レミニセンスのレビュー・感想・評価
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悲しみがあるから人生は美しい
これはサスペンスフルなラブストーリー。 賛否両論あるようですが、私は好きでした。迷われている方は是非ビッグスクリーンで。 人の評判は当てにならないなと改めて思いました。 ヒュージャックマンが素晴らしい。 女々しい、執念深いとの意見があるようですが、私はそこまで思わなかった。 それはひとえにレベッカファーガソン演じるファムファタル、メイの圧倒的な魅力が説得力を持たせているから。 身を滅ぼしてもあなたを知りたい、あなたに近づきたい。 当方女ですが、ヒュージャックマンに共感してしまいました。 レベッカファーガソンがとにかく魅力的なんです。 恋愛ものとして冗長みたいなレビューを読んでいたから、私はあまり期待していず、いい意味で期待を裏切られた。 この映画の世界観も美しい。 バットマンに出てくる退廃した街が出てくるがそこもまた耽美。 傷つき暗い過去を背負う主人公たち。 単なるエンターテイメントに終わらないメッセージ性がしっかりとある。 悲しみがあるから幸せを感じられるし、人生は美しい。 オルフェウスの話が好きです。最後にしっかりとつながる。 ニックの相棒を務めたダンディニュートンと悪役ダニエルウーも素晴らしい。 ネタバレは出来ませんが、なんとも言えない余韻を残します。 一瞬一瞬を楽しんで人生を生きようと背中を押されたようでした。
愛にあふれている映画でした
SF、アクション、サスペンス映画は大好きでよく見るのですが、この映画は水に沈んでいく地球のそこで暮らす人たちの生活や、こんな死に方もあるのだと言う世界。そして記憶がホログラムで振り返れる未来の生活。 そんな未来の世界でも、麻薬のような薬で壊れている人間たちの世界や、一握りのお金持ちの世界も継続している。 主人公は数か月一緒に生活した女性を深く愛し、消えたその女性を未練がましく探しているのだけれど、私には未練と言うよりも深い愛を感じた。 こんなにも人を愛せるのだと言う。 いつものヒュージャックマンとは違う、強い人間じゃないけど、助けてもらう側の人間味あふれる役も素敵だと思いました。 そんな彼を愛し、見守っている別の愛の形がありました。 レビューがイマイチでしたので、期待していませんでしたが、私には素敵な映画でした。
ちっちゃい
予告編を観て、トータルリコールのような現実と仮想現実が交錯する展開を想定していた。 確かにそういう要素はあったが、失踪した恋人に収束していきプライベートな話に。 正直言って、どうでもいい。 勝手にしてくれという展開。 温暖化による海面上昇とか、ほぼ関係ない? バトルシーンも切れがなく、単純な殴り合い、撃ち合い。 テンポも冗長で、何度も吐息が漏れて時計を確認してしまった。 終盤の真実が明かされるシーンでは多少持ち直したが、 ラストはまさかの完全なる現実逃避。 全くもってすっきりしなかった。 はっきり言って、かっこ悪い。 ちっちゃい男だと思った。 大作だと期待していたのに、期待外れ。
SF設定でお腹いっぱいになるかも
めちゃくちゃいい話とは言わないまでも、よい話。 ただ、SFなので人によって好き嫌いは出そう。 一般的な人だと記憶潜入だけでお腹いっぱいになりそうで、そのほかの地球温暖化による水没海岸等の設定とかまで楽しむのはちょっときついかも………。
ヒュー・ジャックマンはいいけど。
地球温暖化で水没した都市の映像は、インパクト大。 でも、ストーリー展開は今までの、この手の他の 作品の寄せ集めの感じから抜け出せていない。 そこは少し残念です。 撮影は大変だったと思うけど。 ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン役以外での アクションシーンが見られるのはいい感じです。 クライマックスは予想していなかったけど、 最終的に訪れるべき場所は予想できた。 タンディ・ニュートンがかっこいい。
お年寄りの私には胸に響いた
最初のうちは、若干、だれ気味だったけど、後半からはだんだん面白くなってきて、最後の場面ではちょっとウルウルとしてしまいました。 過去にいろんな思いがある私のような年寄りには感じるところが多々ありました。 最近観た映画はハズレが多かったけど、久しぶりにいい映画を観れて良かったです。
良かったです。
ストーリーはもちろんですが シーンの見せ方が良かったです。 過去なのか記憶なのか現実なのか考えながら観るのが楽しかった。 クライマックスも素敵でした。 ただ、都市が水没してるって設定は要らなかったと思う。 二転三転するお話はボケ防止にもなりますな〜(笑)
僕は十分楽しめました
