レミニセンスのレビュー・感想・評価
全57件中、21~40件目を表示
ヒュージャックの良さがでてない
こんなかっこ悪いヒュージャック
見たくなかった。
女を追いかけて執着した男のみじめな末路。
しかも一目惚れとは
愚かすぎる。
相手の女も40近い中年。
中年同士がこんな燃えるような
純粋な恋愛は考えにくい。
ヒュージャックマンはこれまで
素晴らしい作品ばかりに
出てるから勝手に期待して
しまった。
今回は残念
はかないラブソングと切ないディストピア
人の記憶、海の記憶
サスペンス仕立てのSFなのだから、記憶潜入の仕組みを理解したり、筋書きを追ったりして楽しまねばと思っていたのに、それよりも、いつの間にかラブソングが詠み込まれた長い叙事詩みたいなものを味わってしまった…と言うのが正直な感想です。
ニックやワッツやメイが呟く、人の思い出や時の流れを表す台詞が美しかった。
街や道路、煌めく水面のどうしようもないほどの美しい水没都市を背景に、切ない時間の推移と廃墟の街、そして過去への遡行を止められない人の精神の営みが作り出す、特異なディストピア。
水を介して行われる過去の記憶への潜入は、つまり、たとえ一人分の記憶の世界であっても、それは底無しの海に等しいと言う事実を表現していたのでしょうね。都市もいつかは、海の中の記憶になる。
やはりラブストーリー
筋書きはサスペンスとしては、ややぼんやり、かつ如何にも用意されていた感もありました。
軍隊経験を共にするニックとワッツを軸に、そこに突然現れて消えたメイの謎を解き明かす筋書きと、地主一家の相続争いが別線で進む。麻薬組織のジョーのそばにメイが居たことで、ニックの心は乱れっ放しになるが、メイの過去にはジョーと、女友達のエルサが絡み、エルサの過去には地主のシルバン一家と悪徳デカのブースが絡んでいた。メイはエルサの息子を救った後に命を落とす。でいいと思うのですが、メイとエルサの関係が大事な割に、はっきり示されていなかったような。
夢にも似た記憶の世界へ
所々が切断され霞んだストーリーが、ニックの記憶捜査により繋がれていく。ニックが度々、画面の手前に現れては、また通常に戻る進行のせいで、見る側も次第に、記憶の世界に引きずり込まれていきました。
監督と脚本家の力により、記憶と夢が重なり合う場所まで、ずーっと落とされていく快感。
それとニックとブースが、廃ビルの部屋や屋上でドッグファイトを繰り広げるシーンも、緊迫したものであるのに関わらず、部屋の内外の陰影や水の形が絡んで、まるで夢の中での格闘シーンを見せられているようでした。
あまりに優雅なアクション映像。
過去へ未来へ
過去が自分ならば、未来は見も知らぬ他人な訳ですね。ニックは未来を切り捨てました。私はどうしようか。
しかし地主に対して抗議運動を起こした人々のお陰かも知れませんが、未来を選んだワッツたちにも、光は射したようですね。この終わり方には、少なからず拍手したいです。
これはかなりキツいぞ…
他の方のレビューで「壮大な凡作」とありましたが、まさにその通り。予算は掛かってそうですがあまりにもつまらなくて…。逆にツッコミどころを探すのが面白かったぐらいです。
以下、ネタバレ含むツッコミどころです。
・水没都市の設定→ピアノが沈むぐらいしか活躍せず
・昼夜逆転の設定→活躍せず
・日中は暑すぎる?→夕方に早起きして気持ちよさそうにしてませんでした?
・ヒュー・ジャックマンの筋肉→ほぼ活躍せず
・ニック→未練タラタラで追いかけるほどメイを好きになる描写がなかった(一目惚れのみ?)
・壮大なディストピアの設定なのに基本地主が悪いだけ(メイが水没を止める鍵を握る!的な展開が欲しかった…)
・記憶を第三者目線で見れるという説明は納得できず
・最大のミスは予告の段階でノーランの名前を使ってインセプション級の映画を匂わせたこと。あくまでディストピアで語られる恋愛映画だということは伝えておくべきだったかと。もしくは予告含め全くの前知識無しで見るか
・終盤のつるっ禿げの記憶の中でメイがニックに語りかけるシーンは時間を超えたメッセージでよかったが、メイが「ニック…」って言った時のつるっ禿げの「俺じゃねぇの!?」顔が笑える
他にも色々あると思いますがとりあえずこの辺で。
A happy story, but end it in the middle. あれ?なんか普通。
根本的に海に沈んだ設定って必要だったのでしょうか?見映えの為?
