「開拓民、砂嵐、ひたすら続く地平線」ドリームランド talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
開拓民、砂嵐、ひたすら続く地平線
大好きなマーゴットなので期待に胸を膨らませて見ました。でも、アリソンの人物造型がゆらゆらしていて、しっかりとした過去も行動の根拠も見えなかった。
義父に疎まれていたわけでは決してなかったけれど、まさに思春期のユージン。たった一人の親友も土地を離れる。人っ子一人見えない、広大で地平線が延々と続く埃っぽい荒れ地で、砂嵐まで来る。だから、水のあるところに行きたい!それは海でメキシコだ!だから、生死もわからない父親への憧れを自分のよすがにするしかなかった。ユージンの妹が語り手になってるし、この映画の主人公はユージンだけれど、マーゴットの存在感が大き過ぎ、かえって中途半端になってしまった感じがして残念だった。
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カールⅢ世さんのコメント
2021年4月26日
tailsmanさん、
コメントありがとうございました
この映画、なかなかよかったです。
愛を読むひとはまだ観ていらっしゃらないようですので、是非ともご覧になって下さい。ヨーロッパとアメリカの違いはあるものの人間の生き辛さと男女の関係がひりつく点で、こりゃ名作だわとアタシは思いました。
アメリカも考えてみりゃ、海なし州の方が多いですね。