グッドバイのレビュー・感想・評価
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宮崎彩「映画に共感や理解はいらない」
宮崎彩監督作品脚本作品初鑑賞
彼女初の長編映画
是枝監督を師事し学生時代に制作した
66分の長編映画
粗筋
母と二人暮らしの上埜さくらは一時的に保育所で働き始める
保育所に娘を預けている新藤と親密になる
別居していた父が帰ってくる
若い監督
子役以外は俳優全員年上
社会に出たら体育会系じゃあるまいしそんなことは些細なことだけど
それでも粗品くらい極端なのは流石にやばいが
まっ自分としてはなにをどうやっても激しい拒絶感があるけど粗品には
脚本を書いた際にさくらを演じるのは福田麻由子しかいないと思い依頼したという
彼女の中に「福田麻由子という文化」があったという
映画やドラマをあまり見ない宮崎彩監督でも福田麻由子の芝居は記憶にはっきりと残っていたようだ
大学で臨床心理学を専攻していたためか映画はストーリーよりもモチーフを重要にしているという
食事のシーンにしてもそう
よくわからないという感想は有りで逆にそれが狙いだという
楽しかった面白かったという感想よりモヤっとしているのが彼女は好きらしい
なぜ父と別居してるのかわからないままなのもその一つ
インテリがただただ作りたかった映画がこれ
今後に期待
配役
友人の頼みで資格はないが無認可保育所で保育士として働き始めた上埜さくらに福田麻由子
同居しているさくらの母の上埜夕子に小林麻子
別居しているさくらの父の上埜樹に吉家章人
さくらが勤める保育所に娘を預けてる新藤に池上幸平
新藤の娘の新藤彩衣に彩衣
保育所の同僚のみほに井桁弘恵
保育士が辞めて困っている友人のみほに頼まれさくらに代役をお願いする友人の潤に佐倉星
流石に1人が長いですから。甘い方が美味しいでしょ。
お母さんが卵焼きを作る時、外から内側へ巻いていた。
さくら先生は人参を切る時、丸いまま切って、それから半分に切っていた。手間がかかる。つまり、絵も字もオルガンも出来るのに、料理は下手。
『さくらちゃん美味しい?』
お母さんの作ったカレーを食べるさくら。
『私がお父さんに駄々こねて。お母さん、家と私が大事何でしょ。』『私も食べようかなぁ』『お母さん、あの時どこへ行っていたの』
ネタバレさせない方が良い。でも、矛盾無く理解出来た。
つまり『娘はつらいよ』ダネッ。
空気が読めて無い、娘のオフビートな恋愛映画ダネッ。
子供は天使。周りを良く見る堕天使だ。
『グッド・バイ』とは言わず『バイ・バイ』だ。
『暫く振りに我が家の桜を見た。』
思えばソメイヨシノは、人生の数しか見る事が出来ない。
お父さんが卵焼きを作る時、内側から外へ巻いていた。
『変わったね。みんな。』
グッドバイは誰に何かにグッドバイ?
内容は解説にあるので割愛します。
臨時で働いていた保育園で出逢いがあった園児の父親とのグッドバイか。
無口で不気味な男の家によく行くなぁ。
父親との共通点は、「何を考えているか分からない人」「タバコの香り」。
園児の母親が現れて不倫とかに発展しなかったので安堵しました。
話しを戻して、何に対して誰に対してのグッドバイなのか?
園児とのグッドバイ?
また明日。間違えた。グッドバイ。
タイトルにするほどの事かな。
母親とのグッドバイ?
何か訳ありの母娘関係。
家を処分して近所のマンションに転居するにしてもグッドバイか?
会えるよねまだ。
他界したとか離婚した訳じゃなかった父親。
単身赴任か別居。
戻ってきた父親にグッドバイ?
そいじゃない。
最後のシーンで、どうなるのか予想できない。
娘が父親を恋愛対象にすることってあるのかな?
タバコを吸ってみたりして、そこまで入れ込むかな。
異端すぎて理解することが出来ませんです。
今までの常識に囚われていた自分との決別という意味のグッドバイか?