海外ドラマのウエスト・ワールドは好きだったのでリサ・ジョイ監督に期待して観に行った本作。うーん、脚本とか美術とかちゃんと作り込まれている感じはするのですが・・・
なんか普通でした。
人の記憶に入り込む事ができる機械を巡って、てんやわんやするのですが、特に大きく盛り上がることもなく終始フラットな感じです。メイの最期は「なるほどね」っと思いましたけど別に感動する事もなく。頑張って独自の世界観作っている割に薄味なんですよね~。
ヒュー・ジャックマンもレベッカ・ファーガソンも好きな俳優さんなので観てて飽きる事はなかったです。タンディ・ニュートンはリサ監督とウエスト・ワールド繋がりですよね。すっかり強い女のイメージですね。
んで、本作って製作にジョナサン・ノーランが入っていた影響か、映画会社がノーランを全面に押し出していたからか、作っているリサ監督もクリストファー・ノーラン監督を意識しすぎているような気がするんですよね~。まぁ色々と言われる事は多いのでしょうけど、あまり周りは気にせず自分のカラーを出せる作品を作っていってもらいものです。リサ監督はいいセンス持ってる気がするので今後に期待です‼️
人間の記憶を脳の記憶回路から再生映像化して記録もできるようになった近未来世界と古典的なフィルム・ノワールのプロットとを融合させた佳作。いい大人の純愛物語にも😢
①先ずは宣伝内容の大嘘には文句を言いたい。人の記憶に「潜入」するのではなく、人の記憶を脳の中の記憶回路から抽出して再生映像化・記録するだけのこと。手掛かりをそうやって映像化・記録した記憶の中から捜すという形を取ったミステリーだと思えば良い。“reminiscence”という英単語には「記憶された出来事」という意味だけで「潜入」などというニュアンスはこれっぽっちもないし。ヒュー・ジャックマンもエージェントでも何でもなく、人に記録化した過去の幸せな記憶を見せる商売をしているだけだし。記憶が犯罪の証拠になる世界になったので時々警察のお手伝いをしているだけだし。②脳の中で記憶を司っているのは「海馬」であることは今ではほぼ誰でも知っていることだが、そこに貯められる記憶というのは目・耳・鼻が客観的に捉えた事実であるのか(思い出す時には自分の都合の良い様に書き換えて思い出すのか、自分に都合の良い部分だけ思い出すのか)、そもそもそういう風に人が自分に都合の良いように書き換えた記憶が蓄積されるのか。こういうことを考察するのも面白いが映画の本筋には関係ないので此処等で止めときましょう。③現実パートと記憶パートとの切り替えも不自然ではなく、伏線の回収も出来ていて分かりづらいところは殆んどなく娯楽映画としては問題ない出来。考えてみれば映画でよく用いられる回想シーンが記憶パートに変わっているだけで元々映画に向いた題材だったかも知れない。⑤ヒュー・ジャックマンは50過ぎたオッサンの、好きになった女性への妄執に囚われる姿と、彼女の正体を知った後も愛し続ける姿を演じて違和感がないところはやはり現代のスター俳優の魅力である。④レベッカ・ファーガスンもこの SF film noir におけるfemme fatal に当たるメイを演じて魅力的。最後、過去の悪業を精算するように少年を守るために我が身を犠牲にする姿も印象に残る。この女優の男の眼を覗き込む時の眼の動かし方が、同じスウェーデン出身のせいか、その先輩を知らず知らず真似しているのか、イングリット・バーグマンのそれと似ているのはご愛敬。⑥タンディ・ニュートンも過去女兵士であったタフさを感じさせつつ、密かに慕っていたヒュー・ジャックマンが他の女に惹かれていくのを複雑な想いで見ながらそれでもサポートするワッツを好助演。作品に深みを与えている。
序盤が…
正直ダルい。
謎解きがはじまり出してようやく本番といったところ。
設定的にもう少しひねりがあるかと思ったけど、やられた感はそんなに無し。
インセプション的なのを期待していたのはちょっと期待しすぎかw
まぁストーリーとしては悪くなかった。
良かったね、っていうw
アクションシーンがちょっと長かったかな。
この話しならそんなにいらないかも。
探偵要素も記憶潜入要素も恋愛要素もどれも程々の何とも言い難い作品でしたw
思ったのと違うかったけど、これはこれで面白かった!
