ドリームランドのレビュー・感想・評価
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『大草原の小さな家』『怒りの葡萄』『ボニー&クライド』をリスペクト...
『大草原の小さな家』『怒りの葡萄』『ボニー&クライド』をリスペクトして、その時期を描こうとした努力は認めたい。しかし、1930年代は農業自体よりも経済が破綻している。その現実が表されているのかなぁ?
つまり、だから、ドリームランドなんだと思う。
この映画は2回目だが、封切りで横浜で見た記憶がある。のだが、横浜と言えば、『ドリームランド』開園直後に亡父に連れられて行って、閉園直前に行った。
まぁ、監督、製作者が女性であっても、脚本が男だとこの程度の映画になってしまうのかなぁ。
これじゃ、女性が悪くないし、男がウマシカ過ぎる。
気楽に楽しめた。
はじめはアリソンをつき出して懸賞金もらえばと思って見てた。そうならないのはわかってるけど、危なっかしくてハラハラで心配。
過酷な土地とうまく行ってない父親と夢見る気持ちと、そこに来たアリソン。
惹かれて魅力のある彼女の話を聞いてると味方になりたくなってしまうユージン…。
何かあると疑いながら見てたけど、思ったのと違った。
悪事は平気でする。人殺しは平気じゃない。
後半はだんだん逃亡が成功して欲しいような気になってた。穏便に進んだらなぁと。
そんなわけないんだけど。
わかってても、最後は悲しかった。
これはストックホルム症候群?
私は擬似体験したのか?
でも冷静に、銀行強盗に居合わせて銃向けられるの怖いだろうしトラウマになるだろうから、庇う気はなく、わかってる。
殺人も故意か事故か関係なく悪いのもわかってる。大丈夫。
現実であったらジレンマに陥る前に懸賞金を貰おう。
スリリング
何度もひやっとする場面があった。ちょっと歳の離れた兄と妹。妹とは父親は違うが仲が良く癒される。妹が兄の思い出を語る形で話は進められる。兄の夢と指名手配犯の女の夢。その夢の場所が偶然重なり兄も妹を置いて出て行く決心がついたのだろうか?銀行強盗をする際の女の大胆な様子を見ると、兄は完全に騙されたのだなと思った。悪い女に人生を狂わされた青年。何とも言えない気持ちになった。
字幕「本当に殺してない?」画面「(首を振って)ええ・・」
映画「ドリームランド」
(マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)から。
作品を一行で表現すると、解説にあるとおり、
「美しき指名手配犯と17歳の少年の鮮烈な恋を描いたラブストーリー」。
実は、あまり心に残る台詞がなかった。
逆に、違和感があり頭から離れないのが、和訳と演技の差。
実は冒頭の部分、納屋で彼と彼女の短い会話。
彼(ユージン)は、彼女(アリソン)に訊ねる。
字幕「本当に殺してない?」画面「(首を振って)ええ・・」
質問に関係なく「YES」「NO」が表現される会話に、
日本語的な和訳を読んでしまうから、違和感が残る。
字幕「本当は殺したんだろ?」画面は(首を振って)「いいえ」なら、
字幕と演技が噛み合い、すんなり頭に入ってくるのに、
わざわざ「本当に殺してない?」と「ええ・・」と訳すから、
あれっ?っと、メモしたくなってしまう。
今までも、何回となくこういうシーンにぶつかった。
訳した人は、もう一度だけ、画面の演技とあっているか、
見直して欲しいなぁ。
青い体験
ガスヴァンサント風味があまり機能していない
立ち昇る砂嵐の絵はよく出来ているがフューリーロード経験後の観客にはイマイチ迫力不足
最後まで煮え切らないユージーンにイライラ、作品の出来自体が童貞
マーゴットロビーのおっぱいに☆☆
ユージン役のフィン・コール。デビット・クロスにすごい似てる
Dust bowl
