「ドンソク無双を楽しむ」ザ・バッド・ガイズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ドンソク無双を楽しむ
襲撃された護送車から逃げた囚人たちを追うために集められたのは同じく罪を犯して刑務所に入っていた囚人たち。彼らの活躍を描くバイオレンスアクション。
悪人を討つためにさらなる悪をぶつける形方式はワイルド7やスーサイド・スクワッドを連想してしまう。でも本作で招集された人たちは際立った特殊能力があるわけではなく個性が弱めだし人数も少なめ。展開に幅が出ないのも仕方ない。
でも、この映画の魅力はドンソク兄貴のアクションに尽きる。大勢の敵に囲まれようと気にしない気にしない。敵を払って殴り倒して投げ飛ばしていく。ドンソク無双的なアクションがとにかくてんこ盛り。敵をバッタバッタ倒していくだけじゃなく、女性に振り回されたり、生意気な後輩に戸惑ったりする兄貴も見られる。まさにドンソク兄貴のための映画。
脇を固める役者のアクションも悪くない。でも単調だし雑であることも否めない。深みとかは求めずに単純に楽しまないと。
個人的にはSIN CITYまんまの映像が出てきたときには笑ってしまった。監督がやりたかったんだろうね。楽しんでる感じが伝わってきた。3.5だと少し甘めの点数かもしれない。こういうの好きだから仕方ない。
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