クリストファー・ノーラン監督の弟、ジョナサン・ノーランが監督を手掛ける作品なので、スケールがとても大きく難しい映画かなぁと思っていたが、設定はノーラン監督っぽい感じだったけどスケールはそこまで大きなく、話も他のノーラン作品よりも簡単だったので、大体理解できたと思う。
なんか、記憶で過去に戻るみたいな設定はテネットであったような無かったような…と思った。
なんと言っても、メイ役のレベッカ・ファーガソンが良かった。
なんか、スウェーデンの女優さんが好きかも?!
ハッピーエンド
メイとニックの会話で気付かされるんです、どんな物語も幸せな所で終えればハッピーエンドだと。
メイは悲劇的な最期を迎えた様に思えます。
だけど、今まで味わえなかった伝えたい人に伝えたい事を伝える喜びを、最期に感じられて、あの瞬間だけは幸せだったのではないでしょうか。
彼女の物語は、彼女なりのハッピーエンドを迎えられたんじゃないかと。
一方、ニックは過去の幸せな記憶に抱かれて、生きる事を選びます。
他者から見れば幸せには見えないかも知れません。
でも、幸せな記憶が有るという事は、それだけで幸せな事なのかも。
幸せな記憶と共に彼自身の物語を終わらせていく。
ニックも彼なりのハッピーエンドを迎えられたんじゃないでしょうか。
そして最後にワッツ。
彼女は幸せな未来を取り戻す事を選択します。
彼女の物語はまだ続きますが、しっかりとハッピーエンドへ向かって歩みだせました。
この映画、SFサスペンスを装ったラブストーリーかと思ったのですが、意外と人生観を問いかける映画なのかも。
思想的SF
絵の雰囲気が好きだから見に行ったらそこは軽々クリアー
一見ハードボイルド系SFかと思いきやロマンス でもその結末の裏には過去へ行ったニックと未来へ進んだワッツの交差というTENET的な側面だったり、悲しい結末にならざるをえない物語をタイムリープ&ループの力技でハッピーエンドに塗り替えるというメタ的に語られる物語論とSFのマッシュアップみたいな面がある と思ったんですがどうでしょうか
思てたんとは違う
弟ノーランが製作に関わってるってことで、きっとまた複雑設定だと思い込みかなり気合いを入れて臨みましたが無用な心配でした。
意外と単純なラブストーリー。
インセプション的な感じかと思ったけど、もっと簡単で危険のないあっさりした潜入?というより覗き見?
まー嫌いじゃないけど、壮大さはなかったかな。
ノーラン作品になかったスッキリ感
「メメント」でも「インセプション」でも主人公は亡くなった奥さんの記憶、それも自分の頭の中で作り出した虚像に引きずられ過ぎ。
この作品も一見するとそのセオリーを繰り返しているようだけど、ヒロインはしっかりと自分の人生を生きた実像であるところが前者と異なる。
「いなくなったパーフェクトな女性を追い求める」シチュエーションはよほどノーラン兄弟のお気に入りなんだろうけど、そこにリサ・ジョイ監督の女性視点で補正が掛かったのがこの作品の良いところだと思う。
異常気象で水没したフロリダ 幻想的な都市の映像を観て 「天気の子」...
