劇場公開日 2021年4月23日

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「抑止力になる映画であって欲しい」SNS 少女たちの10日間 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5抑止力になる映画であって欲しい

2021年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よくぞつくりました。
ネット内の児童性的虐待(犯罪だよな)に対する製作陣の強い怒りと犯罪を白日のもとにさらしたいという強い意志を感じる作品でした。その気概は素晴らしい。

本作はドキュメントですが、舞台は意図的に作られた、セミドキュメントです。
ドッキリ企画みたいな、囮捜査みたいなドキュメント。

しかし、ネット内の犯罪は、ココロにダメージを与える。しかし、その立証は難しい
海外では囮捜査って合法なのかな?
今回の事例ってとっても良いんじゃない?
これで検挙しましょーよ。
また、囮かも?ってのが抑止力になってくれないかな。

けど、いたちごっこになっちゃうんだろな。

本作は女性は一人で見に行かないほうが良い気がします。だって見てるだけで虐待受けてる気になりますもん。
それほど、ハードな描写、なまなましい。
嘘だろ?って思うほどに獣丸出し。

23人の面接者中、19人がネットでのハラスメント経験者って、、、恐ろし。
日本でもそーなんかな?知らないだけなーかな?いや、きっとそうかも。

あるんだろうけど実態がわからずボンヤリしていたことを数字も使って明確にした功績は大きいです。
製作陣、女優のみなさんがチェコ警察に守られることを願います。逆恨みされそう。

あと、エンドロールで流れるメッセージはとても重くココロに刺さります。
忘れない!

傑作。

バリカタ