「ブラックミュージックのルーツ(根源)」アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン jam0186さんの映画レビュー(感想・評価)
ブラックミュージックのルーツ(根源)
当時の黒人の多くが、生まれながらに生きる世界の序列を決められ、人権がなく、不条理な哀しい過去を心に抱えながら何世代にも渡り生き抜いてきたんだろうと感じるドキュメントだった。
無宗教の多い日本人には本当の意味の理解はできないかもしれないけど、映像に映る観衆の表情やアレサなど歌い手の言葉1つ1つからメッセージとして伝わってくるものがある。
どこにもぶつけることができない人生の不条理さ、哀しみを音楽に乗せて神に捧げ、ゴスペルが生まれ、ブルース、ジャズ、ロックと枝葉が分かれて、ストーンズ・ビートルズを代表とするヨーロッパのロックバンドの若者たちに解釈されて、世界に発信されてきたブラックミュージックのルーツを肌で感じることのできる映画。
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