「掟はブチ壊すためにある」黄龍の村 なつさんの映画レビュー(感想・評価)
掟はブチ壊すためにある
パリピのキャンプあるある
絶対、痛い目にあう。
序盤は楽しそうなパリピ達の動画撮影で進んでく。計8人。
よく観るとパリピ4人、明らかにテンションの違う4人の組み合わせが何かおかしい。なんとも面白くなさそうな表情。BBQを楽しむメンバー。
パリピ達がうるさいのでちゃんと観てないと気づかなかったんで2回見直した。
なんでこんな4人がつるんでるのかな?
その橋渡るな。
お約束の閉鎖された村登場
なんとも気まずい空気に人数分用意された食事に布団。
朝になると謎の鈴の音と白衣装の人々。
もう、いかにも!!な、あ〜始まりましたよ。
最初の犠牲者の肉がオビンタワラ様という神様に捧げられる。村の掟なのですよ。
仲間の肉が焼かれる地獄のBBQ
そして隙を見て逃げるパリピ達。
道中逃げるもどんどん殺されパリピのリーダー的男が最後の1人となる。
覚醒し、復讐、脱出撃が始まるのか!と思った所であっさり一発。
すごい、かませだ!!!
その後に最初に撮っていた動画がモノクロで流れていく。さようなら…パリピ…全滅早くて展開読めないよ…
そこに写っていた陰キャ風のメンバー…
一方、ところ変わって撃たれた1人が起き上がり反撃。1人は猟銃装備と準備万端。
陰キャメンバーじゃん。
メンバーは男女合わせた残りの4人
復讐の為、閉鎖された村をぶち壊しに計画的になってきたメンバーだった。
まさかの殺される側から殺す側へとシフトチェンジ。
やったーーーー!!
肉弾戦ハンパないです。
個人の見せ場はそこそこだけど、連携プレーなど楽しめます。
潜入捜査していた妹も合流。半年もいて大丈夫だったのかな?
最後は封印を解かれた神様、人肉大好きオビンタワラ様。
岩のような大男。人肉で育ち座敷牢に幼い頃から囚われていた男。
あまり敏捷性はないが、その体躯がすごい。
オビンタワラ様の咆哮の時、朝日が後光のようさすのが良かった。彼はこの時まで神様だったのだ。
彼ら、彼女らの軽口とオンとオフの目つきが最高なの
はーい、死体焼きにいくよ〜
エンドロールは本当に楽しそうにお疲れさん会をする5人
とても村ひとつ潰してきたとは思えない楽しそうな笑顔。序盤の動画とはえらい違いだ
でもそんなに強いんならパリピ達も助けてあげれば?とか、結局この村は迷い込んだ人たちをオビンタワラ様に捧げるだけの村なのかな?とか村人全員とかで一括りにされてたけど子供とかいなかったのかな?とかの疑問は沸くけど、スピード感とスッキリサッパリ感がすごいのでそっと目を閉じる。
オビンタワラ様も村人の生け贄のようなものでかわいそうだなぁと思ってたら東京に出て、東京で人肉食べてた。
めでたしめでたし。
好き嫌い完全に別れそうだけど私は大好きです。