「スプリーよりずっと背筋が凍る」SNS 少女たちの10日間 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
スプリーよりずっと背筋が凍る
娘(成人しましたが)を持つ父親としては、吐き気と怒りが交互に湧き上がってくる内容だった。少女のことを制欲の捌け口にしか考えていない男がネット上にはウヨウヨしている。毒蛇のような男は、下は20代、上は60代まで幅広く存在する。しかも、想像していた生態をはるかに超えていて、自分の性器を見せるなんて序の口で、12歳の少女に自慰行為を見せつける奴が1人や2人じゃない。
この作品が問題提起しているのは、加害者側、被害者側の両面から対策をする必要があるということである。
性欲を制御できない人間をどうやって抑え込むことができるのか。性的な目的を持って少年少女に接触することを禁止する法律を整備をするのは、当然のこととして、サイト運営者者にも対策を義務付ける必要がある。
個人的には、AIでやりとりの内容を監視して、性的な要求があった場合は、強制遮断でいいと思う。
少女側の方の対策は、ただ禁止するだけではダメだと思う。思春期だと感情の制御も難しいし、好奇心が行動を止めれない場合もある。「怪しいサイトにアクセスしてはいけませんよ」ぐらいじゃ全然ダメで、世の中にはクズ人間が存在しているということを具体的な事例とともに理解させないといけないと思う。
日本版ミーガン法は、まだできていないし、ワイセツ教員の免許剥奪もやっとこれからという状況だから、まずは家庭内教育で自衛するしかないと思う。
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