防塵マスクをいつも携帯していて、なんかコロナ禍の現在とかぶる。
砂嵐、いつくるかわからないんでしょうね。警察職員の父親のは毒ガスマスクみたいだった。
1930年代半ばのテキサスが舞台。
音楽も全部オリジナルのようですが、なかなかよかったです。フルーグラスやフォークソングが渋かった。
異父兄妹の妹が兄の記憶をたどるかたちのナレーションで進行する。
妹役の子役がとても利発でかわいい。
兄のユージン役の新人俳優フィン・コール。デビット・クロス(David Kross:ダフィット・クロス)と区別つかないほど似ていた。実際、年齢も5歳しか違わないみたいだし。デビット・クロスは最近、キーパーある兵士の奇跡やバルーン奇蹟の脱出飛行に出ていますが、むしろ有名なのは愛を読むひと(ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ)で、少年時代のマイケルを演じたことですね。ケイト・ウィンスレットのアンモナイトを観た直後でもあり、あぁ、マルゴット・ロビーはアメリカ版愛を読むひとを作って、大女優へのステップを踏むことを企んだ? 自分の制作会社。自分が主役。若い俳優を起用してのラブロマンス。いつまでも、ハーレイクインやってられないしね。
クライム・ロードムービーはアメリカによく似合う。大規模な開墾による人災の結果のダストボールと重なった大恐慌。怒りの葡萄でもお馴染み。狙ってきたなぁ~と思いました。
久しぶりに酒で消毒して、弾を抜くシーン見た。マーゴット・ロビーのふとももいいね。
夜の湖に二人で入るシーンもよくある。誰もこないと言ったのに、人に見つかって、あわてて逃げたあとの、ビンタ。
ユージンはアリソンにたびたび、子供扱いするなよと。25歳とうそぶいたり、背伸びする。
モーテルの浴室での初体験。
「そこに座りなさい」
アリソンは逃亡用の車をなんとかユージンに用意させようとする。そして、大砂嵐の中、とうとう父親のトラックで逃亡する。
なかなかだと思ったのは、実父に想いを寄せるユージンがトラックで運転中に警官に尋問されるシーン。名前を聞かれ、「ユージン・ベイカー」と、現在の姓エバンスではなく、実父の姓ベイカーを名乗ったところ。もちろん、警官に身元がばれないようにとっさに考えたのであろうが、5歳で家族を捨てて行ってしまった実父への憧れがよく表れていた。このまま逃亡を続ける覚悟の表明とも感じられた。
メキシコの海岸での切ない妄想シーンのカットが素敵でした。もうちょっと見せて欲しかったなぁ。
アリソンを射殺したあと、息子に足を撃たれた父親。同行させた賞金目当てのハンターに撃つなと。自分も撃たないし、追わない。
妹は「お兄ちゃん、逃げて」
寅さんは異母兄妹。
寅さんも立派なロードムービーですけど、寅さんの冒頭の夢オチにこんなシーンあったような。
おいらもいい夢を見させてもらいました。年上のお姉さんに憧れた記憶を持つ男性にはたまらないストーリーでした。まんまとマーゴット・ロビーにやられました。
砂嵐が運ぶ…切なき運命
荒地の貧しい農場で幼い頃家を出た実父を今でも慕う17歳の主人公ユージン…
義父との不仲…息苦しさ、閉塞した日常からの脱却を望んでいた…
そんな、ユージンの前に現れた犯罪者のアリソン…不幸な生い立ちのせいで自暴自棄に生きる彼女に惹かれて行くユージン
そんな2人がメキシコという夢の場所を共有し
逃避行の旅に出るが…
自由と希望を求める2人の逃避行は刹那的で平たい印象ではありましたが
あの時代を生き抜く人々の葛藤や思い…異父妹が異父兄を慕い愛している事は少なからずとも伝わりましたし切なき後味感に浸れたインディペンデント作品でした
好奇心旺盛な異父妹を演じたダービー・キャンプちゃん!
ドラマ「ビック・リトル・ライズ」の子役の中でも光っていましたし今作でも好・光演!