温暖化が進んで海面上昇したら都市はこんな感じになるのかしらん?ということが映像でリアルに感じられる近未来SFサスペンスアクションで、予備知識無しに素直な心で鑑賞したら僕は十分に楽しめました。映画館で観て良かったと思いました。ヒュー・ジャックマンもレベッカ・ファーガソンいずれも熱演でした。もちろんインセプションとの類似性は随所に感じましたが、インセプションほど現実と夢(記憶?)の区別がつかない感じではなく、その分わかりやすいと思いますが、インセプションを観たときほどの驚きと強い衝撃は感じませんでした。 ちなみに頭に何かをつけた状態で水槽に入って記憶の世界を旅するという表現の元ネタは1980年頃に公開された(僕はTVで観ました)、「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」というケン・ラッセル監督の変なSF映画ではないか?と本作を観ていて感じました。このおかしなSF映画は、頭に脳波測定用の皿電極を装着して、古いごみ焼却炉のような鉄製の水槽に入って、メキシコの先住民族からもらったマジックマッシュルームのエキスを飲んで、本人どころか、人類の記憶まで遡って、大変なことになる、という映画でした。 ちなみに高濃度の塩水を入れたタンクに浮いて、薬物を摂取するという、「感覚遮断実験」なるものが実際に1950-60年代にアメリカの精神神経科領域で行われていたそうで、その際に使用したものを「アイソレーション・タンク」と言ったそうです。 なお、レミニセンスは上記のおかしなSF映画に比べ娯楽性が高く、よりリアルで、何倍も面白い映画です。
2021年9月20日(月・祝)鑑賞2
正直言えば可もなく不可もなしといったところです。 少し脚本構想のスケールが小さかったかもしれません。 記憶に潜入して事件の真相を探るという展開については、個人の事情から展開を進めすぎてあまり共感できなかった感じがあります。 というのも、個人的な意見ではありますが、ある程度主人公が本職として、世の中の普遍的な事件、事故を調べていくうちに、とんでもないものを引き当ててしまった、そこから必要に迫られ記憶の世界に潜入していって、いろんな人の記憶に迫っていく中で、どえらい真相を手繰り寄せて、最後にはまさかあの人が黒幕だったのかよ!っていう展開がハラハラさせるし、鑑賞者もグイッと持っていかれる感があって良いのだと思うのです。(という展開になると勝手に想像してて) 何度も記憶に潜入すると戻ってこれないみたいなルールがあったとは思うが、その危険性の描写があまり感じられず、記憶のバンだけは上手に描けている程度のものでイマイチ練り込みが足りないのかなと物足りなさを感じてしまいました。 ある女性の失踪がきっかけではありますが、その女性への愛情が忘れられずにというのを主軸に置くとどうしても展開が単線になり、それ以上のものではなくなるかと思います。 せっかくヒュー・ジャックマンに出てもらっているのでしたら、もっとスケールの大きな戦いの中で、ある女性の愛を描き、それもまた映画全体をもり立ててくれるという展開で良かったのにという感じですね。 もし、ヒュー・ジャックマン出てなかったら下手したらB旧になってたかもしれないなと思ってしまいました。 ごめんなさい。
フィルム・ノワールを連想するような画面だが、意外に情感がこもった一作。
予告編の「記憶に潜り込む」描写や、青を基調としたポスターを観て、「クリストファー・ノーランの新作かー。でもなんか『インセプション』っぽいな」と思っていたら、ノーラン兄弟の弟の方、ジョナサン・ノーランが手がけた作品だったんですね(監督はリサ・ジョイ)。記憶を題材とした作品だし、ノーラン作品で脚本を手がけていたジョナサン・ノーランということで、非常に複雑な物語構造を覚悟していたんですが、実際はそこまでややこしい筋ではありませんでした(現実と記憶の区別が曖昧なところが作劇上のトリックになってはいるけど)。なぜかというと、本作で登場する記憶潜入技術は、再生はできるけど操作や改変はできないという設定となっているためです。このあたり、もしクリストファー・ノーランが監督していたら、絶対いじってくるだろうなー。 なんで本人の記憶を三人称視点で再生できるのか、といった疑問も出そうですが、これはゲーム『サイバーパンク2077』に登場する「ブレインダンス」という技法と同様、本人の見聞きした視覚/音声情報に従って、空間を再構成し直す、という技術だからです。そのため、本人が注意を向けていた対象、空間については緻密に再現可能ですが、あまり意識を向けていなかった部分の再生品質は劣る、ということになります。こうした理屈については、『サイバーパンク』では上手く説明されていましたが、本作ではあまり詳細な説明がなかったので、確かにちょっと分かりにくいかも知れないですね。 この、「取り出すことはできるけど操作できない記憶」という仕組みが結末の仕掛けに繋がっています。作品中盤までは、フィルム・ノワールっぽい硬質な映像とちょっと感情的になりやすい登場人物の言動の齟齬が気になり、一体どういった心構えで作品を鑑賞したら良いのか分からなかったんだけど、このクライマックスでは両者の要素が上手く噛み合っていたと感じました。 舞台となる都市を俯瞰で捉えた映像、水没しつつある街並みの描写は非常に素晴らしいんだけど、物語との繋がりがあまり感じられなかったところは残念でした。もっと舞台装置としても観たかったなー。
