劇場公開日 2021年9月17日

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レミニセンスのレビュー・感想・評価

全205件中、21~40件目を表示

4.0過去の記憶は変えられない。たとえそれが残酷であっても。

2022年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

難しい

"reminiscence" 「過去の記憶が、直後よりも時間が経った後の方が鮮明に思い出せること」
最初はストーリーに、ん?ってなりました。難しい話なのか、と思ってたけど、最後まで観てみると思った以上に爪痕を残してくる作品でした。心の奥にぐっと何かを押し込まれる感覚を覚えました。過去は変えられない。過去は戻ってこない。だからこそ、過去のことを悔やむより、今を生きることが大切です。

舞台は、街が水に沈んだ近未来。本当に世界は水没しそうで怖いですね。そんな現実味ある世界で、「過去の記憶ととある女性を巡る巨大な陰謀」との戦いが始まります。SF要素はモリモリです。SFといっても宇宙ではなく、一人の人間の記憶に潜む謎を探し出すいわゆる記憶潜入です。この手の作品も僕は結構好きで、SFに上手くめり込んでくるサスペンス要素が心を掻き立ててくれます。以前「秘密 THE TOP SECRET」を観たときにかなりの衝撃を受け、話が壮大すぎてとんでもなく大きいものが心に刺さった感覚がありました。今作はそこまでではないものの、過去に逃げる主人公の心の葛藤や何か見えないものに囚われるような苦悩はどこか共感できるものがありました。誰だって、守りたいものがある。守りたい人がいる。受け入れたくない現実がある。過去に囚われて動けなくなる時がある。この作品において記憶潜入の一番のテーマはこんな感じのことなのかもしれないです。過去を変えられたら・・・なんて誰しも一度は思ったことがあるでしょう。この映画は、そんな心情に深く突き刺さるような作品だったと思います。

ストーリーは確かに難しいです。でも、それでこそ映画というもの。こういった映画がもっと増えたらと思います。最後に、あなたの変えたいと思う過去の記憶は何ですか?

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ニンフィア好き

2.5助かって欲しいとか 幸せになって欲しいとか 露ほども思えない主人公

2022年7月4日
PCから投稿

クリストファー・ノーランの弟とその嫁さんと・・・
ノーランファミリー?で作った映画だそうで

途中で寝てしまったので話がいまいち
わかっていませんが

登場人物の誰一人として魅力を感じなかったので
(最近こういう作品多い)登場人物が
どうなっても、どうでもいいというか
アクションしててもふーん、って感じで
醒めて見てしまう

助かって欲しいとか
幸せになって欲しいとか
露ほども思えない主人公

メイの見た目以外のどこに惚れたのかさっぱり

女性監督らしいのに、そういう「女の事が
何もわかっていないのに愛を語る」的な部分が
クリストファー・ノーラン色ぷんぷんで。

話もやたらこんがらがってわかりにくく
面白いと思えなかったです

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Ririen

3.0よわい

2022年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

大作だとは思うけど面白いかっていうと…。
記憶潜入っていうテーマもそうなんだけど、
なんかどこかで見たような感じというか、
別にそこまで広がらないストーリーというか。

まぁ情に訴えるのももちろん必要なんでしょうけど、
そこにグッと引き寄せるような勘所というのかな、
そういう「引き」の強さは感じられなかった。

つまらなくはないけど、面白くもないっていう
特に印象に残らない感じの作品だった。

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mar

3.5メイの真実

2022年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

レベッカ・ファーガソン熱演でした。
雰囲気がありました。とても良かったです。

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tuna

3.0ブレードランナーがモチーフ?

2022年6月25日
iPhoneアプリから投稿

暗い近未来、貧富の差、記憶がテーマというところからブレードランナーがモチーフだと思いました。
屋上でのかくとうしーん、白い鳩を飛ばすところなども明らかになぞっています。
女性は勿論レイチェルですね。
ブレードランナーを見てから見るのをお勧めします

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Imitations guitar

3.0SF設定の自叙ハードボイルド

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

思い出をよみがえらせることを商売にするベニスター(H.ジャックマン)。運命の女メイ(R.ファーガソン)と出会って犯罪に巻き込まれていく。探偵がナレーションで自説を交えながら物語が展開するハードボイルドものによくある形式を踏襲している。レベッカ・ファーガソンが綺麗だったね。

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arlecchino

3.5前半はかなりダレたけど、後半はまあまあだったかな。 世界観はいいの...