伸びしろ高き子役ちゃんですね!
脚本に惚れ込み自ら主演したマーゴット・ロビーと共に過ごせた😁101分が私には「ドリーム・ランド」でございました⭐️
意外と短かった逃避行
「王様のブランチ」で紹介されていて、これは私の大好物のストーリーだと観に行きました。二人がメキシコに行くまでのロードムービーだと思ったら1泊2日で終わっちゃいました。本当はもっと引っ張りたかったのに予算が無かったとか。あれでは青年がぐずぐずしてるからマーゴット・ロビーが死んじゃったことに。しかも自分は逃げちゃうし。いっそ二人とも射殺されると釣り合いが取れるのかもしれないですが、それでは「俺たちに明日はない」になっちゃう。でもマーゴット・ロビーが綺麗だったので観て良かったです。
mendo_931
マーゴット・ロビーが出演ということで鑑賞。
あんまり自分にはハマらなかったです。アート系の作品に纏めるのはあんまりですが、その類いかなと思ってしまいました。
砂嵐がやってくる土地で過ごしている主人公ユージンが、たまたま自宅の納屋に忍び込んでいた怪我を負ったアリソンがいた…みたいな感じで物語が発展していきます。
脱出への手口をユージンがコツコツと作り上げていくのですが、断片的にしか描かれていないのでユージンの凄さがあんまし分かりません。ユージンがアリソンのどこに惚れていくのかも唐突でちょい謎でした。その逆も然りですが。
無事に脱出した2人が逃避行を始めるのですが、その道中で訪れるホテルで思っくそ顔バレしてるのにスルーできるあたりも謎です。警官も気づけよ…みたいな場面が多くて困惑です。そんで最終的には父親にアリソンは撃ち抜かれ死亡。ユージンは父親が見逃して消息不明。なんだかモヤッとした感じで終わりました。
全体の空気にうまく乗れず時間が過ぎた感じがありました。うーん勿体ない。マーゴット・ロビーはザ・スーサイド・スクワッドで見れるのを楽しみにしてます。
鑑賞日 4/12
鑑賞時間 17:00〜18:50
座席 F-11
妹の好演が光ってる
1930年代のアメリカ、テキサス。銀行強盗犯で重傷を負ったマーゴットロビーを納屋でかくまう17歳の青年の2人の物語。
だがしかし、1番の助演は、彼の腹違いの妹だろう。兄を影ながら心配し応援する姿はなんともいえない。
小さい子なのになんともいい表情を出している。
相変わらず体当たり演技の大好きなマーゴットロビーは、裸体をさらすなどいつも通りだわな。
ラストは、なんとも切ないが、まあそうなるのは仕方ないところか。
恐怖心、好奇心から恋愛心へ
1930年代のテキサスが舞台。砂嵐の影響から町は衰微しており人は住人達は他の町へ越してしまう。主人公のユージンもそんな町で心は衰微しながら生きている。
そんな中町の銀行に強盗がおきその犯人に多額な懸賞金がかけられる。その犯人役がM.ロビー演じるアリソンである。元々現実離れした事を空想する事が好きであるユージンはアリソンの存在に刺激を受け、匿いそして接していくうちに恋をし共にメキシコに旅立つ事を計画する話である。
特別大きく動くようなストーリー展開続くわけではないがユージンの恐怖心と好奇心を抱きながらアリソンに接し、そしてその心が徐々に恋愛心にかわっていく移り行きになんかハマってしまい気づいたら作品にのめり込んでいた。
これ以上になにか大きな展開があるわけではないんだけど個人的には相性の良い作品だった。
最後はアリソンと共にユージンは銀行強盗を犯行し人一人殺害させる。アリソンユージンの継父に殺されユージンだけが町を離れる。
妹の話だとユージンの存在はこれを機に誰も知らないとか。ここは僕たち観客に彼のストーリーを作る機会を与えてくれてるのだろう。ユージン同様この後妄想にふけたいものだ。
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