「プロットには引き込めず、まるでアクションカタログの様な作品。」アクアマン 失われた王国 レオンさんの映画レビュー(感想・評価)
プロットには引き込めず、まるでアクションカタログの様な作品。
さあ今から、海洋CGアクションカタログをご紹介します。 タツノオトシゴライドです、タコ型潜水艇・サメ型もあります・触手怪物やその他・・等沢山います。 水中に飽きたら、地上の楽園で昆虫軍団・恐竜怪物からも狙われます、また水中に戻って、数えきれぬぐらい雑多な生物や兵器で戦います。 さて全部ご覧頂けました?
と、まるでアクションシーンのプロモーションビデオ・・の様な作品・・。
プロットに引き込めないうちに次から次へと、とにかくごちゃごちゃと目一杯出現しては戦い、カットチェンジの繰り返し。
目は疲れるが、頭や心はほとん動かず、冒頭から30分ぐらいで軽い睡魔が・・。
あまりにも雑多なシーンを短く詰め込み過ぎで、個々のアクションが蔑ろにされている。 多様な生物・兵器は登場するが、「ワイルドスピード」シリーズの様なそれまでにないシチュエーションでの新規アイデアがない。
虫食いシーンは昆虫食のプロパガンダが皮肉か・・。
2時間4分がやたら長く感じ、まだ続くのか・・。
唯一ラストで、ヒーロー物では意外な顛末を新しく感じたが、(そのシーンでビジネススーツを着ていたら、もっとユーモアセンスを感じたのに♪)
見終わった頃には、前半の流れや出てきた物がすぐ思い出せないくらい・・。
一作目は幼少時からのアクアマンの特性や出自に物語がちゃんと起承転結を帯びていて、私は★平均より高く評価したが、今作は残念・・。
「MEG ザ・モンスター」の1・2本目の対比とよく似た結果に。
尚、アメリカのレビューサイト ロッテントマトでは、
視聴者支持は81%とそこそこの評価だが、批評家支持は35%と、極端に低い現状だ。