2022年6月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

前半はかなりダレたけど、後半はまあまあだったかな。
世界観はいいのに、ストーリーが広がらず、惜しい感じ。

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hato

2.5要素が定まらず

2022年6月13日
PCから投稿

舞台が未来環境になっているハードボイルド。主人公バニスター(ジャックマン)はさながらフィリップマーロウだが仕事は探偵ではなく時間遡行の案内人。とはいえ美しい依頼人と謎が絡んでくる。オリジナルのようだがチャンドラーの翻案みたいな話になっている。

幾つかの大戦と海面が上昇した近未来。
街は水浸しでヴェネチアのようにボートで往来する。その雰囲気はいい。

物語は探偵ものを踏襲してバニスターの独白が随所に挿入される。深い低音域のあるジャックマンのナレーションはいいが、意欲的な外観の未来とは裏腹に、あんがい陳套な探偵話が展開する。

バニスターはマーロウのようにストイックではなく、美しい依頼人メイ(ファーガソン)に、溺れ、のめりこむ。
探偵ものには美しい依頼人が付きものだが、女を追う体になっていることで、ハードボイルドが失速した。

そもそもSFと恋愛とディテクティブストーリー、ぜんぶ入れようとして散漫になった。
結果、批評家からも酷評を浴び、tomatoesでは36%と37%、imdbも6点に届かなかった。ボックスオフィスも爆死している。

監督はTVシリーズのウェストワールドのクリエイターと紹介されていたが映画は初めて──とのこと。
本作だけではなんとも言えないが巧い演出ではなかったと思う。

批評家たちはとくに既視感(過去の映画で見たような絵面)をあげていた。

『バラエティ誌に寄稿したオーウェン・グレイバーマンは映画を「過去に観たことがあるものを完璧に調整した2時間の蜃気楼」と表現し、「『ブレードランナー』のようでもあり、『ゴッドファーザー』のようでもある。ビルや路地が残る水浸しのマイアミの風景は、『ウォーターワールド』や『ハンガー・ゲームシリーズ』の続編を思い起こさせる」と批評している。』(ウィキペディア、レミニセンスより)

とか、

『シカゴ・サンタイムズのリチャード・ローパーは2/4の星を与え、「『チャイナタウン』に向かう『バニラ・スカイ』のどこかで、『マルタの鷹』と『インセプション』が出会ったかのような独創的で野心的な作品だ。しかし、荒々しくて複雑な、そして最終的に失望させられるSFノワール『レミニセンス』は、あちらこちらへ進んでいくが、最後にはレールを外れてしまう」と批評している。』(ウィキペディア、レミニセンスより)

とか、言われていた。

個人的には記憶をいじる要素に「記憶探偵と鍵のかかった少女」(2014)を思いうかべた。いずれにしても既視感過多な映画だった。

ハードボイルドな探偵ものを未来設定でやった映画──といえばブレードランナーだが、思えばブレードランナーは1982年の映画なわけである。今(2022)となっては40年も昔なのだった。その光陰に愕然となる。

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津次郎

3.0記憶の旅人

2022年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公(ヒュー・ジャックマン)は人間の記憶を呼び出す技術者、あるとき美女(レベッカ・ファーガソン)がやってきて、失くした鍵を見つけたいという。
二人は惹かれ合うが・・・。
レベッカ・ファーガソンの美しさがすべて。

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いやよセブン

2.5ややこしいと言うより行き当たりばったり

2022年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

令和の作品なのに、2000年代のSF味を感じる。
なんか古臭い映画でした。

過去の記憶を辿りヒントを得るのだけど、
何か都合の良い道具のようにしか写っておらず、
過去でヒントを得、場所移動したら、
そこで何かが起こる、襲われる。
と言う展開が続き行き当たりばったりのように
思えました。
彼女は何者なのか?と言う始まりだったけど、
ラスト近くには、別にどうでもいいやとなってしまった
のが残念。

