「武闘シーンの連続はここでも炸裂」黄龍の村 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
武闘シーンの連続はここでも炸裂
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8人の若者がキャンプへドライブにいき、途中で車がパンクして、過疎のような村に入る設定。8人は男性5人、女性3人だが、内男2人と女2人は今どきのノリでやたらとはしゃぐ若者。他の男3人と女1人は物静かでなんとなく距離を置いたような佇まい。
それが村人と遭遇して食事をして、とある一軒家に泊り、翌朝から一変。はしゃいでた若者は次々と殺されてしまって、全滅したかと思いきや、残りの物静かだった4人は生き残っていて、実はこの村人の風習に先祖を殺された過去をもち、復讐をしにきていたことが明らかになっていく。
あとは、村人たちとの闘いのシーンの連続。阪元裕吾監督作品ならではの武闘シーンはここでも発揮。観ていて飽きない、組技の連続で、あっという間にエンドロールに行きついた。
なんだか今どきの若者を風刺しているようでもあり、一方で、過去のしがらみをぶっ壊そうとしている感じでもあり、冒険的、前衛的な雰囲気。手作りの映画の感じがするのも入り込みやすいし、スマフォで撮っているような縦横比の画像も日常感をかもしだすのに効果的。観ていて飽きない、エンターテインメントを感じる映画。
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