いつもそこにはあったのはかけがえのない人間愛だということ。
切なくあたたかな重松さんの世界、どっぷり堪能。
感化されたかな、幼い頃、まわりにいたおじさんおばさんや家族とのやりとりを思い出して頷いてます。
モデルコンビの親子
テレビドラマを見て号泣して、かなり久しぶりに映画でも見たくなり、鑑賞しました。
泣くのが恥ずかしかったので夜の公演にしたのですが、意外と女性が多いのに驚かされました。
「お前は海になれ」「お前は母親は居ないが、こんなに周りの人に愛されているんだ」
住職の言葉が一番心を撃ちます。
ただ1970年代生まれの私個人としては、内野聖陽さん/佐藤健さんのほうが、このストーリーにはしっくり来ました。
(1980年代以降に生まれた方には、いまのキャストのほうが良いのかもしれません。)
ドラマとの相違点は「神輿のシーンが多い」部分でした。
あとは「詰め込みすぎて、ストーリーが繋がりにくい部分」が多かったので、「ドラマを知らない人」には、少し疑問符が残るシーンがあったのかな?と思いました。
私は昭和生まれの父親で、息子は平成後期生まれ。
息子には、私よりも大きく強く逞しくなって欲しいと願うのは、贅沢なのかも。
でも「あんなバカ親」にはなりたい。
そんなことを帰宅する車の中で考えていました。
孫が二人も居るなんて、少し阿部ちゃんが羨ましかった。
ただ私世代にとって、阿部寛さんは「メンズノンノのモデル」なので、
「カッコ良さ」が染み出していました。
そういえば、北村匠さんって、俳優だと思っていたら、モデルでもあったのですね。
..ん?だから、女性が多かったのか。納得です。
備後の洗礼
良かったですね。安男の反応をわかった上での行動が愛情の深さを表していました。みんなが旭を育ててくれた事が汲み取れ、母親を事故で亡くした分を取り戻してます。あれはあれで幸せな事ですね。
不器用な愛情
今や古いと言われるかもしれないけど、昭和の不器用だけど愛情たっぷりな父親像。
僕はやっさんのように愛情たっぷりで子育て出来なかった。
山あり谷あり、映画のようにいつか子供達がこんな自分でも父親として、孫を連れて会いに来てくれる日が来ることを願う。
じゃけん
元のドラマ版は未視聴です。
『糸』が2020年ワースト5に入るくらい自分とミスマッチで、瀬々敬久監督のその他の作品もハマらずじまいの作品が多く、かなり不安の中鑑賞しました。
全体通して良い話だったなーと思ったのですが、どうしても端折っているなと思う場面が多々見られ、その繋ぎ方が上手ではなかったですし、撮影にとにかく違和感を感じた作品でした。
昭和の親父だなと思うくらい昔気質で、とにかくキレやすいダメ親父というのを強調して描かれますが、ここは阿部寛さんの演技力も相まって豪快でした。浴場で風呂に潜った瞬間に「テルマエ・ロマエ」かな?と思ってしまったのでフフっとなりました。阿部さん、北村さん、杏さん、薬師丸さん、安田顕さん、大島さん、と役者陣に不足なしと言い切って良いくらいの演技合戦は最高でしたし、濱田岳さんのほんわかしたキャラクターはとても好きでした。
原作からのエピソードをだいぶ抜粋していると思っていますが、暁の幼少期、中学生、高校生、上京後、妻との出会い、父親の死去、と描かれますが、高校生のフェーズがそこそこ長めで、上京後のエピソードがかなり薄くなっており、そのため結婚の挨拶で地元に訪れるシーンはなんだか冗長に感じてしまいました。ウルッときそうなシーンはありましたが、どうしても無理のある展開にスッと引いてしまいました。
重大な欠点として登場人物を一貫して同じ役者に任せているというのもあっておそらく昭和37年の多分30代くらいの阿部寛さんは完全に今の阿部寛さんですし、北村匠海さんは中学生時は完全にヅラですし、親になった50代なんて髪型と服装をそれっぽくしただけのいつもの北村さんですし、その息子・娘達は確実に20代〜30代のはずなのにすごい若いですし、とここ何とかならんかったかな…メイクとかもう少し頑張れたのにな…と思ってしまいました。
あと撮影にとにかく違和感がありました。人物を撮るカットも何か合成したかのようなブレがありますし、ラストのドローンでの引きの映像なんてグラグラしててとても見づらいものになっていました。慣れないことはしないで良いのに…。
やはり瀬々監督の作るドラマに自分は合わないんだなと再確認。映画って観るまで分からないですね。
鑑賞日 4/10
鑑賞時間 12:15〜14:45
座席 D-7
昭和の不器用な父親と子どもの物語
本作は同名の小説を原作として
ドラマ化もされたらしいのですが
個人的にはこの作品はこの映画が初見です
戦争の傷跡が残る昭和の時代に
主人公のヤスが愛妻と息子の家族で暮らしていくが
事故によって妻を失ってしまい
その後、一人息子の旭を育てていく
ヤスが旭に母親が亡くなった理由で嘘をついたりして
不器用な昭和の父親として描かれている
母親を知らない旭をヤスとその周囲の人々が
みんなで育てていく映像は
古き良き昭和の時代を表していると思う
この映画は昭和の中期と後期の時代を
