「手に職のある男の生き様は気持ちいい」クライ・マッチョ グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
手に職のある男の生き様は気持ちいい
実生活で役に立つ男はモテる。
同日公開の『スティルウォーター』のマット・デーモンもそうでした。
実に役に立つ男なのです。
マット・デーモンは水回りや電気系統の故障対応や修理の腕が優れています。
クリント・イーストウッドは動物全般の取り扱い+ジュークボックスを直せる程度の機械技術。
目の前でそんな(見てるほうにとってはまるで魔法のような)腕前を見せつけられたら、やはりグッとくるところはありますよね。
粗野な見かけとは違った繊細な手作業のスキル。
家事や子育てというクールさとは真逆の実働に明け暮れる女性にとって、どれほど心強く感じられることか。
子どもだって同じこと。〝オトナ〟ってこういう人のことを言うんだな、とある種の憧れを抱くことでしょう。
〝手に職〟のある男は、口で語らずともそれまでの生き様をしっかりと示してくれるし、そこに胡散臭さはありません。いつも通り淡々と静かに紡がれるイーストウッド監督の世界。
私は大好きです。
おはようございます。
”実生活で役に立つ男はモテる。”
実生活では、料理しか出来ませんが、何故か女性陣から御贔屓を頂いているNOBUです。(ホント、朝からスイマセン・・。)
私の会社には職人が多くって(皆さん、大先輩)、これがまた格好良いのですよね。今作でも、マイクは基本的に総て”手”で、対応していましたよね。
私は、彼の元に動物が次々に来るのは、彼の人柄(弱きモノには危害を加えない)かな・・、と。馬の調教のシーンは好きでしたね。では。
すみません。続き:
・・・なぜだ?と問うた、そして息子にはすべて説明した、結果、嘘つき野郎といわれる、でも息子は彼を信じる。それがイーストウッドの仕事でこころもちだと思いました。