「もっと過激な内容かと思った」SNS 少女たちの10日間 りょうさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと過激な内容かと思った
「性的搾取」という言葉から壮絶な犯罪を想像していた
しかし、実際は、「こういう人もいるだろうなぁ」という印象。
けれども、撮影国では犯罪であることは間違いないし
自分の子供がそのようなことになれば、
怒り狂うのは間違いないだろう。
ただ、少し気になったのが
犯罪者であれば、ああやってプライベートトークなどを公開していいのだろうか
犯罪者の家の中も映っているし、
知り合いならそれを見て、この映画に出ているのが誰かも分かるだろう。
この公開処刑はモラル的にどうなのだろう
と少し思った。
彼らは正当に罰せられるべきで
警察でもない監督や映画制作陣が公開で処罰するべきものなのだろうか。
もちろん怒りは分かる。
しかし犯罪者側の「人権」が少し気になった。
脅ししてくる輩は最低であるし、
いきなり性的な写真や動画を送られてくるのもひどい
改善策は、犯人の逮捕ももちろんそうだが
ネット社会の対応をするべきだろう。
また彼らはただのロリコンというよりかは
「まだ汚れのない子供」を自分色に染めたい欲求の人がいるのかなと思う
それは「大人」の女性であれば、意思を持ち、自分が傷つく恐れがあるからで
自分が支配的な立場や優位性に立てるように、子供を狙っているのかと思う。
ヘンタイと言ってしまえばそれだけなのだが
割と子供役本人の意思を尊重する部分もあったりして
そういった流れで本当に恋愛や承認欲求や性的欲求を満たしたい大人なのかなと思った。
同年代の女性から逃げたくなるその精神的な問題を解いてあげるという方法でも
犯罪は減らせるのではないかと思う。
また貯まっている怒りやストレスを
こういった場で吐き出したいのもあるのかなと思った。
最後の方のイケメンの
「裸は大切な人だけに見せるものだ」という言葉がとても素敵だった。
まともすぎて、正解すぎて、その答えが美しかった。
セットや辛抱強い撮影。
クルー人にはお疲れ様と言いたい。
さまざまな問題提起をさせるものだった。