異常気象で水没したフロリダ
幻想的な都市の映像を観て
「天気の子」を思い出した
コロナ禍にあって
この映画に漂よう悲壮感と
切なさを残した終わり方が
評価低めの要因なのかなとも思う
記憶潜入エージェントが
謎めいた事件を
解決するようなストーリーを
勝手に期待していたのけれど…
希望の持てない日々に浸かっていたら
過去にすがりたくなってしまう気持ちも
わからなくはないけれど
麻薬のように
常習性の危険があるのは怖い
過去は人に取り憑く
厳しい評価が多いレビューであるが、私は3.5の評価とした。確かに、何故他人の記憶を利用してまでも、消えた女性に主人公が執着するのかについての説明はない。しかし理由なんてなく、ただ愛してしまったんだと思えば良いと思う。自分の経験に照らし合わせれば、見た目だの、性格だのと騒ぐわりには、フィーリングという無形の感覚で好きになることが多い。映画だからといって、そこは深く追及しなくても…。SFミステリーと思わせて、その実はラブミステリーだったという結末。見方によっては、評価が別れる作品となった。予告を見た方は裏切られたと言うが、私は予告を見なかったので、余計な期待を持たないで見ることができた。
ヒロイン、メイを演じるレベッカ・ファーガソンや相棒役エミリーのタンディ・ニュートンが現れた時は、主演はトム・クルーズか⁈と思った程である。ミッション・インポシブルではどちらもヒロイン役でしたから。
ヒュー・ジャックマン演じるニックは、この二人の女性から愛されるが、結局は悪女という仮面を外し、正義を貫いたメイを選ぶ。事件を追うと、記憶の中に存在した彼女は、身を挺してニックにメッセージを残す。きっとこの記憶に辿り着くであろうことを願いながら、目の前の人物を愛するニックに見立て、二人にしかわからないキーワードを告げる。すべてを理解したニックは、そこで探していた彼女が、もうこの世に存在しないことを認識する。それまで死は概念でしかなかったが、初めて死の意味を知ることになる。事件は解決をみるが、現実を受け入れることが出来ないニックは、自分の幸せに満ちた過去の中で永遠に生きることを選ぶことにする。未来を選択したエミリーはニックを失いながらも、彼の希望を受け入れて、現実を生きていく。アイノカタチは様々なれど、それぞれの選択を私たちは認めるしかないだろう。
ヒュー・ジャックマンが退役軍人という設定であったが、最初のシーンこそ強く見えたが、後は、殆ど相手に歯が立たない。戦闘能力が中途半端で、エミリーの方が遥かに強く見える。また悲哀を背負う主人公というイメージに合わないかな〜と思ってしまったことが、減点とした理由です。もしも涙の似合う他の俳優だったら…評価は少し違ったかも知れない。
舞台の大道具を取り除くとシンプルなロマンスの物語
サスペンスということなのだけれど、タイプとするとロマンス映画なのだと思う。まあ、謎解きではあるのだけれど。
他人の記憶に潜入するという言葉から、記憶の中にヒュージャックマンが入り込んでいくのかと思っていたら、そこは違って、他人の記憶をホログラムに呼び覚ますというもの。
水没する世界という未来世界、脳の中に終われた記憶を画像として再現できるという装置、そういった舞台設定は所与のものとして進行していく描き方は嫌いではないんだけれど、その装置にかけてしまいさえすれば、謎が溶けてしまうという感じもあって、人力で謎を解いていくというところがない。なんかそこがちょっと物足りない感じだった。
新しい映像体験というほどの映像ではなかったかな。この程度の舞台設定では驚かない。
未来世界、記憶の可視化という舞台の大道具を取り除くと、わりとシンプルなロマンスの物語。レベッカーファーガソンは綺麗だなあ、と思いながら眺めるのも悪くはないものの、もう一工夫して欲しかったかな。
悪役が典型的なんだよなあ。そこの深みがあると面白くなったのかも。
ヒューよ情けないぞ!
舞台は、水没した未来
マイアミ。水の都とはいいがたい。
人は、過去の記憶で生きることが楽しみで
ヒューが経営する記憶屋を使う。
そこに、別嬪さんのレベッカにメロメロに
なるんだ。未来に希望が無くなれば人は
過去の良き思い出にすがるんかな?
制作は、クリストファーノーランの弟の
ジョナサン 監督はその妻のリサジョイ
ダニエルルーとかも懐かしい。
まあ、レベッカのような美人は
忘れられないかな?
……なんでそこまでその女を追っかける?
そればっかり思ってしまった。
単なるストーカーじゃ無いっすか?w
出逢って間も無く
美しいとはいえ
素性がよく分からないし
昔の歌を歌ってたからってだけで
(しかもこれは彼女の記憶を勝手に覗いてるわけだし)
そんなに運命感じますかね?