未来に生きるか、過去に生きるか。
そこに正解はないのでは?
と言うラストは優しかった。

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奥嶋ひろまさ

4.0意外と良かった

2022年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

レンタルで観ました。
気候変動の影響で海水面が上昇し水没した街、マイアミが舞台のSFサスペンスです。

レミニセンス〈記憶潜入〉を生業とする主人公ニックのもとに、謎めいた美女メイが仕事の依頼に訪れます。
当然のように惹かれ合う2人でしたが、別れも告げずに突然メイが行方をくらまして、そこからストーリーはサスペンスの様相に。
メイを追うニックは膨大な記憶と映像に翻弄され、予測もしなかった悲しい結末に向き合うことになります・・・。
巷ではあまり評価が高くなかったので期待せずに観ましたが、自分的には面白かったです。ストーリーにツッコミどころはあるものの、良作といえるのではないでしょうか。

ヒュー・ジャックマンは顔がアップになると年齢を感じました。
レベッカ・ファーガソンは、どこかで見た女優さんだと思っていたら、数日前に観た「DUNE/砂の惑星」に出ていたのですね。役で印象が全く違いますが、人間の記憶なんていい加減。

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JUUUN

3.0一昔前によく見たSF映画

2022年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

陸が海に飲まれた近未来。記憶を追体験させる店を開くニックは客のメイと恋に落ちるが…。
ヒュー・ジャックマン主演作。勝手にインセプションみたいな作品だと思っていたが、実際はSFハードボイルド捜査劇と言った感じ。嫌いではないが一昔前感もありやや地味に感じました。

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shotgun

3.02022年 84本目

2022年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

劇場視聴→DVDで2回目。
興行的にふるわかなかった本作。ヒュー&レベッカ共演作。なんだろう。2人の演技悪くないんだけど全体的に盛り上がりに欠ける作品。SF、サスペンス、ラブストーリー混ざってるが結局ラブストーリーかな。年齢層高めに加えコロナの影響もあったと思います。まぁ普通の作品でした笑

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しゅん13

4.0女性監督らしい視点

2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

CGを使っていないセットと人物へのカメラワーク、照明が素晴らしい。
これから観る人は、まず特典映像から観るべし!
この作品の制作秘話を知ってから観れば、この映画の本質が見えてくるはずです。
先入観を持たなければ、素晴らしい作品だという事が分かるでしょう。

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KENO1227

2.5SFかと思いきやラブストーリーかぁ

2022年3月6日
iPhoneアプリから投稿

騙されました。
SFのウエストワールドの監督だし、キャストもウエストワールド出演者が出てて、水没したデストピア設定でワクワクしたのに、、、、何故チンプなラブストーリーに??
いや、ヒューの執着なんか怖いし。
ちょっとハマらなかったなぁー。

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りう

4.0思っていたのとちょっと違った。もっとSFっぽいのかと思っていたけど...

2022年2月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

思っていたのとちょっと違った。もっとSFっぽいのかと思っていたけど、どちらかというとノスタルジックな感じ。

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toshiyuki_kudo

2.5いずれは記憶にございません…?

2022年1月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランがプロデュースし、その妻リサ・ジョイが初監督。
話も“記憶潜入”のSFサスペンス。
嫌でも『インセプション』の記憶が蘇る。
まあ、まるっきりの劣化パクりではなく、これはこれで別の味気はあったけど…。

世界の大半が水没した近未来。
特殊な装置を使って人の記憶を立体映像として再現させ、追体験させる“記憶潜入(=レミニセンス)”。
そのエージェントであるニック。
ある日、無くした鍵を探したいと現れた美女、メイ。
次第に情熱的に愛し合っていく二人。
が、突然メイは姿を消す…。
ニックは“レミニセンス”で彼女との過去に入り浸り…。