ヒュー・ジャックマンが抑え気味
の演技をしてたのか、いつもの熱情、激情型は怒りのときのみで、のめり込みました! どう展開されるのか分からないストーリーでしたが、記憶と現実の狭間がハッキリしてて混乱は起きませんでした。過去に行くとか、時流を変えるとかではなく。 ストーリーは何年後かのマイアミ。 地球温暖化で、水面があがり、元ある建物は床上 床下浸水は当たり前。長年の戦争も新たに起きた模様で、その未来の戦後を描いてます。人々は廃れた街、心を癒やす為に、記憶をリアルに蘇る機械が置いてあるとある店に集まります。そこのオーナーがヒュー・ジャックマン。相棒の女性と二人で営んでます‥という所からストーリーは始まります。 SF、サスペンス、ラブロマンスが盛り込まれてますが 1:2:7の割合の映画かなと個人的には思う。 最後の章は緩やかにエンディングを迎える創りなので、好みでした。
好き嫌いが分かれるかも⁈と思いました。
さて本作!ノーラン弟という事で観てきました。 結論を言うと“好みが分かれるかなー”と思いました。 私的には、音楽や雰囲気・ヒュージャックマンなど超満足していますが、激しいのが好きな方は厳しいかも(*´Д`) 名作であるローガンのイメージですが、弱さ・自覚した 絶望・の世界感など雰囲気が素晴らしかったです。 この感じは、なんでしょうか…観たことある様な無い様な(´・ω・`)ガタカにほんのちょっと似てるかもと思いました◡̈♥︎(観終わりの精神状態) ゆっくり映画を楽しみたい方は是非観て下さい!
NTRに脳を破壊されるヒュー・ジャックマン
SFというより恋愛色が濃いという事前情報を得ていたので文句はなかった ただ中盤ぐらいまでゲームみたいに聞いたらすぐに情報教えてくれるキャラばかりなのが気になった 映像美は良かったので劇場で見ることをオススメ NTRに脳を破壊されながらも必死に真実を求めるヒュー・ジャックマンが見れます
宣伝のミスディレクションで損した印象。
期待せずに鑑賞。期待云々ではなく、散々予告編で言っていた『彼は記憶潜入エージェント』…違うんじゃないか? 彼はあくまでもその場を提供するサービス業ではないのかい。まるで『インセプション』的な作品を想起させても良い事は無いよね。 そして本作品であるが、SFな世界観ではあるもののファムファタールなノワールである事は鑑賞し始めて15分で分かるね。気候変動で水位上昇により住める環境が著しく狭められた世界で、もはや希望も無く過去に縋りたい人間がこの装置で過去に遡る。とても不憫で絶望な世界観、ディストピアとして、この世界観はありだなと思ったね。 そしてレベッカ・ファーガソン、最近は作品も多く目覚ましい活躍ぶり。本作でも正体が掴めない謎の美女を演じている。 そしてファムファタールもののテンプレートに従って展開していくと裏切られる。この転調は見事ではあるものの、そういう作品だったのかと漸く気が付けると、それに満足できるかは見た人次第だば。
どうして低評価?
俳優の演技や台詞回し、ストーリーや演出についてもとても素晴らしく感じました。 やっぱりヒュージャックマンの迫力は凄まじいし BGMも雰囲気とばっちりで個人的にはいい時間が過ごせました。終わり方も友人や家族とあーでもないこーでもないと議論できる余地があり、久しぶりに満足した映画体験でした。 一部ですがネットや低評価をみるとノーラン弟が関わっていると言う事で、ノーラン作風の期待感が跳ね返っている様に思います。これからの方はそういう先入観無しで観ることをオススメします_:(´ཀ`」 ∠):
近未来SFなんだけど
予告で感じた超絶映像的なものは無く、それほど金掛かって無い近未来SF。というより恋愛物だなと。設定や展開、人物像に至るまで、感情移入しにくく、淡々と鑑賞した。あまりにも安易な考え甘い考えで動く登場人物達、ちょっと強引な展開、予想出来る結末に、かなり興醒め。結果はアンハッピーでもありハッピーとも言える。しかしこれまた何だろ...燃焼不足だな。 何か同じような感じでガックリした近未来SFあったな。あ、この感覚.....続編にして台無しにした『ブレードランナー2049』の感覚に似てる。近未来SFなら『未来世紀ブラジル』や『12モンキース』や『トゥモロー・ワールド』なんかの方に振った映画が観たいな。
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