ヒューも別にモテない男というわけでないでしょうし……
この女性じゃなきゃダメな理由が全然見つかりません。
彼女を追っかけてくうちに
人助け(?)もするけど……
あくまでもそれはたまたま。
よく分からん。
世界観は出来ているのに
ジョナサン・ローランが関わった
記憶をめぐるSFサスペンス!的な
予告編に惹かれて今週はコレだなって
感じで期待していた一作
クリストファー・ノーランの知恵をひねりながら
追いかけるように夢中になって観る映画大好きだし
インセプションもお気に入りだったのでそりゃ
楽しみになるのも仕方がありません
でどうだったかというと…
大戦が起こり世界が水没した未来の世界
人々は過去の忘れられない幸せな記憶を求め
それを見せる装置で商売をしている元軍人の
ニックとエミリーはある日尋ねてきた
美女メイの依頼を受けたところから運命が大きく
変わっていきます
…確か予告では「記憶潜入エージェント」と
ニックのことを言ってたんですが
違うじゃん…と
まあ予告編てのは得てして別ジャンルでは
ありますが
ニックはメイにぞっこんになり
エミリーに止められますがいい仲に
なっていきますがある日メイは失踪
ニックは彼女を求めて町をさまよう内
町を牛耳る地主と顧客だった女性の死を巡る
サスペンスに巻き込まれていき
そこにメイも関わっている真相が
解き明かされていきニックは混乱していきます
この記憶を辿るという装置ですが
記憶を映像化して客観的に見られるという
ものでニックが装置に入り睡眠状態(?)にある
利用者に質問で誘導して見る記憶を選びます
ただし存在しない記憶を尋ねてしまうと
「ブランク」という異常を引き起こし
脳を損傷しかねないという危険性があり
ニックはこの装置を通じて利用者の
かけがえのない記憶をいくつも知っています
他人に覗かれてしまのはどうなんでしょうw
ただその記憶ですが記憶内のその場の情報が
全部表示されるので本人が意識していたかどうか
わからない部分の情報まで出てくる事に関しては
記憶ってそういうものだっけ?という疑問が
生まれるのは確かです
記憶ってもっとあやふやなものだろうと
どうしても思ってしまいます
また登場人物が尋問を受けるシーンが
あるのですが普通に投薬とかでやってたり
いやせっかく記憶の装置あるんだからそれでやれよ
と思ってしまいました
イマイチ世界観を使い切れてない印象
ストーリーのスケールもメイ失踪の謎と
その真実はサスペンスレベルで
そんなに大きな話ではありません
まあそれ自体は別に構わないんですが
(ブレードランナーも話自体はそこまでですし)
せっかく作り込んだ世界観を
使いこなせてない感じは受けました
あとジョナサン・ローランは別に脚本参加
じゃなく製作参加レベルのようですね
レベッカ・ファーガソンは美しいし
雰囲気もいいんですけどねぇ
中途半端感がハンパない
中年にして色に狂った中二病のおじさんが失踪した女性を探す話。
海面水位が上昇し陸地のほとんどが水に浸かってしまい、一部裕福な者たちのみ陸地を占有しているという近未来。
主人公は人間の脳に何らかの刺激を与え記憶を可視化することができる装置を使って商売をしているという設定だが、まずそういった特殊な世界観の打ち出し方が上手くなく、それにより社会がどういった状況になり、どんな問題が起こっているということの説明、また退役軍人の主人公がいい年をしてほんの数日前に恋愛関係になった女性へ何故強い執着を持ち、危険を冒してまでも探そうとするのかなどに対し観ている側への説得力が決定的に不足しており、思い入れを持って観ることができなかった。
監督は脚本兼任のリサ・ジョイ。
恐らく映画の監督は初めてかと思うが、女性特有の(といっては怒られるかもしれないが)論理よりも感覚的な思考を中心に作り上げた映画のように思え、本人の頭の中で完結しているものを映像化するといういわばデビッドリンチあたりの巨匠にしか許されない手法をやってのけたわけだが、それさえも中途半端に終わってしまっている。
※プロデューサーも兼ねていることを知り納得したが。
記憶の可視化はもはや手垢のついたコンテンツであり、既に現実か記憶の中か混乱するというヒネリ版さえある中で、本作はどういったアイデアで差別化を計るのかという目線で観たのだがヒュージャックマン、タンディニュートン、レベッカファーガソンなどのスター俳優を使っただけで、半身を液体に浸かる装置の既視感と共に残念な印象しか残らなかった。
唯一良かったところはワッツが娘、メイがフレディに対してそれぞれの母性みたいなものを少しだけ見せたところかと思うが、それも裏テーマみたくもっと押し出しても良かったのではないかと思う。
フレディを預けるまでの逃亡劇や、預けたあのおばさんの詳しい描写などがもっとあったりすると、もう少しだけ面白くなったのかなと思った。
近未来仕立ての危ういストー◯ー物語
時代設定や技術設定は目新しかったが、主人公の動機はいわゆるストーカーだし、物語の展開はあまりひねりもない恋愛もので退屈だった
レベッカファーガソン目当てだったが、MIシリーズのようなアクションものの方が魅力的に感じる
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