“レミニセンス”は顧客に記憶を追体験させるだけではなく、時には何かしらの事件の調査や手掛かりにもなる。
ある日検察から、瀕死の状態で発見された新興ギャングの男の記憶に潜入し、そのギャングの正体を探る依頼を受ける。
男に“レミニセンス”すると、そこに、メイの姿が…!
彼女は何か関わりがあるのか、巻き込まれたのか、今何処に…?
彼女の行方を必死に追う…。

水没した終末世界感溢れるビジュアルは見もの。殊に“水”を扱った映像やCGは美しくもある。
壮大なSF大作…と思いきや、話の始まりや雰囲気はSFを纏ったフィルム・ノワール。見た目は美しく見える“水の世界”の中に入っていくと、滅び廃れた町や暗い大都会。探偵とハードボイルドの暗黒街のようだ。

話が進んでいくと先述からも分かる通り、消えた愛を探し続ける男の“哀路”とでも言うべきか。
ラブストーリーというより、メロドラマ色の方が濃い。寧ろ、ディストピアSF×フィルム・ノワールよりこちらの方が主軸。

彼女を追い、彼女に関わる人物からも“レミニセンス”し、徐々に分かってきた彼女の姿。
悲劇。決して幸福ではない過去。
危険。周囲をうろつく男たちや組織。
“レミニセンス”していく中で知ってしまった真実。
それは、裏切りか、愛か。

哀愁たっぷりのヒュー・ジャックマンもさることながら、光ったのは二人の女優陣。
レベッカ・ファーガソンの美しさと悲しさを纏った魅力。
ニックを支え、心配するタンディ・ニュートンの好助演。

見る人によってはハッピーエンドでもあり、切なくもあるラスト。いやそれとも、ダメダメ未練たらたら女々しいだけの男の話…?
悲しいメロドラマとして見ればそれなりに悪くなかったが…
SF、フィルム・ノワール、メロドラマ…これらが全て巧みに合わさったら良かったのだが、今一つ巧みとは言えず。やはりどうしてもメロドラマ味が強く出過ぎている。
そうなると、せっかくのフィルム・ノワールのムードが勿体ない。
SFも然り。と言うか、水没した世界にした設定は絶対的に必要だったのか…?

全体的な話も所々面白味あったり、面白味無かったり。
題材や設定はいいのに、あっと驚く斬新さは感じられず、既存感を感じてしまった。
CG面でもそう。『インセプション』のような見た事のない驚異的な映像はあまり期待出来ない。あくまで世界観のみであった。

『インセプション』の劣化パクりではないが、何もかも遠く及ばず。
いずれ私が“レミニセンス”しても、本作の記憶が蘇る事はうっすらぼんやりだろう。

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近大

4.0決めるのは自分だ

2022年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

過去に囚われて生きるのか、
過去を糧にして未来へ生きるのか、
いずれにしても決めるのは自分だ。
この装置のように過去の美しい記憶だけにしたれないならば、
過去に区切りをつけて未来へと生きるのが、正しいのかもしれない。

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上みちる

2.0期待とズレたものを観ちゃった感

2021年12月22日
iPhoneアプリから投稿

ノーランブランドの看板が付いているせいで、人間の記憶の本質を深掘りするような深遠なテーマの、見応えのあるSFを期待したのに、これはいったい....

薄汚い街並み、ならず者が集まるバーに2丁拳銃、スローモーションの銃撃戦。アメリカンクラシックカーが走る街。
ノワール風SF+ファムファタール+ハードボイルド....多くの人が「何だか期待とはズレたものを観ちゃった感」に戸惑ったはず。

半分を過ぎたところでやっと物語が展開し始める。
ブレードランナーを思い起こさせる色調と屋上の追いかけっこ。これも何故か安っぽく見えてしまう。水浸しのマイアミ市街という舞台設定も終わってみると意味不明(?)。

終盤のまとめは頑張ったが、肝心な説明をナレーションで済ませる野暮なやっつけをしており、映画の評価を持ち上げるには至らず。色々詰め込んだけど1つ1つが弱く退屈。

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Yuk