タイトルの意味合いを模索してしまいました。
静かな映画
取り立てて何が起こるってわけでは無いのだけど、ビックリすることが途中と最後にあって、えっ!何!今の何??と言う感想。ただ、食事シーンで、お母さんのご飯の食べ方に品がなく、娘の食べ方の方がまだ綺麗だったことが気になった。「お父さんの存在」をそれによって感じさせたかったのだろうか。なんの演出もないのであれば、「何でもできるように一応育てた」母に繋がらない気がする。
後味の悪い事と言ったらありゃしない。
福田麻由子さんです。子役時代から見てるんで、成長した我が子を眺めてる気分。故に気分複雑。
もうね。遠慮なくストレートに言うとですね。
「こんな話、わざわざ映画にして何が面白いん?」
短編大衆小説のネタとしては、十分にアリだと思いますし、映画としても、福田麻由子さんの「湿った演技」は魅力的ですけど。ニッチを通り越して悪趣味だよ、コレって。
邦画界を焼け野原にして、なおもシツコクこれかよ。って思いました。
頭切り替えて、ヤクザ映画見に行きます。
福田麻由子さんに会いたくて
是枝裕和監督のもとで映像制作を学んだという宮崎彩監督作。福田麻由子さん演じる20代半ばの女性・さくらの人生の岐路を繊細に描いた。
母と二人で暮らすさくら。父は早くに家を出たようだ。
仕事を辞めたさくらは保育園で働くことに。園児の父親に自分の父を重ねた。離れているほど、知らないほどつのる思いがあるのかも。
家を手離し一人で暮らすという母。
これからは好きに暮らしなさいという母。
荷物の整理に来た父と二人きりで過ごす時間が愛おしかった。二人のぎこちないやり取りに緊張した。父への思いがゆっくりとあふれ出した。束の間の時間に切なくなった。
避けることができない家族解体のとき。グッドバイ。
それにしても福田麻由子さん。ネガティブな空気、孤独な佇まいに魅かれる。
末っ子キャラが板についている福田麻由子の新境地
主演を務めた福田麻由子といえば、NHK連続テレビ小説「スカーレット」で初めて存在を知り、注目することとなった。主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の妹であり末っ子の百合子を演じており、マイペースだがしっかりしていて、愛嬌あり思いやりありの元気なキャラクターは好印象であった。映画「蒲田前奏曲」の第2章に登場したのも記憶に新しい。そういうわけで、福田麻由子の出演作品としては、3本目となる。
大雑把な印象としては、当然設定の影響ではあるものの、これまでの2つの作品と比較すると、大人しくて控えめなキャラクターであったように思う。特に「スカーレット」では、マイペースながらしっかりした末っ子キャラが板についていたが、今回はひとりっ子の設定であり、しっかりしているという感じがしない。器用さはあるが、どこか力が入っておらず、地に足がつききっていない姿を見事に演じていた。
今回、大阪・九条の「シネ・リーブル」で監督と福田が参加する舞台挨拶に立ち会うことができた。監督曰く、器用だが何事にも熱が入らない主人公が父親という存在にだけはひとかたならぬ思いを抱く様子は万人に共感されるものではないことは理解していると話していた。たしかに、なかなか理解し難いストーリではあるが、それゆえに、この作品のことはかえって忘れないだろうと思う。余談だが、この作品は2018年に自主制作映画として誕生したもので、3年越しの公開となったそうである。
包丁はあんまり得意じゃないようで。
なんとなく?仕事を辞めたなんでも器用にやってしまう20代女性が、友人から紹介された無認可保育園で働き始めて巻き起こる話。
父親は離れて暮らしており、母親と二人暮らしという中で、園児の父親の臭いから…。
スウイッシャーのチェリーって言ってたかな?自分は甘ったるくてフレーバー系シガーは苦手ですがw
園外で偶然会って、話が転がっていくけれど、パパちょっとチャラくないっすか!?と思ったけれどそれだけか…大人なお話じゃなく甘えん坊ですか!?
家庭、というか夫婦の関係があまりハッキリしないし、最後も何だか???自分が男だからというのも有るのだろうけどなんとなくしか理解出来ず、雰囲気映画という印象だった。
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