交互に描かれているが
主人公を演じる阿部寛の違いがわかりにくいので時代を感じにくいように思った
あと旭が少年だった時期がそこそこあったので
北村匠海の出番はちょっと短めに感じた
極端なサプライズな展開は少ないが
基本的にいい映画だと思う
ただ、ドラマや原作を知っている人は
どう感じるかわからない
【”粗にして野だが卑ではない父親が、息子を想ってついた優しき嘘”家族、親子、人の絆って何だろう・・と改めて考えさせられる。今や希薄になりつつある相手を思い遣る優しい気持ちが詰まっている作品。】
ー 名作「とんび」を読み、涙してから幾歳月が経っただろう・・。
そして、映画化の話を聞いた際に、メガホンを瀬々敬久監督が取ると知って、相当なプレッシャーだろうが大丈夫だろう、と思ったモノだ。ー
◆感想
・今作でヤスを演じた阿部寛さんの渾身の演技は忘れ難い。
表面上は粗野を装っているが、心根の優しき不器用な父親を見事な演技で魅せ付けている。
妻、美佐子(麻生久美子:モットーは、”長生き”と聞いて成程なあ、と思った気品ある素敵な女優さんである。)の死の真実を、息子アキラ(北村匠海)を想い、
”落ちてくる荷物から俺を守るために死んだ”
と嘘を付くシーン。
銭湯の湯船に何度も頭まで漬かりながらアキラに話すヤス。涙を隠しているんだろうなあ・・、と思いながら観ていた。
そして、漁港で仲良く遊ぶ父子の姿をぼんやり見ている。そんな父を遠くから見ている成長したアキラ。
・アキラを我が子の様に可愛がり、育てる備後の海辺の小さな町の人々も良い。
和尚(麿赤兒)や息子夫婦(安田顕&大島優子)。且つて結婚しながらも、娘を生んだ事で(年代的な事である)夫の両親から冷たくされ、今は一人小料理屋を営むたえ子。
- 結婚前に、たえ子を訪ねて来た娘とのぎこちない再会シーン。けれど、ヤスや小料理屋の常連は明るく振舞い、二人をリラックスさせるシーン。善人ばかりである。-
・アキラはあっという間に高校生になり、ヤスに反発するシーンも度々。だが、ヤスは自分が悪いと思ったら、不器用な方法(自分で自分を殴る)で謝罪の意を息子に伝える。
ー アキラが心優しき男に育った理由は明らかで、ヤスが”お前の子なら優しい子になる”と言った母の血と、ヤスの血をしっかり継いでいるからだ。
そして、備後の海辺の小さな町で暮らす、善性溢れる人々に育てられたからだ。
それにしても、アキラが東京の早稲田大学に行く際に、父のために野菜ジュースを3ケース用意したり、酒を呑んだら風呂に入らない、空焚きを避ける装置を付けて上げるシーン、衣類を準備してあげるシーンとそれを記した手紙は、男親としては沁みたなあ・・。ー
・和尚が遺した、母の死の真実を達筆な毛筆で記した巻物。それを読んだアキラの表情。
・アキラが東京の出版社に就職して、連れて来た女性(杏)。
戸惑うヤスの姿を見て一芝居打つ和尚の息子照雲(安田顕)。
ヤスが思わず口にした ”良い人じゃないか!”
<今作には、今や希薄になりつつある人々の深い絆、相手を思いやる優しい気持ちが詰まっている。そして、最も厄介な親子の絆もキチンと描かれている。
良好な人間関係を築くには、相手をキチンと知る。それは、時に取っ組み合い、時に胸襟を開いて話し合う姿勢が必要何だよなあ、と思った作品。
会場のあちらこちらから、啜り泣きが響いて来た作品でもある。>
原作は重松清の同名小説で、先に2度、テレビドラマ化。 小説未読、ド...
原作は重松清の同名小説で、先に2度、テレビドラマ化。
小説未読、ドラマ未見での鑑賞です。
終戦から十数年経ち、日本が活気づいていた昭和37年。
瀬戸内海に面した備後市の運送会社で働くヤス(阿部寛)。
幼いころに両親と離別したヤスと、原爆で両親を亡くした妻・美佐子(麻生久美子)のふたり暮らし。
その妻は妊娠中だが、無事、男児を出産、旭(アキラ)と名付けられる。
数年後、美佐子は幼いアキラをかばっての事故で死んでしまう。
アキラは町の人々に育てられ成長するが、事故の真相は伝えられないまま思春期を迎える。
どうしても事故の詳細を知りたかったアキラに、父のヤスが継げたのは、「かあちゃんは、とうちゃんをかばって死んだんだ」という嘘だった・・・
といったところからはじまる物語で、ここまでが前半3分の1ぐらい。
その後は、わだかまりを抱えた父と息子の物語が展開する(長じたアキラを演じるのは北村匠海)。
まぁ、観る前から予想できるような物語で、実際、それを裏切ることはないので、期待どおりといえば期待どおり。
阿部寛演じるヤスの、馬鹿で一本気な父親は「ザ・昭和のオヤジ」であり、そのザ・オヤジ描写が面白い。
ただし、出だしはあまりに漫画的で、これ、大丈夫か?と思わなくもなかったですが。
泣かせと笑い、それにダルダルのシーンが交互に来るので、肩ひじ張らずに楽しめました。
気になったのは、30年近い年月の物語なのですが、若い頃のヤスや周囲の人々がはじめからオッサン、オバサンなので、ちょっとねぇって感じでした。
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